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なんだか、このブログで取り扱う映画がオカルト映画に偏っているような印象を受けてしまいますネ。でも、子どもの頃に見たくて見た映画って、こういった「怖いもの見たさ」のモノが多かったということなんですが(^^ゞ
昭和51('76)年
監督:リチャード・ドナー(スーパーマン、グーニーズ、リーサル・ウェポン、X-メン)
撮影:ギルバート・テイラー(ビートルズがやってくるヤァ!ヤァ!ヤァ!、スターウォーズ)
音楽:ジェリー・ゴールドスミス(猿の惑星、カプリコン1、エイリアン、スタートレック、グレムリン、ランボー、氷の微笑、インナースペース、ポルターガイスト、スーパーガール、カサンドラ・クロス、世界が燃えつきる日)
出演:グレゴリー・ペック(ローマの休日、白鯨、ナバロンの要塞、恐怖の岬、ケープ・フィアー)
リー・レミック
デビッド・ワーナー(わらの犬、戦争のはらわた、トロン、タイタニック)
レオ・マッカーン(HELP!四人はアイドル、青い珊瑚礁、フランス軍中尉の女)
この映画はTVでしか見たことがないのですが、CMで一息つけるので助かりました。ダミアンの正体に気付いた人々が次々と殺される事件は、その殺され方もショッキングですが、その事件が起こるプロセス、カメラマン・ジェニングスが気付く「影」、そしてその通りに起こってしまう事件など、それぞれの事件に徐々に結びついていく緊張感! 『水曜ロードショー』なら、事件が終わったところでCMに入り、「丸大ウィンナー」の「♪ラッパ一発ぶっ放せ」や研ナオコさんの「チャームナップ・ミニ」などのCMが程よいインターバルでした(^^ゞ
何度も書きますが、事件が起こる過程の描写が実に丁寧に描かれています。突然殺人鬼が登場する『13日の金曜日』や『エルム街の悪夢』のようなホラーではなく、恐怖が積み重なっていく手法が私の好みです。
ガラス板でジェニングスの首が飛ぶシーン(映画のスポットCMで何度も見せられていました)は、ハイスピードカメラによるスローモーション(ちょっとゆっくり過ぎるかも‥‥)で描かれていますが、派手に血しぶきが飛ぶわけでもないので生理的嫌悪を感じず、悪趣味の一歩手前で踏みとどまっているセンスに安心します(当時の技術不足の所為かもしれませんが‥‥)。
ダミアンが「悪意を感じさせない子ども」の姿であるのも、怖さを感じる要因でしょう。墓場で彼が山犬の姿の悪魔の子であることがわかった時の衝撃! そして頭の「666」の数字を見つけた時の戦慄!
タイトルの「オーメンThe Omen」が「予兆」という意味であることを予備知識として持っていて、ラストカットのダミアンの微笑を見た時、この映画の結末が破滅へのほんの始まりに過ぎないことを思い知らされます。続編は無視した方が、この映画のホントの怖さが感じられますネ。
また、ダミアンの正体に気付いた人々が次々と殺されていく事件の「予兆」の描写がしっかりしているのも、この映画のテーマであるモチーフの重層構造なのかもしれません。それぞれの事件に「予兆」があったのと同様に、この映画そのものが語っているのは、このあとに起こる大きな事件の「予兆」なのだと‥‥。
昭和51('76)年
監督:リチャード・ドナー(スーパーマン、グーニーズ、リーサル・ウェポン、X-メン)
撮影:ギルバート・テイラー(ビートルズがやってくるヤァ!ヤァ!ヤァ!、スターウォーズ)
音楽:ジェリー・ゴールドスミス(猿の惑星、カプリコン1、エイリアン、スタートレック、グレムリン、ランボー、氷の微笑、インナースペース、ポルターガイスト、スーパーガール、カサンドラ・クロス、世界が燃えつきる日)
出演:グレゴリー・ペック(ローマの休日、白鯨、ナバロンの要塞、恐怖の岬、ケープ・フィアー)
リー・レミック
デビッド・ワーナー(わらの犬、戦争のはらわた、トロン、タイタニック)
レオ・マッカーン(HELP!四人はアイドル、青い珊瑚礁、フランス軍中尉の女)
この映画はTVでしか見たことがないのですが、CMで一息つけるので助かりました。ダミアンの正体に気付いた人々が次々と殺される事件は、その殺され方もショッキングですが、その事件が起こるプロセス、カメラマン・ジェニングスが気付く「影」、そしてその通りに起こってしまう事件など、それぞれの事件に徐々に結びついていく緊張感! 『水曜ロードショー』なら、事件が終わったところでCMに入り、「丸大ウィンナー」の「♪ラッパ一発ぶっ放せ」や研ナオコさんの「チャームナップ・ミニ」などのCMが程よいインターバルでした(^^ゞ
何度も書きますが、事件が起こる過程の描写が実に丁寧に描かれています。突然殺人鬼が登場する『13日の金曜日』や『エルム街の悪夢』のようなホラーではなく、恐怖が積み重なっていく手法が私の好みです。
ガラス板でジェニングスの首が飛ぶシーン(映画のスポットCMで何度も見せられていました)は、ハイスピードカメラによるスローモーション(ちょっとゆっくり過ぎるかも‥‥)で描かれていますが、派手に血しぶきが飛ぶわけでもないので生理的嫌悪を感じず、悪趣味の一歩手前で踏みとどまっているセンスに安心します(当時の技術不足の所為かもしれませんが‥‥)。
ダミアンが「悪意を感じさせない子ども」の姿であるのも、怖さを感じる要因でしょう。墓場で彼が山犬の姿の悪魔の子であることがわかった時の衝撃! そして頭の「666」の数字を見つけた時の戦慄!
タイトルの「オーメンThe Omen」が「予兆」という意味であることを予備知識として持っていて、ラストカットのダミアンの微笑を見た時、この映画の結末が破滅へのほんの始まりに過ぎないことを思い知らされます。続編は無視した方が、この映画のホントの怖さが感じられますネ。
また、ダミアンの正体に気付いた人々が次々と殺されていく事件の「予兆」の描写がしっかりしているのも、この映画のテーマであるモチーフの重層構造なのかもしれません。それぞれの事件に「予兆」があったのと同様に、この映画そのものが語っているのは、このあとに起こる大きな事件の「予兆」なのだと‥‥。
子どもの頃、「13日の金曜日」という日が何となく気味悪かったのと同様に、昭和51年からは「6月6日」に特別な意味が加わりました。そんなことを思い出します。
怖かったです。
私もネタとして記してますが
http://blog.goo.ne.jp/ue-kj/e/def63162b102203a06ec39ddfad29349
正直言ってあの映画を見てから写真に写るのが怖くなりました。
写真に何か影が写ってないか気になりましたよ。
正直言って2や3は思ったほど怖くなかったのですが、最初のヤツの怖さは筋金入りでした。
成長したダミアンを描く『2』と『3』は別物の雰囲気で、ダミアンが意思を持って事件を起こしていました。この映画が持っている「得体の知れなさ」が薄まっていたと思います。
「心霊写真」やコックリさんも流行っていたあの当時、小学生はオカルトの波に飲み込まれていました。