フィレンツェ&スペイン

今日は、友人のよう子と村松君が出演する
新国の研修所公演に行ってきました＠新国

演目は
フィレンツェの悲劇：ツェムリンスキー
スペインの時：ラヴェル

研修生といえど、そこは新国。
飯守泰次郎氏の棒で歌えるなんて、羨ましい！
色々とネットでの情報を見てみると
飯守氏のラヴェルは珍しいとの前評判だったので
楽しみでもありました＾＾

フィレンツェの悲劇は、数年前に二期会の本公演で
見たっきりでした。
かなりエロティックな演出で奇抜だったという事で、
チケット購入者には事前に今回の演出についての
ハガキが二期会から届いたのを覚えています。
かなり表現がハードですが、それは芸術ですので
どうかご理解下さい的な内容だったような。
もう時効だと思うので正直言いますと
実際はエロティックというよりも、
血だらけでなんだかグロテスクで・・・
あまりに衝撃的過ぎて、内容が殆ど頭に入って
こなかったのですが、ビアンカが林正子さんだった
事だけしか記憶にありません＾＾；

そんなイメージのフィレンツェでしたが、
今回はそんな奇抜な演出でも無く、ほっと安心。
勿論、そもそも愛憎劇である事には変わりないので
濃厚なラブシーンはありますが
それは他のオペラでも普通にありえること。
とにかく舞台床も壁も全てが血で染まるようなことは
ありませんでした（ほっ

よう子は思っていた以上に出番が多く、
黙役とはいえあれは本当に大変！
少年の役だったので大人よりも数倍動きも大きく
尚且つどちらの作品にも出てくる演出で
下手したら出番の少ないキャストさんよりも
沢山出ていたんじゃないかと思うほど・・・。
舞台もかなり斜めになっていて
そこを行ったり来たり走ったり回ったり
階段も上がったり降りたり。
あれは私だって息が上がっちゃうわ・・・と思う。
それを３日間もやったんだと思うと
本当にBravissima

村松君はスペインのロバ引き役でしたが
本当にキャラが面白くて、会場中の笑いを誘っていました。
心は優しいけれどちょっとどこか抜けていて
力だけが取り得のラミーロを見事に演じていました

隣にかなり神経質なご婦人が座っていて、
息が詰まるような思いだったので
休憩中に係員の方に事情をお話して席を換えていただきました＾＾；
後半はマリちゃんと一緒に研修生用の席にうつったので
お友達と話しながら気楽に見れました


２人ともお疲れさまでした



しばらくはゆっくり休んでね～