ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

糞の様なコメンテーター達

2024年04月16日 | TV番組関連

以前にも書いた事だが、ワイドショー報道番組に“コメンテーター”と称して出演する著名人の中には、申し訳無いけれど“”の様なが少なく無い。と思っている。番組内で予め取り上げられる事が決まっている事柄に関しては、MCから何を聞かれても、「然も深く知り尽くしているかの様な顔をして、“立て板に水”でコメントするけれど、突然入って来たニュースに対しては、素人でも言えそうな事すら言えなかったりする。」というのを、良く見掛ける。結局、自分の考えなんて持っておらず、「番組内で予め取り上げられる事が決まっている事柄を事前に聞き出し、自分又は他者の力を借りて“予習”しているだけ。」なのだろう。我々視聴者が知りたいのは“其の道の専門家による専門的な話”で在り、「ネット上に転がっている真偽不明な話を伝えるだけの代弁者。」なんか不要だ!

又、テリー伊藤氏や堀江貴文氏、橋下徹氏等に代表される様な、「自分をアピールしたいがに、世の中の一般的な意見とは正反対の意見を“態と”主張し捲る(=逆張り)。」というのも、どうかと思う。具体的に根拠を示した上での正反対の意見なら良いのだが、彼等が主張するのは“無根拠”な物が多く、結局は“目立ちたいが為だけの正反対の意見”でしか無い。

大谷翔平選手の元専属通訳だった水原一平容疑者が、大谷選手の銀行口座から約1,600万ドル(約24億5千万)を騙し取り、ギャンブルに使っていた事件ぬ付いて、次々と事実が明らかとなっている。騙し取った金額の余りの多さにも驚かされたが、水原氏の学歴詐称疑惑やら、「『2度のスピード違反』及び『運転中のマリファナ所持』で、交通違反として裁判沙汰になっていた過去。」が明らかにされるに到っては、「見た目は真面目そうなのに・・・人って本当に判らないな。」と感じさせられた。

先月、『大谷選手の銀行口座からブックメーカーに、少なくとも450万ドル(約6億8千万円)がギャンブルの支払いとして送金されていた事。』が明らかとなった。
」事に端を発する大騒動。どうやら、大谷選手は送金の事実を全く知らなかった様だ。個人的に大谷選手は、アスリートとしてだけでは無く、人としても好きな人物なので、ギャンブルに関わっていなかったという事実にはホッとしている。
 
事件の詳細が明らかとなる“以前”、ワイドショーで「こんなにも大金が、自分の口座から勝手に送金されていた事を、大谷選手が全く知らなかったという事は在るのだろうか?万が一、大谷選手がギャンブルに関わっていて、其れで送金を了承していたならば、大谷選手も共犯者として罪に問われるだろう。」みたいな発言をしたコメンテーターがた“らしく”、其の人物に対して猛批判が集まっているとか。「らしく」と書いたのは、自分は其の発言を実際に聞いていないからだけれど、其の発言をしたとされる人物は「多分、彼の事だろうな。」と想像は付く。

確かに「事件の詳細が良く判らない段階で、“の場”で大谷選手の共犯の可能性、踏み込んで発言したのはどうかと思うし、其の発言者が批判されるのは仕方無い。」と思う。でも、事件が明らかとなった当初は、「幾ら金銭に無頓着とは言え、こんなにも大金が、自分の口座から勝手に送金されていた事を、大谷選手が全く知らなかったという事は在るのだろうか?」と、大谷選手が好きな自分でも疑問に感じたし、そういう“視点”から考える人が居ても、其れはおかしくないだろう。問題は、「そういう考えを、“彼の段階”で、“公の場”で言ってしまった。」事だと思うのだ。

事件が明らかとなった当初、ワイドショーや報道番組に出演するコメンテーター達は、口を合わせたかの様に「大谷選手は無罪だ!」的な主張を繰り広げていた。彼等は“具体的な根拠”を示す事無く、「大谷選手は良い人だから。」とか、「大好きな大谷選手だから。」といった様な理由だけで、大谷選手の無罪を訴えていたのが、自分には何とも不気味だった。「良い人と思っているから。」とか、「自分が大好きだから。」という理由“だけ”でだけで、無根拠に“無罪”を訴えるならば、其の逆として「良い人と思えないから。」とか、「自分が大嫌いだから。」という理由だけで、又、無根拠に誰かを“有罪”と訴える可能性は在るだろう。そういうスタンス冤罪を生み出し兼ねないし、非常に危険だ。そういう意味では、“大谷選手の共犯の可能性に目を向けた人物”の方が、余程理性的で在る。(くどい様だが、「其れを、彼の段階で、公の場で主張した。」事に付いては問題。)

次々と明らかになる水原容疑者の悪行に付いて、ヴァラエティー番組では、MCを始めとする出演者達が口々に、水原容疑者の事を“痛罵”していた。信頼し切っていた大谷選手を騙したのだから、痛罵されるのも仕方無い事では在るのだけれど、そんな中、出演者の1人・カンニング竹山氏が冷静に吐いた一言が、自分にはズシンと響いた。録画していなかったので正確さには欠けるだろうけれど、其の一言は次の通り。

でも、そんな水原氏の事を、“良く知らないのに”『良い人。』だ何だと、散々持ち上げていたのはマスコミなんですよ。


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2 コメント

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Unknown (悠々遊)
2024-04-17 13:51:56
こんにちは
人は見た目に騙されやすい、典型のような事件でしたね。
初対面や付き合いの少ない相手を判断するとき、その内面までは知りようがないので、まずは外見で判断するのもやむを得ないことですが、それが度を越してしまうと真実を見失うことになると・・・。

逆張りについては必ずしも悪いことだとは思いません。
世間がAと言い、自分もAと思っていても、あえてBと逆張りすることで、AやBに対する人さまざまな考えが炙り出され、隠れていた事実や新たな視点が見えてくることもあるかと思います。
ただ、逆張りに固執してしまい、本来の自分の考えが歪められていくことになれば本末転倒と言えるでしょうね。

趣旨はちょっと違うかもしれませんが・・・。
自分はAと思っていても、Bと主張する依頼者の弁護を引き受けたとき、弁護士は依頼者の利益になるよう最大限の努力をする・・・弁護士の仕事はある意味、逆張りの典型かも(苦笑)。
>悠々遊様 (giants-55)
2024-04-17 16:43:30
書き込み有難う御座いました。今回は、此方にレスを付けさせて貰います。

「見た目も含め、“表面的な部分”だけで判断する。」というのは、何処の国でも見受けられる事とは思うのですが、特に我が国の場合は、其れが強い様に感じます。“経歴”というのもそうで、今回の水原容疑者だけに留まらず、某都知事やら某有名アスリートの元妻等、ボロボロと経歴詐称疑惑が出ている。「絶対にバレれるのに、何でそんな事するかなあ?」と思ってしまうのですが、其れだけ“表面的な部分”だけで判断する人が少なく無く、だからこそ「バレる危険性が在っても、取り繕う為に詐称してしまう。」という事なのでしょうね。

逆張り、自分も其れ自体は悪い事だとは思っていないんです。今回、”大谷選手共犯説”を主張した人物も、或る意味逆張りしたとも言える。「主流に流されず、傍流を行く。」というのは勇気が居るし、そういう“生き方”は大事だと思っていますが、問題は「自己アピールしたいが為“だけ”に、敢えて“無根拠”に逆張りし続けるというスタンス。」なんです。そういうのは、個人的にどうしても受け付けない。

弁護士の職務は「弁護する人間の利益に沿う弁護を最大限する。」事で在りますので、本来は「自身が『此奴は嘘を言っているな。』と少しでも疑う余地が在るのならば、弁護を引き受けるべきでは無い。」と思います。とは言え、金や(勝訴を勝ち取った際の)名誉に目が眩み、弁護を引き受けている様な弁護士が見受けられるのは、非常に残念。

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