日大アメフト問題

私もこの問題の決着に非常に興味がある。

興味があるなんて言ったら被害者の方やアメフト関係者には失礼だが。

大きく取り上げられる理由は、この問題が現代のスポーツ指導・教育現場のパワハラセクハラ等の問題の総括になるのではないかと誰もが思っているからだろう。

最近のレスリングの栄コーチのパワハラ問題もしかり。

古い徒弟制度のような根性論の悪習がもううんざりだと、ようやく私達一般人も公言する時なのだろう。


全く私見だが、昭和まで続いた根性指導は、スポーツでも勉強でもそれなりに成果を上げ、子供を鍛えた部分はある。

その後は自己とか独自性とか自主性とかもてはやされて、ゆとり教育に移っていくのだが・・・

だいたい人間およそ自発と言うものはやらない方が多い。

明日できる事は明日って結構思ってしまう。

それを教育では怒らないから、素直で怠惰な学生が増える。

素直なんでそれほど問題に見えないが、そんな子は善悪の判断も結構他人にゆだねたりしてしまう。

だから、素直な日大の選手が悪いタックルを言われるがままにやってしまった、と思うのだ。


何が言いたいかと言うと、根性論からの脱却は今こそすべきだが、同時に怠惰な素直さからも脱却する教育をせよ、という事。

子供も大人も。

その方法は、競技や社会そのもののルールを学び、お互いに忌憚なく意見を交わすことではないか。意見がないという意見も大事。そこから始まる。

つまらなくなった春ドラマ

出だしは良かったり、何とか持ち堪えていた春ドラマの幾つかは、徐々につまらなくなってきた。

①宮本から君へ

青春の迷いを描いているんだけど、恋愛ばっかりで挫折した。後半は良かったのかな。

②Missデビル

菜々緒のかっこよさと人事の話が新鮮に思えて見始めたが…

話はある意味非常にまとも。

なのに、菜々緒だけの異様なメイクとかセクシーすぎる衣装とか西田敏行のコメディアンのような悪人設定とか、浮きまくっていて飽きれるくらいつまらない。

正攻法で人事の問題を扱った方が良かったと思える。

菜々緒はキレイだが、デビルと呼ばせるための厚化粧は良くない。

それと木村佳乃が演技が下手だとわかってしまった。

③シグナル

過去と現在で交信できるために事件の結末がいろいろ変わっていくのが面白いのだろうが、あちらこちらに話がちらばってわかりにくい。

主人公も感情過多で話すので、そんなに思い入れしてるより早くしゃべれよと思ってしまう。

④花のち晴れ

登場人物が出そろうまでは、それぞれの境遇がいろいろ有っておもしろかったけど、出会ってしまった後は恋のすれ違いだけで全くおもしろくない。

ティーン向けだね。

⑤正義のセ

前回の検事と弁護士の同期同士の話も、今週の保育園の事故の話も、話はまともなのに、検事も弁護士も幼くて舌足らずで気持ち悪い。

キャリアを持つ女性を馬鹿にしてるとしか思えない描き方。

それと、広瀬アリスは吉高由里子の妹には全然見えません。顏も大きいしごつい。釣りバカの時はきれいだったのに。なぜ。

モンテクリスト伯 第５話 切ない

今更のモンテクリスト伯とか言う向きもあったけど、実はかなりおもしろいのではないか。


財力を手にしたモンテクリスト真海が、過去に自分を陥れた人間たちを徐々に徐々に破滅の道に導いて行く。

直接に本人に復讐するのではなく、悪人が持つ自分の中の悪魔を呼び覚まして行く。

その過程が恐ろしくかつ興味深々で見てしまうのだ。

だって、悪人が悪魔にやられるんだからね。

その中で、唯一の枷となるのが、昔の恋人なんだが…

今回顔を合わせてしまった時に、モンテクリスト真海は、「その人は死んだと思う事にした」と告げる。

この場面は切ないね。愛した人は仇の妻となり、恨みたい気持ちと愛おしい気持ちのせめぎあい。

ディーンフジオカは演技は下手だと思うが、こういう凛としたたたずまいの役はすごく合っている。

かっこいいね。

それにしても、仇の警察官僚の入間の娘の未蘭（岸井ゆきの）は全くのミスキャストだろう。

高級官僚の娘には見えないし、大人しい箱入り娘にも全く見えない。

悪いが、かわいくも清楚にも素朴にも見えないし、滑舌も悪い。

飲み屋で弁護士相手に管を巻いてるプロレス好きの売れない歌手にしか見えない。

このせいで入り込んだ気持ちが覚めてしまうんだよな。どうにかして。今更だけど。

木ドラ25「スモーキング」 1話～4話まで 怖いが…

フィルムノワール。深夜でしか放送できない暴力的な表現ありのドラマ。

それぞれが心に闇を持つ集団が暗殺を請け負う。

1話完結で、非道な悪人を抹殺するという、かなりグロテスクな描写があるドラマ。

でもすっとする。

必殺仕事人みたいな感じだね。

やはり人は法では裁けない悪を完膚なきまでに（まさしく・・・）叩きのめしてもらいたいんだよね。

そうでなければ、被害者は救われないと思うから。

オープニング、エンディングの映像と曲もいい。

次回からも期待します。

テレ東はやっぱりできる子だ。


あ、集団の一人がすごい怪力マッチョなんだが、よくドラマで知的なサラリーマンとかで見かける丸山智己さんがこんなマッチョ役で驚き。

モンテクリスト伯 第3話まで おもしろい

2話以降、自分を陥れた人たちを徐々に追い詰めて行く展開が割と早く進みどきどきしておもしろい。

確かに、その人たちに近づくのが簡単過ぎるきらいはあるが、でも視聴者は、誰がダンを陥れたのか知りたいし、それに対してどんな復讐をするのかという事を知りたいわけだから、ご都合主義の早さでも許せるかな。

それにしても、復讐がメインとなるには、カタキがどれだけ非道なのかが重要だよね。

その点、元兄貴分で、今は不動産業を手広く営む神楽を演じる新井浩文は腹黒演じさせたらぴか一って感じだ。

政略結婚の妻をほぼ無視。ダンを陥れた一件を上手く利用している。

ソフトな話し方の裏に悪人が潜むのがわかる。うまいな。

ディーンフジオカは演技は上手くないけど、伯爵になってからはそういう演技がかえっていいのかも。


全然関係ないけど、これに出ている大倉忠義と桐山漣の区別がつかない。