失われた時を求めて

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オズの魔法使い

2008-09-23 13:22:07 | 映画
 アメリカ人にとっては馴染みが深い映画だそうです。最近の状況はわかりませんが、'70年代まではクリスマス・シーズン(つまり冬休み)にしょっちゅうTV放映され、私たちにとっての『ジャイアントロボ』みたいなものなのでしょう。

 この映画のセリフがいろいろな元ネタになっていますネ。

 古いところでは、エルトン・ジョンElton Johnの2枚組傑作アルバム「Goodbye Yellow Brick Road黄昏のレンガ路」。

もちろん、モチーフはオズの国へ続く「黄色いレンガの道」です。あ、彼はイギリス人ですが。


 セリフでは「There's no place like home(おウチが一番)」が、エディ・マーフィー主演の『ホーンテッド・マンション』で、マーフィーが幽霊に遭遇し現実逃避しようとするシーンで繰り返し絶叫しています(^o^)

 また、ケヴィン・コスナー主演『フィールド・オブ・ドリームスField Of Dreams』では、トウモロコシ畑に消える往年の名選手たちが「I'm melting! I'm melting!」と叫んでふざけていますが、これは「西の魔女」が殺されるシーンからの引用ですネ。

 主役「ドロシー」は、ヤン・デボン監督の『ツイスターTwister』での、竜巻観測装置の名前として登場します。装置の横っ腹には、ご丁寧にドロシーの絵が描かれています。「竜巻」でオズの国へと飛ばされてしまった映画のストーリーを引用した名称に、思わずニヤリとしました。

 現在は日本からは撤退してしまった「ダンキン・ドーナッツ」(高校生の頃、表参道の地下鉄出口の近くにあって、よく行っていました)の、小さいドーナッツ「マンチキン」は、もちろん映画に登場する小人たち「マンチキン」から名付けられました。


 映画本編では、私は「かかし」と「ブリキのきこり」のキャラが大好きです。彼らのダンスの動きが、ウマく設定と調和しています。
 翼を持ったサルのような「兵隊」たちの飛行シーンのワイヤー・ワークや、セリを使った「西の魔女」が現れるシーンなど、なかなか素晴らしい特撮が見られます。
 そして何といっても、OPとEDはモノクロで「オズの国」だけが極彩色の映像は、夢のような非現実感を強調していて、ウマい手法だと思います。私がこの映画をTVで初めて見た時は、冒頭がモノクロだったので「つまらなそう‥‥」と感じてしまいました‥‥。あぁ、バカ‥‥(^^ゞ


 考えてみると、私が『オズの魔法使い』に出会ったのは、学研の「学習」での連載読み物でした。

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4 コメント

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日テレの「オズの魔法使い」 ()
2008-09-23 18:53:52
1974年に日テレが実写化したのを見てました。
主演のシェリーが、「虹の彼方に」の日本語版主題歌を歌っていました。
学習雑誌の付録についてきた赤と緑(だったかな)の眼鏡をかけると、立体映像に見えるということだったけど…よくわかんなかったんですよね
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シェリー、懐かしい! (自由人大佐)
2008-09-23 19:23:58
 その番組は何回か見た記憶があります。ちょうど超強力裏番組『仮面ライダーX』は見なくなっていた時期でしたので‥‥。

 ルックスが可愛いのに、バラエティ番組では声と発言内容がガラッパチというギャップが‥‥。後年はガッカリしました‥‥。いや、本当に可愛かったのに‥‥。
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ワイルド・アット・ハート (てきとうヤマモト)
2008-09-23 20:32:26
デヴィット・リンチ監督の「ワイルド・アット・ハート」もクレージーな大人の逃避行(?)物語なのにベースになってるのは「オズ」でしたね。
「いい魔女」とかまで出てきちゃっておっかしかったです。
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未見‥‥ (自由人大佐)
2008-09-23 20:51:47
 カンヌのグランプリ作品でしたっけ? 私、まだ見ていないんです‥‥。
 探せばまだまだたくさんあるのでしょう。とりあえず、私が知っている or 気がついた作品を挙げてみました。
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