グリフォンの日記

時事のニュースについて書いていきます

これで終結?胡椒昼飯事件の続報

2007-05-31 20:28:06 | 犯罪

 例によって、本ブログで取り上げるのも3回目となりました。どうなることやらと思ってましたが、警察は捜査を打ち切ったそうです。本当のところ、どうなのか疑(うたぐ)る人(自分も含め)も少なくないと思いますが、これほどズサンでいい加減な犯行だったのかと頭を抱える次第です。

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 <以下、産経関西新聞より抜粋>
 
 大阪・ミナミのステーキチェーン店「ペッパーランチ」の店長らによる強盗強姦事件で、逮捕された店長、北山大輔容疑者(25)ら2人が女性客を狙うため、スタンガンや睡眠薬を店内に常備していたことが30日、大阪府警南署の調べで分かった。大阪地検は同日、逮捕監禁と強盗強姦の罪で2人を起訴。ほかに被害者はいなかったとして、捜査を終結した。
  
 起訴状などによると、北山被告と同店従業員の三宅正信被告(25)は今年4月初旬、女性を襲うことを計画。街で女性を誘おうとしたが、女性客を狙った方が拘束しやすいと判断し、スタンガンや睡眠薬、ベルトを店内に常備。客の少ない深夜の女性客を物色していたという。
 
 北山被告らは今月9日午前0時ごろ、20歳代の女性客にスタンガンを押しつけてベルトで緊縛。約5万6000円入りの財布を奪って睡眠薬を飲ませ、泉佐野市内のガレージまで車で連れ去り強姦した。
 
 犯行の発覚を防ぐためにガレージのシャッターを閉めており、「飼っておくつもりだった」などと供述している。
 
<産経新聞社>
 
http://www.sankei-kansai.com/01_syakai/sya053103.htm

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 スタンガンや睡眠薬を常備しているところ、店長になった頃(9ヶ月前)から犯行となったガレージを借りていたことなどどう見ても常習者の犯行に思えて仕方ない。「(被害者女性を)飼う」なんぞと抜かしているらしいが、本当に被害者は一人なのだろうか。マスコミ諸氏、大阪府警でさえ、この事件を大きく扱っているようには思えません。この事件については、多くの方が深く知って頂くとともに、風化させないように努力を惜しんではいけないのではないかと思いました。
 
 こういった手合いを死刑に出来ない我が国は、いったい何人の犠牲者が出れば法律を変えることが出来るのだろうか。

<この事件を詳しく知りたい方は、手前味噌ですが、自分のブログの”ステーキハウス2”に書いてありますのでご覧下さい。>
http://blog.goo.ne.jp/genroh2014/d/20070526


北海道で強姦事件

2007-05-31 20:05:42 | 犯罪

 本ブログを始めて、これで強姦事件は、何件目になるのだろうか。ナイフをチラつかせ、無垢な乙女を傷つけるゴミ野郎。いい加減法律を変えないと、犠牲者ばかりが増え続ける。
 
 北海道警旭川中央署は30日、車に女子高生を押し込んで乱暴した、監禁と強姦(ごうかん)致傷の疑いで、帯広市西15条南36丁目、無職・上村茂樹容疑者(34)を再逮捕した。上村容疑者は銃刀法違反容疑で逮捕されていた。調べでは、上村容疑者は23日午後11時半ごろ、旭川市内の路上で、帰宅途中だった高校2年の女子生徒(17)を「ナイフを持っているから切るぞ」と脅して車で連れ回し、車内で強姦した疑いがある。女子生徒は約1時間後、解放され、交番に駆け込んだ。旭川中央署は余罪もあるとみて、目下捜査中である。
 
<zakzakの記事:犯人名の名前が無い記事>
 
 http://www.zakzak.co.jp/top/2007_05/t2007053102.html
 
<日刊スポーツ:犯人名が明確に書いてある記事>
 
http://hokkaido.nikkansports.com/news/f-hn-tp6-20070530-206351.html

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 自分のブログでは、あえて”強姦”の二文字を入れております。マスコミ諸氏は言葉をすり替え、あまり事件内容が酷くなかったかのような印象を与える言葉を選ぶため、その危機感が薄れることを危惧しているからです。
 
 しかし、このケースでは防御策が立てにくいですね。民家やコンビニが近くにあれば、必死に逃げれば良かったのかもしれませんが、こうした唐突に訪れる事態に対して、想定しておかないと体が恐怖に硬直してしまうのも無理はないのかもしれません。
  
 言い方が悪いかもしれませんが、ある意味、育ちが良さが逆に逆手に取られたような事件かもしれません。普段の日常で、道を尋ねられたら、分かる範囲で教えてあげようとするのが、道徳(モラル)としてありました。現在は、その道徳を逆手踏みにじり、自分の欲望を満たすためなら、平気で人を欺く意地汚い人間蔓延していると思うのです。この無職・上村茂樹容疑者(34)のように。
  
 こうした個人主義(自分さえ良ければ公なんてどうでもいいという連中の総称)のためなら、他人なんてどうなっても良いというような我侭(わがまま)人間に対し、厳罰を設けるべきだと思う今日この頃なのです。


失われし友情の架け橋

2007-05-30 20:44:22 | 台湾・他の親日国

戦後60年が経過し、今尚、国家として自立できない日本。同じくして、大国間の争いの渦中に揺れ動く台湾。日本と台湾。再び本当の架け橋が完成するのは、何時になるのだろうか。
 
先日も書いた通り、台湾の李登輝前総統が30日午後、成田空港に無事到着された。来日は2004年12月以来、約2年半ぶりになるという。6月9日までの滞在され、李登輝氏の兄上が祭られている靖国神社への参拝、講演や記者会見なども予定されている。
  
 自分も機会があるならば、一度お目にかかりたい人物の一人である。日本精神(リップンチェンシン)を現在もなお、継承されている偉大なる先輩に、お話を伺いたいのである。(注:日本精神(リップンチェンシン)とは、”愛国”、”勤勉”、”公正”、”真実”、”責任”、”見識”、気概”といった、日本魂の総称を台湾ではこのように表現すると金美齢さんが言っておられる。)是非、日本を楽しんで、無事帰路につかれんことを祈るばかりである。

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<時事通信:李登輝前総統 来日の記事> 

(注:この記事は余計な一言で台無しになっている。中国の反発が必至かどうかは知らないが、税金の無駄遣い調査している暇が有ったら、その国益に反する言葉を慎んだらどうなのか。)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2007053000606
 
<産経新聞社:今回の訪問を受けて、安倍総理と塩崎官房長官が談話を発表>
 
http://www.sankei.co.jp/seiji/shusho/070530/shs070530002.htm
 
(今回の政府の対応は実に淡々としていて気持ちが良い。今後の中国との摩擦を考えれば、表向きの対応はこれでよいだろう。後は、粛々と先を見据えた計画と行動あるのみ徹して頂きたい。)
 


全ては闇に消えるのか

2007-05-29 21:28:23 | 国内政治

 全ての万物には終わりがあるように、我々の記憶にも忘却がある。悲しみ、憎しみ、激しく深く傷ついた時も、刻々と刻まれる”時”と共に、流れる忘却の川に身を委ね、人は生きる道程を学ぶのである。
 
 松岡前農水大臣は、何を考え、そして何を道連れにして、全てを終焉にさせようとしたのだろうか。今となっては、その答えは、遺書の行間にひっそりと潜(ひそ)めているのかもしれない。しかし、それを感じ取り、解答を取り出すことは不可能だろう。鍵という記憶は、天に持っていってしまったのだから。

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<TV-asahiから抜粋 : 松岡前農水大臣の国民向けの遺書の内容>
 
「国民の皆様、後援会の皆様。私自身の不明、不徳の為、お騒がせ致しましたこと、ご迷惑をおかけ致しましたこと、衷心からお詫び申し上げます。自分の身命を持って責任とお詫びに代えさせていただきます。なにとぞ、お許し下さいませ。残された者達には、皆様方のお情けを賜りますようお願い申し上げます。安倍総理、日本国万歳。平成19年5月28日松岡利勝」

http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/index2.html?now=20070529202603
 
そして、本日29日。再び闇の力に導かれた1つの魂が忘却の旅路に消えた。「緑資源機構」の元理事:山崎進一氏の自殺である。「政界と緑資源とを結ぶパイプ役」であったそうだ。
 
<ソース:毎日新聞>
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20070529k0000e040071000c.html  


寝言は寝てから言え

2007-05-28 23:09:03 | トラ場

 あえてこうやってタイトルに挑発的なこと書くのは、客寄せ要素の一つであることに起因する。今日の自分は憂鬱(ゆううつ)な気分である。しかし、鬱(うつ)も極めれば、有頂天になる。とは言え、まだまだ極めるには時間がかかる。まあ、適当に進めよう。
 
 このタイトルをつけたもう一つの理由は、トラ場とやらのお題目のいい加減さと貧弱さに呆れてしまったのも事実である。「衝動買いをしたことがありますか?」だと。「子供の頃におまけ付のお菓子を親に強請(ねだ)った挙句、その”おまけ”を3日で飽きて、お道具箱に放置した、ということはありませんか」、という愚問と何が異なるのか。さらに言えば、「○○ちゃんが持っているから、あれが欲しい」と母親にお強請りした挙句、結局一回も使用しなかった、計算ドリル、と何が違うのか。
 
 衝動買いの定義なんぞ、その場で欲しいと思って買ってみたが、結局一度も使われていない物、もしくは使ってみたが直ぐに飽きてしまった物に対して「ああもったいない」と思うか思わないかの差でしかない。つまり、よほどの大金持ちの家に生まれ、物は買い与えられ、爺やが居て、メイドが何人も居る生活をおくってきた坊ちゃん、嬢ちゃん(もしくは王子、姫さま)くらいしかNOの答えは出せないだろう。
 
 まあ、しつこく言うと嫌われるんでこの辺にします。どうせ思われるだろうから先に書いておきます。
「どうせ、ただの愚痴でしょ」
「ええ、愚痴ですが、何か?」


声優育成より下育成か

2007-05-28 22:17:40 | 犯罪

 きっと今日は、ブルーな日なんだろう。書きたいことも山ほどある日。そして、誰にでもある年数回の憂鬱(ゆううつ)な日。別に普段の日常と状況は変わらないのに、それは突如襲ってくる。
 
 先日、東京三菱UFJ銀行の卑劣な野郎のことは、お伝えしました。この件は卑劣を通り越して、呆れるばかりなり。声優界も並々ならぬ状況ですね。”就職を餌に鯛を釣る”ならぬ、”声優家業を餌に、小エビ”を釣ってしまいましたとさ。

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<以下、TVアサヒより抜粋> 
  
「面接に合格させてやる」と言って、16歳の少女にわいせつな行為をしたとして、芸能プロダクションの社長が書類送検されました。
 
 芸能プロダクション「アーツビジョン」の松田 咲實 社長(58)は、去年12月、面接試験を受けに来た16歳の少女に「声優として採用してあげる」などと約束し、社長室に連れ込んでわいせつな行為をした疑いが持たれています。松田社長は先月4日に逮捕されましたが、病気のため釈放され、28日に書類送検されました。警視庁は、余罪があるとみて捜査しています。調べに対し、松田社長は「私がやりました」と容疑を認めているということです。 
 
 http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/index5.html?now=20070528124020

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小エビ呼ばわりかい!っと良い突っ込みをされた方も居られるかもしれません(笑)まだ、女子高生(それとも家事手伝いかな)だったので、そう比喩してみたまでです。しかし、今これを書いている時点で、GOOGLEで検索したのですが、うまくヒットしませんでした。(よくある心象操作??)
  
これが噂に聞く、「枕営業」って言うのですかね。昔から言われて久しい事例なので、あまり驚きませんけどね。


有耶無耶(うやむや)になったモノ

2007-05-28 21:43:39 | 国内政治

 今日は何故か空しさを感じる日でもある。風が強いからではない。雲の数も少なく、夏の日差しが燦々(さんさん)と照らす。しかし、心の隙間に埋めるピースは見つからない。まるで、組みあがったはずのパズルが、意地悪を仕掛けたかのように。
 
 松岡利勝農水相(62)が28日、東京都港区赤坂の議員宿舎で首をつって自殺を図っているのを秘書とSPが発見した。松岡氏は慶応病院に運ばれたが、午後2時に死亡が確認された。
 
 松岡氏をめぐっては、資金管理団体「松岡利勝新世紀政経懇話会」が家賃や光熱費がかからない議員会館を事務所にしながら、光熱水費として毎年500万円以上を計上していた問題が発覚。

 国会答弁で「何とか還元水を使用した。今どき水道水を飲んでいる人などいない」などと答弁。1本5000円のミネラルウオーターを購入していた疑惑も指摘されていた。
 
  こうした矢先、農水省所管の独立行政法人「緑資源機構」発注の林道整備事業をめぐる官製談合事件が発覚。東京地検特捜部は24日、談合を主導した同機構の理事ら6人を独占禁止法違反(不当な取引制限)容疑で逮捕している。
 
 松岡氏が支部長の自民党熊本県第3選挙区支部と、同氏の資金管理団体「松岡利勝新世紀政経懇話会」は、この官製談合事件をめぐり独占禁止法違反(不当な取引制限)容疑で公正取引委員会の立ち入り検査を受けた公益法人や会社から、計686万円の献金を受けていた。
 
<ソース:Zakzak>
 http://www.zakzak.co.jp/top/2007_05/t2007052890.html

仕組まれたものなのか、運命だったのか。全ては、闇に葬られた。そして、それらは時と共に我々の記憶からは忘却されていくだろう。彼の命と引き換えにして。


ある歌姫の死

2007-05-28 21:28:04 | 訃報

 世代というものがある、それは、その時その場所で巻き起こる様々な現象(ブームともいう)から建造され、やがて時の経過とともに、風化し、そして人々の記憶の中に埋没していく。しかし、既に忘却されたその記憶の断片が、微かに呼び出されることがある。それは人の死である。自らと直接面識はなくとも、世代という記憶の中から取り出され、当時の面影を我々の脳裏に呼び覚ます役割を持っている。そんな一人のボーカリストが昨日帰らぬ人となった。
 
 27日午後、ZARDのボーカル 坂井泉水(いずみ)さんが都内の病院で、転落死された。現段階において、遺書等も見つかっていないので、自殺なのか事故なのか不明。坂井さんは、昨年6月に子宮頸(けい)がんと診断され入退院を繰り返した。そして、今年4月には肺への転移が見つかり、再入院。癌という宣告が下された時、どれだけの恐怖とこの世の無常さを彼女は知ったのであろうか。
 
様々な憶測は飛ぶだろうが、その歌声は我々が死ぬまでその記憶からなくなることは無いだろう。
謹んでご冥福をお祈り致します。
 
<ソース:読売新聞社> 

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070528it04.htm


ステーキハウス強姦事件2

2007-05-26 19:46:40 | 犯罪

 今週は政治ネタが多く、自分の思っていることを長々と書いてしまいました。読みにくいかもしれないなあと考えつつも。(ちょっとだけ反省)と言う事で、今日は少々気になる事件の続きを扱いたいと思います。
まずは、以下をご覧頂きたい。 

<ペッパーランチの強姦・強盗事件のまとめサイト>
http://www22.atwiki.jp/pepper_rape/ 

 そもそも、この事件を知ったのは、言わずと知れた某巨大掲示板のニュー速+でした。そして、5月16日自分のブログ内でもこの記事を扱ってきたのですが、それっきり続報がありません。(救出された女性の証言では、犯人は店長と部下、他2名だそうです)さらに、この事件、一部マスコミでしか取り上げず、何かキナ臭い感じがしてまいりました。
<ちなみに以下URLは自分のページの5月16日分です。> 

http://blog.goo.ne.jp/genroh2014/d/20070516
 
 まとめサイトをご覧になった方はお分かりの通り、いくつかの疑問点が浮上しております。だいぶ前から犯行現場のガレージを借りていたらしい。制服を着たまま堂々と犯行を行う。何故、報道が大々的にされないのか。Googleのキャッシュから外された(らしい?)のか。
 
 ところで、このような話聞いたことありませんか。とある東南アジアに旅行にいった日本人女性が洋服店に入り、試着室に入るといつの間にか消えていた。そして、その消えた女性はこれまた東南アジアの見世物小屋で、手足と舌を切られ、”牛女”として見世物になっていた、と。
 
 大分前の話になりますが、普通の週刊誌にこれが載っていて、都市伝説だろうと思っていました。しかしながら、”牛女”は嘘に近いとしても、人身売買といった行為がなくなったとはっきりいえないですね。なんせ、救出された女性の証言によると、犯人(北山or三宅?)に「こんなこと(強姦)は何度もやとるんや!」と脅されたそうで、他にも被害女性がいた可能性も現時点では否定できません。(大量の免許証や許可証、衣服が犯人の借りていたガレージから見つかったとの情報もあります)つまり、他にも被害者がいるにもかかわらず、現段階において、その被害者達が出てきていない事件なわけです。どうもこの事件、根が深そうで、不気味な気もしますね。
 
 <追記>
 人身売買については以下のサイトで扱われております。本当の話であるかどうかは、(自分には)断定できませんが、結構、酷い話なのでご覧になる方は、心してご覧になるようにして下さい。
 
 <人身売買に関するサイト>
http://oriharu.net/jjinsin.htm


北朝鮮の挑戦?

2007-05-25 19:55:22 | 国内政治

本日、25日午前、日本海に向けて北朝鮮のミサイルが打ち込まれる事件があった。
射程距離は100~200キロと推定される。ミサイルの種類は地対艦ミサイル「シルクワーム」改良型か、短距離弾道ミサイル「スカッド」 より小型のミサイルらしい。
 
(ソースは以下の共同通信)
http://www.47news.jp/CN/200705/CN2007052501000488.html  
 
相変わらず、平和ボケした日本を刺激してくれる国、北朝鮮。実際にミサイルが日本に落としたら、日本政府がどういう対応をするのか、プロ市民がどう動くのか。日本としての危機管理能力が、試されることになるだろう。
 
 しかし、これらの情報がアメリカの衛星によって伝えられたというのは、どうなのだろうか。日本の技術者達が結集すれば、日本の領海内を見渡して、情報収集ができる装備ぐらい作れそうなのだが、誰かが邪魔しているのだろうか。まあ、アメリカとしても、自国で作ったものが売れなくなっては困るので、偵察、諜報はアメリカに任せておけ、って感じなのかもしれない。
 
 それにつけても、日本の諜報、偵察能力はまだまだ低いと感じる。これは、「スパイ活動防止法」が無いことが大きく関わってくる。先日も国家(日本)を守るべき海上自衛隊からアメリカの国防にも関係する「イージスシステム」に関する超極秘事項が、漏洩してしまった。(中国人妻がどう関わったのかは、未だ謎。)正直、最重要情報でさえ、バケツに囲えず、壊れた笊(ざる)のように、駄々漏れ状態にしていては、それこそ欧米、欧州からの日本への信頼もなくなってしまうだろう。
 
 「スパイ活動防止法」は、何れにせよ作らなければならない法案である。先々月くらいに「デンソー」で起きた、中国人による部品の図面データの窃盗・中国へ送信事件や自衛隊内の情報漏洩の数々を見れば、日本の国益と照らし併せてみると、何時までも見て見ぬふりの出来ない法案だ。特に自衛隊、警察官等の公務員など、自分や家族に危険が及ぶかもしれない住所等の個人情報までもが、垂れ流しになっている状況に政府自体が、即座に対応すべきである。
 
 こう書くと俗にいう「平和主義者」、「共産主義者」が、直ぐに反発する法案でもある。彼ら曰く、戦時中の憲兵隊による弾圧の如く、検閲を行い、罰することができる(かもしれない)法案だからっとの理由があるらしい。しかし、自分が思うのは、「戦時中の悪事(今現在の日本の法律、規律と照らし合わせて)としてしか、物事を捉えられないような人間」に今の日本を語る資格なんぞない、と思う。
 
 無論、日本人の思考を操り、そうした世相、思想に世論を持っていこうとする輩がいることは、改めて言うことでもないだろう。当然、そうした連中は、日本そして日本人の弱体化を進めるのが目的なのだから、日本人の味方のようなフリをして近づき、取り込もうとする。結局、そうやって騙された日本人(騙された本人は騙されたと思っていないのがミソ)が一番惨めなことになる現実があるにも関わらずである。現在の日本を取り巻く状況は、左巻きの言う理屈では解決できない問題が山積みになっている。
 
 もし、戦争を本気で回避したいのなら、情報戦に勝つことである。先の日中戦争でも中国の仕掛けた、「日本軍が如何に酷い残虐非道な軍隊か」を示すために、わざわざ残虐な写真をアメリカやイギリスでセンセーショナルに流させた。しかし、その残虐写真は、中国人が日本人を襲い、約230人の犠牲者が出た通州事件のものや捏造写真が多分に含まれていた。結局、中国人の方が情報戦略戦で勝利することになった。今更いう問題でもないが、情報戦に疎い、日本はこのままでは、何処と戦争をやっても勝てないだろう。そうなる前に、諜報部が必要になるし、その法律も必要に成る。その魁が、「スパイ活動防止法」なのだ。