Takの秘密の木

誰にもいえない気持ちは、誰もしらない秘密の木の洞に、こっそり語って蓋をするんだって。@2046

雷光

2007-10-27 | 俳優さんのはなし
親に頼まれてNHKの藤沢周平の時代劇「風の果て」を録画しているんですが、ちらりと目にしたその映像の中に道場のシーンがありまして、主要人物の一人が「雷光」の構えをとっていました。
たぶんキムさんの三村新之丞がなかったら、無いシーンだったろうなー・・・・・と。
それにしても、藤沢周平作品、やっぱいいっす。
あのリアルさ、切なさ、侘しさ、でもどこかあたたかい視線、大好きです。そして野望と虚無、熱さと冷たさのバランスが好き。
山崎豊子さんが描く人間像も、なんとも胸突かれるように切なくて大好きなんですが、キムラさん、地味と思う人も居るかもしれないけど、何気にいい作品に出てるよな~・・・・・・とつくづくと思いました。
そのあまりにリアルな人間像に愛おしさを覚えるようなものが多いな、と。
H EROもやっぱそういう面があると思うんで、キムラさん個人の志向がそうなのかな、とも。

くりゅうのリアルさ。
ゴールデンラジオで大竹まことさんも仰ってたけど、四葉のクローバーのエピソードはすごくリアリティがあって、あれがキムラさんのアドリブというのは本当に驚きです。
大竹さんの言うとおり、あのシーンこそが、一番くりゅうという人間を表現していると思ったから。
これは「華麗なる一族」のラストのセリフとまったく同じ感じだな、とも。
結局、キムラさん本人の解釈が、実は誰よりも鋭くて柔軟で、的を射ているのかも・・・・・と、ちょっと思ったりもしました。
検事バッチの秋霜烈日の意味を『自分達のような仕事は人の命を簡単に奪える。それを忘れてはいけない。』と言った時の気持ちを、くりゅうは何年経っても色あせずに持ち続けてるんだろうなー・・・・・と。
だからくりゅうは、滝田を獄死させることが、本当はやるせなくて辛くて辛くて、堪らないんだと思うんですよね。
間接的とはいえ、滝田をそういう状況にしたのは、誰でもない担当検事の自分でもあるから。
滝田のような人間を獄中死させなければならないということが、その重みが、自分自身の行動判断が、後悔はしていないしそれが義務であり責任であり当然だと思ってたとしても、くりゅうという一人の人間としては、とても辛くて悲しかったんだろうなー・・・・と。
美しい海を愛してた滝田を、あんな高い塀に囲まれて隔絶された、無味乾燥な部屋で、一人で逝かせなければならない現実が。
獄門が閉まる音にビクッとするくりゅう。
少しでも、外の空気の匂いとか季節感とか、青々とした生命力とか、滝田に届けたかったから、四葉のクローバーをお土産にしたんだと思うんですよね。
でも、いざ届けたら、今生の別れを告げられてしまって。・・・・・
そんな滝田を相手に、自分の辛さや悲しさ寂しさをぶつけるのも筋違いだから、黙って色にも出さずに耐えたくりゅうが、また何かくりゅうらしくて。
でもあの時の、寂しさを堪えきれないくりゅうの目が、切なくて切なくて。
くりゅうのそういうのをやっぱり全部わかってくれてて、あの無機質な監獄の部屋を、むしろ、清清しい白い部屋と感じるくらい、穏やかで幸せそうな顔をする滝田が、本当にすばらしいんですよ。で、滝田という人がそんな風に素敵であればあるほどに、くりゅうのやるせない悲しさや寂しさ辛さは濃くなる・・・・・。
いつも泣いてしまうシーンです。
あの場では泣けないくりゅうの代わりに泣いてしまうというか。・・・・・
法廷のくりゅうの弁論もやっぱり泣いてしまうんですけど、どっちのシーンも、どのセリフが、とか、どこが、とか、はっきり具体的に泣き所を表現できるわけではないんですが、全体として、いろいろな人の気持ちとか、心とかが、じわじわと自然と伝わって来て、何か胸を打たれてしまうというか・・・・・。いつの間にか涙が出てしまうんですよね。・・・・・
その、狙ったえげつなさが一切ないところが、キムラタクヤらしいところなのかな、と思ったりしました。

さてさて、次のICWRのShitaoはどんな役柄なのでしょうか・・・・・?
楽しみです。


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コメレスです。

フラメンコも良かったのですが、TRFさんとのUnite!The Night!も最高でしたね。
あの後列で、サムさんを真ん中に、キムさまシンゴちゃん女性ダンサーさん2人の、1列横並びのダンスシーンは、何だかまたゾクっと来ましたもの。すごくクオリティが高くて。
えげつない言い方をすれば、「・・・・・そりゃ、この画づらだったらお金は獲れるよね。マジで。・・・・・」と思いましたもん。なんか、さすがプロは高いお金払って見るだけのもんはあるな~・・・・とつくづくと。エンド・トークでシンゴとキムさんが揃って、あのシーンは「同じ~!と思った」とか言ってましたけど、確かにわくわくするクオリティがあったような気がします。
その後、シンゴとキムさまが前列に出てきて唄った時も、華やかでど迫力で、普段TRFさんって実は私はあまり買っていない方なんですけど、あのシーンには、あー・・・・・やっぱこの人たちってプロなんだー・・・・とつくづく思わさられました。

ちまみれべっどしーんですよね。(笑)
抱きしめて病を癒すとか。・・・・・
もうきあーーーーーーきあ~~~~~Shitaoってどんな~~~~~っ???とか騒ぎながらベッドを転がりまわらんばかりですよ。(笑)
ねぷりーぐで勝村さんを胸に抱きしめていましたが、そういうこと?とか思っちゃったりして、もう頭の中は妄想ではちきれんばかり。
ハグで心の傷を癒すのよーーーーーーーーー。
で、ちまみれべっどしーん。
ちまみれになりながらべっどしーん。
うーーーん・・・・・・ぐるぐる。ぐるぐる。いやーーーん。
あの香港の方の情報をどのぐらい信用していいのかはわからないですが、でも特別にキム○クファンというわけでもなさそうなのに、「すごい度量のある人」「一人一人に気を遣って」「本当に気持ちよく仕事ができる人」で、それを「聞いてて幸せな気分になっている」というのがすごくリアルだな、と思いました。(笑)
「吸い込まれそうに魅力的な瞳」・・・・・・・。
Shitaoさま・・・・・・・・・・。
お会いできるのは来秋でしたっけ?
待ちきれませんねーーー。

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