Le cheval noir

全然更新できてない…orz

ルメさん応援記10その2~お返しのお返し~

2010年02月16日 22時27分47秒 | Lemaire騎手(Japan)
今回は応援記その2という独立した題ながらも、内容的にはその1の後編的な感じになります。


《前回のあらすじ》

畏れ多くもルメさんから大量のプレゼントを貰ってしまった管理人は、
翌週のバレンタイン開催※にお返しを持っていくことを決意した。
しかし渡す機会はご本人がレースに勝ち、ウイナーズサークルに現われないことには決して訪れない。
(ちなみに去年は渡せずにトレセン宛で宅急便送りに…)
果たして、お返しのゆくえは?ルメさんは1つでも勝ち鞍をあげることが出来るのか?
次週に続く!







いつものような土曜日を迎えた私でしたが、この日は妙に緊張。
そしてウイナーズサークルの周りの雰囲気もいつもと違いました。
それはこの土日が所謂「バレンタイン開催」だったから。

「いつも応援しているあの人にプレゼントを渡したい!」

という女性ファンで華やぐ2月14日に最も近い2日間を個人的にそう呼んでいます♪
東京では実際にバレンタインSという名前のレースが開催されますしねv

特に今年は去年お渡し出来なかったリベンジを果たしたい!という思いと、
とにかく前回書いた通り、プレゼントのお礼を、お返しをしなきゃという半ばプレッシャーのようなものを感じていました(滝汗)


しか~し、緊張する私を尻目に、
あっさりと期待していたそれは第2レースで達成されてしまいました。





メイショウエバモアとの超!長~~~~~い叩きあいを制し1着入線!!!
あ、あれ?もう勝っちゃった!?
嬉しいけどなんだか拍子抜け?^^;
いえいえそんなことはありません。ルメさんおめでとうございます♪


そしていつものようにウイナーズサークルのサイン台付近の隅で待機して「おめでとうございます!」と声をかけていたいたのですが、
そんな私に対して口取りに向かいながらルメさんが何かを指差し

ル「ほにゃらら!」



大問題発生です。

え~っと、ルメさん…今なんておっしゃったんですか???(これで何回目だよ)




(avecヴォイジャー君)



今までにも大変恐縮ながら何度かこういうことがあり、
そのたびに私達の会話は英語、日本語、仏語のちゃんぽんで、外国語オンチな私は全てを理解することは出来なくても、
常に部分的には彼の話す内容を理解出来ていました。

しかし、今回は何語だったのかも解らない始末(爆)

本当に…すみません…orz


とりあえず、唯一のヒントである彼が指で差し示した方向を見てみることに。
すると、そこにいらっしゃったのは前回や取材の件の際にとてもお世話になった、
ルメさんの通訳さんでした。
しかし、通訳さんは関係者の方とお話されており、とても私なんぞが声をかけられる雰囲気ではありません。
お仕事のお邪魔をするわけにはいきませんし…
むむむ。


その後、いつものようにサイン会をしてくれていたルメさんにお返しの品々(神戸の洋菓子と手紙)
をお渡しし(「アリガトー♪」と仰って頂けましたv)
無事に目標達成出来たことで本当ならもっと大喜びしていてもよかったはずなんですが、
さっきの出来事が引っかかって引っかかって…




そんな感じで迎えた4Rのパドック。
いつものようにボ~っと馬を眺めていた私の背後から
なんだかヒールのような足音が急速に近づいて来…る!?!?



「玄米茶さん!」



急に呼ばれた私の名前(本当は本名の下の名前でした)。
も、も、もしかして!?!?



そこに立っていたのはルメさんの通訳さん!
え~っ!?何でこんな所に!?お、お仕事中では!?!?

「さっき渡そうと思っていたんですけど、出来なくて…
これ、クリストフからのJC等の勝利記念の帽子です!」


通訳さんが渡してくれたのは、なんとルメさんオリジナルの2009年のG1勝利記念のキャップでした。
もう手が震えるどころじゃなかったです。
完全に思考停止状態に陥っていました。

それでも、先週に引き続きこんなに素敵なプレゼントを用意してくれたルメさんへの感謝の言葉と、
お仕事中にも関わらず、私の所まで来てくださった通訳さんへの感謝をお伝えしました。
それでも、もう言葉なんかでは私の気持ちはとうてい収まりません(涙)
どうしたらええんやー!!!!



しかし、ルメさんのターンはまだ終わりません。
その直後、パドックに登場してきた彼に頂いたキャップをパタパタふりながら
「ありがとう!」と声をかけたのですが、
ニカッとした満面の笑みとウインクをさらに貰ってしまいました…
もう駄目。玄米茶は瀕死です。


ルメさん本当にありがとうございました!!!!
来週でついに2009-2010シーズン最後の騎乗になりますが、土曜は全力で応援しますね♪
無事に全騎乗を終えられますように。



最後になりましたが、頂いた帽子は




フロント部分とつばにルメさんのロゴ(イニシャルCが馬、Lが鞭で表されている)とお名前が、
サイドとバック部分に去年勝ったG1全7勝のレース名が刺繍されていました。




真ん中にはPrix du Jockeyclub(ジョッキークラブ賞、フランスにおけるダービー)が。
レース名を見ながら、あれはあんなレースだった、こんなレースだった…
なんて去年の思い出にドップリ浸かってみたり(笑)


本当にとっても貴重なものを頂いてしまったなぁ、と今更ながら身が竦む思いです。
Christophe, Merci infiniment !!!!





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【拍手お返事】

2月12日 NAKAGOさんへ

本当にルメさん素敵過ぎて困ります(笑)
彼は私達ファンの前ではいつも紳士かつ真摯なので、ウイナでのサイン会では
「めっちゃかっこよかったな!」とか「良い人やな~」や「優しい人やったな!」
としみじみ呟かれている人達をよく見かけます。
騎乗だけではなく、こうやって地道なファンサービスで着実に日本でのファンを増やしていけるルメさんって本当に凄い人だと思います♪
これからも彼への感謝の気持ちを忘れずに、微力ではありますがファンとして精一杯応援し続けていこうようと思っています。
それでは、コメントありがとうございました!

ルメさん応援記10その1~一週早いバレンタイン~

2010年02月12日 20時25分59秒 | Lemaire騎手(Japan)
年明けからずっと忙しかったので、
ルメさんが勝っても勝ってもなかなか記事をあげられませんでしたorz
なので今回は1~10勝目までまとめていきます♪








①デンコウラッキー
1月23日 京都3R 3歳未勝利 ダ1400

今年最初の勝利!
去年末の事を考えると、最初の騎乗で早速勝ってくれるとは思わなかったので本当にビックリ&嬉しかったです♪
口取り式になぜかメイショウの松本オーナーがいらっしゃったので???と思っていたのですが、
デンコウのオーナーさんとお友達なんだそうです。







②バトードール
1月23日 京都4R 3歳新馬 ダ1800
エンジンがかかるまで少し時間がかかったような印象をうけましたが、最後は圧巻でした。







③カクテルローズ
1月23日 京都5R 3歳未勝利 芝1600
内から馬群を割って差しが決まっての1着でした。
圧倒的人気馬(内のディオメデス)がいた中でよく頑張ってくれたと思いますv


この1~3勝目は連続騎乗での勝利だったのですごく嬉しかった記憶があります。
しかも4戦目はハナ差2着でした。惜しいっ!
やっぱり一昨年から去年にかけてのG1での活躍あってか、ウイナは人、人、人の山!
全然ルメさんに近づけなくて「おめでとう!」すらなかなか言えない状況でした^^;







④シャインモーメント
1月30日 東京4R 立春賞 芝1800
逃げた人気馬を上手くマークする形の競馬。
直線では長くて良い脚を使ってくれましたね♪







⑤アグネスジャスパー
1月31日 京都5R 3歳新馬 芝1800
アグネス×河内先生とは…応援せざるを得ない。

この時のサイン会では「ゲンキ?」と声をかけて頂けましたv
サイン台の付近にいると後ろからどんどん人が来て、
一番端のスミにいたのにもかかわらず軽く押しつぶされそうになっていたのですが(滝汗)
そんな私の様子を見たルメさんは「アブナ~イv」と言いながら、何故か満面の笑みでした(^皿^)
笑ってる場合じゃないよ(笑)タスケテー!!!






⑥メインストリーム
1月31日 京都10R 松嶺S 芝2400
素晴らしい追い込みでした!雨で馬場が渋っていたのもよかったのかもしれません。
メインの京都牝馬S直前の表彰式だったので、ウイナには私を含め5人くらいしかファンがいませんでした(笑)








⑦メテオロロジスト
2月6日 京都4R 3歳新馬 ダ1800
逃げる逃げる!途中でルメさんが珍しく後ろを振り返って後続を確認しているのが気になりました。
少頭数のレースだったこともあってか圧倒的人気に応える形での圧勝でした。





⑧ネオスプレマシー
2月7日 東京3R 3歳新馬 ダ1600
手動くの早過ぎ(汗)と焦らされましたが、杞憂に終わってよかったです。
コメントを見る限りでは、やはりエンジンがかかるのが遅いみたいなんですが、
すごく大人しい子らしいので騎手としては意外に乗りやすいのかも?



⑨バトードール
2月7日 東京7R 3歳500万下 ダ1600
新馬に続く順当勝ちでした。ルメさんも大絶賛!!!将来が楽しみですねv



⑩マイネルーチェ
2月7日 東京9R 箱根特別 芝2400
なんとこれが3年6ヶ月ぶりの勝利。内で脚を溜めれたのが勝因かな♪
次走で引退らしいのでなんとか無事に花道を飾って欲しいですv






《総括》

去年の1~2、11~12月は通算12勝しか出来なかったのですが、今年は既に10勝!!!
あと4日騎乗機会が残っているので2月中に去年の記録を超えるのも難しくないかも?
このまま日本での好調を保ってドバイの、そしてフランスのシーズンに突入して欲しいです。
頑張れ~♪






そして、副題の件なんですが…
私が最後に現地観戦で観たルメさんの7勝目でそれは起こりました。

いつものようにウイナで口取り式前に「おめでとうございまーす!」「アリガトウゴザイマース!」と声をかけあっていると、
ルメさんと一緒にいた通訳さんがなぜかまっすぐこちらへやって来ます。
え、何?何?と混乱しているうちに通訳さんは私の元に到着。


「クリストフから貴女へです!」


と渡されたのは何かがたくさん入った袋。
恐る恐る中身を確認すると…出てきたのは宝の山でした…。

今年のJRAカレンダー、08年JRA賞のパンフレット(かな?)、クオカードectect…
しかもそれら全てにしっかりサインが書き込まれていました。

手が震えました。

こんなにたくさん!?なんで?どうして!?
私は幕を見ていただけるだけで、声をかけた時にお返事していただけるだけで満足なのに、
こんなに色んなものを頂いてしまって、もうどう感謝していいのやら訳がわかりません(混乱)

口取り式後のサイン会が終わった時に「Christophe、merci beaucoup!!!」とお礼はお伝えしたのですが、
到底足りません。こんな言葉だけでは私の気持ちが治まらなーい!!!(涙)


と、いうわけで明日の淀には気持ちばかりのおかえし(早くもホワイトデーか?逆だけど/笑)を持参して出陣したいと思っています。
ルメさん、明日は頑張って下さい!!!何が何でもプレゼント持って帰ってもらいますから♪




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A la sante de Vodka et de…~4.Lemaire!

2009年12月31日 20時49分28秒 | Lemaire騎手(Japan)
EQUIDIAの撮影最終日、東京競馬場ではジャパンカップが行われました。

日本の代表と海外から招待された馬たちが戦う、この私の大好きなレースでルメさんが騎乗したのは日本を代表する名馬ウオッカでした。

私は残念ながらバイトで東京に駆けつけることは出来なかったので、家でレースを観ていたのですが、この一年に一度しかない大舞台で、日本の大将格の歴史的名牝に、フランス人であるルメさんが騎乗したのは本当に嬉しかったです。
騎手として、日本で彼が認められているからこそ生まれたこのコンビは「日本競馬とルメさんを紹介する」番組のラストを飾るには、これ以上無い程素晴らしいカップルだったと思います。



そして、レースの結果は皆さん既にご存知の通りです。

ウオッカもルメさんも、それぞれずっと悔しい思いをしてきたこの舞台で、
ブルースリの猛追を凌ぎ切れたのは「どうしてもこのレースに勝ちたい!」という陣営の執念、強い思いが生んだ奇跡だったんだと思います。



レースの後にクルーの方が「凄いレースだったね、おめでとう!観てた?」とわざわざ電話をかけてきてくれました。
これから彼のインタビューをするところだとおっしゃっていたので、それでは私からもお祝いの言葉も伝えていただけませんか、とお願いしたのですが、

こんなこと今までの私には考えられませんでした。

今から4年前に彼のファンになったばかりの頃の私に、ただTVや雑誌で彼の活躍をみて感動していた頃の私に、今の状況を伝えてもきっと何一つ信じなかったと思います。

普通ならこんなに騎手と一人のファンの間は近くならないはずです。


全ては全部全部、横断幕を掲げたことがきっかけでした。





今回この記事を書くにあたって、最初に横断幕を造った時の記事を改めて見返してみました。

「果たして気付いてもらえるだろうか、
もしも気付いてもらえたとしたら後で騎手仲間やご家族とのおしゃべりのネタにでもしててくれたら嬉しいな」

自分の横断幕を見て反応している騎手なんて見たことが無かった私は横断幕を出す前はこんな風に考えていました。
しかし、この時の私の予想は大きく外れたことになります。


まさか、あんなに満面の笑みでファーストコンタクトをいただけるなんて思っていませんでしたし、人づてではありますが幕を出したことに対してお礼をいって下さるなんて想像もしていませんでした。
さらに、幕だけでなく私のことも覚えてくれていて、ウイナーズサークルで声をかけて下ったりプレゼントまで下さったり…

さらにロンシャン競馬場まで応援に駆けつけた時は本当に、本当に普通のファンでは一生体験できないような素敵な経験をさせていただきました。
他にも昨年のエリザベス女王杯JCD東京大賞典など現地観戦でたくさんのG1勝ちを見ることが出来ましたし、彼のおかげで非常に楽しい応援生活が送れたと思います。

そして、今回の件がありました。

信じられない。こうして並べて書いてみると本当に何一つ信じられない思いです。





取材中は結局、彼本人にお会いすることはありませんでしたが、
実はクルーの方からもう一つ、聞かされていたことがありました。



「日本で貴方の事をすごく応援している子の事は知ってる?」


クルーの方がルメさんにこう質問されたそうなのですが(インタビューではないと思います)、それに対して彼は


「もちろん知ってるよ!よく知ってる。
彼女が横断幕を出してくれるまでは、日本で僕の事を知っていて、
応援してくれている人なんて誰もいないと思っていたんだ。
だから、嬉しかった。横断幕を出してくれて本当に嬉しかった。」


と答えてくれたんだそうです。

そんなことない、そんなことないよ!私以外にも貴方が騎手としても一人の人間としても素晴らしい方なんだということを知っている人はたくさんいる。
私だけじゃない!貴方のことを応援している人はたくさんいるんですよ!
私はそう叫びたかった。

それでも、想いは言葉や形にしなければ伝わることはありません。
今思うと、私の横断幕は彼にとって目に見える形での最初の日本での応援メッセージだったのかもしれません。

私の横断幕は、彼を勇気付けていたんでしょうか?
彼の支えになれていたんでしょうか?






実は個人的なことになってしまうのですが、当時彼のファンになったばかりの私は将来が見えなくて、
常に漠然とした不安をかかえていて、自分の存在価値さえ疑ってしまっているような不安定な時期でした。

私が何か行動することが誰かに良い影響を与えることがあるなんて考えもしなかった時期でした。


そんな時にルメさんを知り、彼に努力すれば、強く願い続ければ夢は叶うんだ、想いは伝わるんだということを教わりました。
また、私が行動を起こすことが誰かのためになる事や、必要としてもらえる事の嬉しさを強く実感出来ました。


彼のファンになったことがきっかけで、そして横断幕を出したことで、本当にたくさんの人との出会いがありました。
このブログを通してや、競馬場に通ったことで、本当にたくさんの友人が出来ました。
それまで国際交流なんて全く縁の無い生活を送っていたのに日本だけでなく、フランスにもたくさん知り合いが出来ました。
一枚の幕がたくさんの人々との出会いを呼び、こんなに大きな人の輪が出来るなんて思いもしませんでした。

でも、それもこれも全部横断幕に対して、私が応援していることに対してルメさんが真摯に答えてくれたからこそ起こりえた事でした。
彼が彼であったからこそ、この一連の出来事がありえたんだと思います。



最初は彼を支えるつもりで掲げた横断幕でした。
でも、いつの間にか彼の為の横断幕は私の心の支えにもなっていました。


ルメさんがあるインタビューで横断幕で応援するスタイルについてこうおっしゃられていました。


「とてもいいですね!情熱を分かち合っている感じがします。」


私はそれまでなんとなく、横断幕というものは、応援の対象になった人や馬に対してのファンの「存在表明」もしくは「巨大出席簿」のようなものだと思っていました。幕は基本的にパドックに張りっぱなしなわけですし…
だから、彼の言うような「想いを分かち合う」という発想があまりわかなかったんです。

でも、よくよく考えてみると今の私たちの関係はまさに「想いを分かち合った」からこそのものなんですよね。
お互いの存在がそれぞれある部分で救いになっていたのかなぁ…と僭越ながら、今ではそう考えています。




これまでも、これからも、彼に誇りに思ってもらえるようなファンになりたいという願いは持ち続けたいと思っています。
来年も彼と共に走り続けたいと思っています。


それでは、この長い文章を最後まで読んで下さってありがとうございました!
皆さんよいお年をお過ごし下さい!!






Topの写真はmattariさんから頂きました。ありがとうございました♪

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思えば、ずいぶん「遠く」まで来てしまったものです…




皆さんいつも拍手&コメントありがとうございます♪
お返事はもう少しだけお待ち下さいm(_ _)m



シリーズの題名「A la sante de Vodka et de…」は最終回の「Lemaire!」を最後につけると「VodkaとLemaire騎手に乾杯!」という意味になる…はず。
JC優勝時のParisTurfの記事から引用しました。



あと、最後の最後になってしまいましたが番組の放送予定についてお知らせします。
残念ながら日本では映らないようなんですが、二本立てになるみたいです。

・「Christophe Lemaire : "La Zen Attitude"」
制作,Gilles Chopard 形式,ルポルタージュ 52分
1月4日22時、6日23時半、7日9時半、8日8時半、11日23時

・「Japon, la folie des courses」
制作,Aleksandar Dzerdz & Jean-Philippe Belleudi 形式,ドキュメンタリー 52分
1月6日22時、7日8時半

題名と制作者から察するに、私が登場するかもしれない?のは後者だと思います。
もし、見れるよ!という方がいらっしゃいましたらよかったらご覧下さい;



おまけ


取材して下さった3人のクルーの皆さんです。
本当にありがとうございました!!!

A la sante de Vodka et de…~3.私の世界を変えた人~

2009年12月30日 23時55分09秒 | Lemaire騎手(Japan)
更新が大変遅くなってしまってすみませんでした。


卒業論文などで非常に忙しかったということもありましたが、内容としても1つの記事を書くのにこんなに悩んだことはありませんでした。

私にとっては想いが強すぎて、どうしても独り相撲な内容になってしまうのが怖かったんです。
どんなに推敲しても満足のいく文章が仕上がらなくて、楽しみにしてくださっていた方には本当に申し訳ないです。


なんとか年内には書き上げたいと思い、今この記事を上げるに至ったのですが、なんだかぶつ切りの話をいくつか無理矢理くっつけたかのような不自然な仕上がりになっていますので、もしかしたら後々記事を上げなおすことになるかもしれません。

拙い文章ですが、どうか広い心でご覧下さい。




==================





そしてMCS当日。


最初は「取材といっても長くて一時間くらいかな?たぶんちょっとパドックとかで私がルメさんを眺めているところを撮って、レースで応援している姿を撮って、ちょろっと話をして…」
みたいなのを想像していました。


でもそれは大違いでした。


最初は9時に競馬場前で待ち合わせだったはずが、いつの間にか8時過ぎに京阪の枚方市駅待ち合わせに変更になり、なんと電車に乗っているところから撮影がスタート(笑)

「わくわくしてるような感じで!」と演技指導もされたのですが、
一人で電車に乗ってる設定でそれは難し過ぎます(滝汗)
もう、本当に緊張しました…

今まで一度もカメラに映されたことなんてなかったし、演技の経験も無いし。
しかも私の一挙一動がフランスで放送される可能性があるなんて…

信じられない。本当に信じられない。

そんなことがあっていいんだろうか。



そして競馬場について、ルメさんが3Rに登場した時ももちろん撮影中(滝汗)

私はいつもどおり、パドックをぐるぐる回る馬達を撮り、騎手の皆さんを撮り、
ルメさんを撮って、彼と恒例の挨拶をしていたのですが(いつもありがとうございますv)
彼も何が起こっているのかはもちろん承知の上だったんだと思います。
笑顔が普段の3割り増しだったような気が^^;


トップの写真は近くで私たちを観察していた船長さんが撮ったその前後の写真です。

あ、客観的にみた前日当日の私の様子は船長さんのブログからご覧になれます(滝汗)
私が色々書くより客観的にみた記事の方がわかりやすいんじゃないかと思います。




ちなみに、その頃「主役」のルメさんは




レースの合間に何かを語っている様子。

某スポーツ紙で紹介されていた記事によると、ルメさんと撮影クルーの方々は他にも一緒にトレセンをまわったり、京都や奈良(歴史遺産の観光?)に行ったりしていたんだそうです。
日本の文化や競馬が彼らの目にどう映ったのか非常に気になるところです。


その後も私はピンマイクを付けられ、カメラと一緒に競馬場内をウロウロウロ。
私にとってはなんてことのない、いつもの普通の行動でも、きっとフランスでは珍しく映るんだろうなぁ…(滝汗)
動きも緊張してギクシャクしてしまっていたような気がします。

ここで、ちょっと怖いなと感じたのが「玄米茶の競馬場における一日」が日本の競馬ファンのスタンダードな行動スタンスだと思われたんじゃないかということでした。
たぶん、他にも競馬場の撮影はされていたはずなのでファンの大多数を占める「馬券おやじ」の紹介もあるかと思うんですが、私は馬券をほとんど買わないし、もちろん予想も新聞をじっくり読んで深く考えたりしないしないので、こんなんでいいのかなぁ…と(汗)



そしてそして、丸一日そんなこんなで撮影は無事終了。

結局約8時間の長丁場となりましたー(爆)

しかしながら、予定していたインタビューは時間が足らず、翌々日の火曜日に持ち越されることに。
私なんかの撮影の為に皆さんお疲れ様です、そしてすみませんでした…という気持ちで一杯に。
私なりに精一杯努力はしたつもりなんですが、期待に応えられたとはとても思えない(涙)





===========




場面はとんで、今度はインタビューの話です。
場所は色んな事情があって滋賀まで行くことに。

本当ならインタビューにいきつくまでに色んなことがあったんですが、割愛していきなり本題まで早送りでいきます^^;


まずは名前、年齢、大学生であることなど、自己紹介から始まり、競馬を好きになったきっかけ、どれくらい競馬の知識があるのか、どれくらい競馬場に通っているのかの基本的な事、さらにルメさんのファンになったきっかけ、彼のどこが好きなのか、正直な話、いったいどういう間柄なのか(爆)などを質問されました。

私はそれぞれの質問に対して丁寧に答えていったのですが、
実はインタビュー中にこのブログのことにも言及しました。
このブログの存在は「私と競馬、私とルメさん」を語る上で絶対に切り離せない大切なものだったからです。
このブログの存在があったから、そこをきっかけにたくさんの友達が出来たから、たくさんの読者の方々と思いを共有出来、また勇気を貰えたからこそ、私はここまでこれたんだということを勝手ながら話してきました。


そして、ルメさんのどんなところが好きなのかを話していたのですが、この時に私の心の中ではこの取材の話を最初に受けた時から感じていたある想いがどんどん大きくなっていっていました。






どうして?


ねえ、どうして?


私は貴方のただのファンに過ぎないんですよ?


私が貴方にしてあげられるのは競馬場に行って、横断幕を出すことだけなのに

いつもいつも、なんでこんなに私によくして下さるんですか?




どうして?



どうしてファンの代表に私を選んでくれたの?


こんな貴重な機会までいただいてしまって、私はどうやって貴方に報いればいいんですか?


私が貴方にどれだけ感謝しても足りることはないって事はわかっていますか?


ねえ、私はどうやって貴方にこの想いを伝えればいいの?







胸の中でどんどん大きくなり、膨れ上がった感謝、感動、畏敬…言葉では表しきれない色んな想いが、恥ずかしいながらいつの間にか堰を切って涙として溢れ出していました。





「彼のおかげで今の私がいるんです。彼が私の世界を変えてくれたんです。」


「ただ、怪我をせずに元気でいてくれるだけでいいんです。」


「いつの日か、彼が凱旋門賞を勝つ時にはそこに自分もいたいと思っています。そして彼に直接『おめでとう!』と伝えることが私の夢です。」





それでも彼への感謝の気持ちや、ファンとしてこれからの彼に望んでいること、そしてファンとしての私の夢はしっかりと伝えてきました。

号泣しながら話し続ける私につられてなのか、クルーの皆さんも最後はちょっと涙目に…(滝汗)
こんな雰囲気にするつもりはなかったのに!と焦りまくりましたが、「ありがとう、とてもよかったよ!」とおっしゃって頂けたので安心しました。

最初は、フランスの人々にあなた方の国の騎手を応援するファンが遠い日本にもいるんですよ!ということを伝えたい、私だけでなく日本の競馬ファン全体の情熱を知ってもらいたい!というつもりで話していたのですが、最後はいつのまにかルメさんへの個人的なメッセージになっていました(汗)

私なりに精一杯努力したつもりではあるのですが、それでも今思うとまだまだ言い足りないこともあったし、今となっては後悔しても遅いのですが、ああすればよかったなぁ、こう言えばよかったなぁと思うところは多々あります。
それでも、あの時の私の想いの全てをぶつけることが出来たのはよかったなぁ…と思うんです。

私は途方も無い語学音痴で、普段の拙い英語&フランス語でのやりとりでは私の考えていることは半分もルメさんに伝えられていないと思っていたんです。
だからこんな貴重な機会を頂けて本当に嬉しかった。
今まで彼に話したことも、手紙で書いたこともない話をたくさん、たくさんしてきました。


私の真剣な想いはきっと、クルーの3人に伝わったと思うし、そして(映像が使われていれば、の話ですが)きっとルメさんご本人にも伝わる日が来ると信じています。




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最終回に続きます。

遠征決定!

2009年12月13日 18時51分57秒 | Lemaire騎手(Japan)
ルメさんが有馬でフォゲッタブルに騎乗するという話を聞いたので、
私も26~27日に中山まで行ってきます!

騎乗出来るのは27日の1日だけですが、26日は予習ってことで^^;
中山大障害もあるし♪


ただ、問題なのが、私が一度も中山競馬場に行ったことがないということなんですよね(滝汗)
横断幕を出すとしたらめちゃくちゃ早く並ばないといけないと思うんですが、
どの入り口に並べばいいのかもわからないし
開門後にどこに向かって走ればいいのかもわからないし(笑)


どなたか一緒に中山でルメさんを応援してくれる人はいないでしょうか?


誰か~助けて下さ~い(涙)



(追記)
割引の券があったので、今回は飛行機で!
ホテルも予約完了。



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取材の記事なんですが、更新が止まってしまっていて本当にすみません orz
読むのには数分しかかからないのに書くのには数時間かかってしまうのが私の常なので(汗)
卒論の提出が終わるまで待っていていただけると嬉しいですm(_ _)m

A la sante de Vodka et de…~②Je suis Turfist~

2009年12月03日 23時23分35秒 | Lemaire騎手(Japan)
結局、土曜2Rのルメさんの話が自分の語学オンチが原因で理解できずに(涙)
モヤモヤが残ったまま迎えるはずだったMCSの3日前に突然一通のメールが届きました。


「クリストフ・ルメール氏の取材の件でご協力お願いできますか?」と。



最初は何かのドッキリか、いたずらなんじゃないか?と思いました。
私は別に関係者でもなんでもない、本当にただのファンでしかないからです。

実はそのメールを送ってくださった方は、フランスの競馬専門放送局EQUIDIA(日本のグリーンチャンネルみたいな感じ)の取材クルーの人で、
日本競馬の特集とそこで活躍するルメール騎手の密着ドキュメントを撮るために来日している、とのことでした。
北海道の牧場や、栗東トレセン、京都&東京競馬場等を回られる予定だったそうです。

そんな中で私に連絡を下さったのは、私がルメール騎手のファンだと聞いたから、ということでした。

このお話を聞いて、やっと私の頭の中でぐちゃぐちゃになっていたものが全て符合することに。
そうか、ルメさんが先週私に伝えたかったのはこの事だったのか!!!
フランスのTV局が取材の為に来日するなんて、思いつきもしませんでした…
いや、最初からちゃんと私が全部会話を聞き取れていればこんなにビックリすることはなかったはずなんですが orz
いや、聞き取れていたとしても、その番組に自分が絡むことがあるなんて普通は思いもしませんから、どっちにしてもビックリしていたはずです(大混乱)
な、何がどうなってるんだあああああ


また、取材の内容としては競馬場でルメさんを応援する私の一日を追いたい&何故競馬が好きなのか、何故彼のファンなのか、彼への想い、情熱を語って欲しい、とのことでした。




以上の内容をふまえて、落ち着いて先週のルメさんのお話について改めて考えてみます。
多分、こういうことだったんですよ…ね???


「フランスのTV局が来週取材で日本に来て、僕の特番を撮るらしいんだけど、君が僕のファンだって事を伝えて、彼らに君のメールアドレスを連絡しとく(した?)からね」


これなら、いきなり私のところにメールが送られてきたのもうなずけます。
だって、フランスで私のアドレスを知ってる人なんて、日本人の友人達以外にはルメさんしかいませんから…!!!※



この件で私が最初に感じた感情は「驚き」でしたが、その次に私に襲い掛かった感情は「不安」でした。



私なんかが日本のファンの代表としてフランスのメディアに出てしまっていいんだろうか。

私の態度一つで、私の発言一つで、もしかしたら日本について誤解されたり間違った認識を持たれたりしてしまうんじゃないだろうか。

私は彼が望んでいるようなファンでありうるのだろうか。失望させてしまうのではないだろうか。


不安、そして突如覆いかぶさってきた「ファンとしての日本代表」という責任に私は押しつぶされそうになっていました。




しかし「驚き」「不安」の感情の後に、私を包み込んだのは純粋な「感謝」でした。


いつも感じていることですが、私は本当にただのファンでしかない存在です。
私が普段やっている「競馬場に行く、横断幕を出す、ファンレターを書く」といった行為は
「騎手のファン」としては珍しくない行為のはず。
なのにどうして?
これまでも、パドックのたびに横断幕を見てくださったり、手紙に返事を下さったり、ロンシャンでは特別エリアに招待してくださったり…
どうしてルメール騎手はこんなにも私なんかに色々な「こと」を与えてくれるのでしょう?

フランスのTV局に取材されるなんて経験、普段は普通の大学生活を送っている私にはとうてい考えられないことです。
こんな貴重な経験をするチャンスは二度と無いはず。
そんな貴重な機会を与えてくれた彼に私はどう報いればいいんでしょうか。



今回の件において、私が彼の為に出来ることは一つだけでした。

いつも通りルメール騎手の応援をすることで、また競馬への、彼への私の真剣な想いを知ってもらうことで、EQUIDIAの方々に日本の競馬の良さを知ってもらい、ひいてはフランスの競馬ファンに遠い極東にも熱い競馬ファンがいることを伝えるためのお手伝いが出来たら。

そしてそれが彼のためになるなら、喜んでこの取材に参加させてもらおうと覚悟を決めた瞬間でした。





時は飛んで、先週のJCの前にルメさんがおっしゃっていた言葉を紹介します。

「プレッシャーに押しつぶされるよりは前向きに!」


まさに、その思いを胸に抱いて、私はいつもと違う日曜日を迎えたのでした。







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皆さんたくさんのコメント&拍手、本当にありがとうございました!!!
いつも本当に励みになっています。
お返事はもう少し待っていて下さると嬉しいです(滝汗)




※ 後日、クルーの方にアドレスは誰に紹介されたのか確認すると、やっぱりルメさんだったことが確定しました^^;
なお、お話の内容に関してもMCS前日の土曜に偶然競馬場内で会った通訳さんから、
だいたい↑の通りだったということも教えていただけました。
本当にありがとうございました!そしてビックリしました。
また、話が直ぐに把握できなくて本当にすみませんでした… orz

A la sante de Vodka et de…~①極東から想いを込めて~

2009年12月02日 09時53分11秒 | Lemaire騎手(Japan)
3週間前の京都競馬場
穏やかな陽気の土曜日、私はいつものように横断幕を張って観戦していました。

この日のルメさんの最初の騎乗は2Rの2歳未勝利戦、芝の1200m。
パートナーは連闘でここに挑むことになったエーシンヴァーゴウでした。
前走は1番人気で新馬戦に望んだのですが、ダートが合わなかったのか直線では伸びを欠いていた彼女。
芝にかわったここは勝負!と思って気合を入れていたのですが…





いくらなんでも暴れ過ぎー!!!(涙)

最終的には目隠しをされてゲートに無理やり押し込まれることになったのですが、
ヴァーゴウちゃんは馬に出来るありとあらゆる方法を使ってゲート入りを拒否していましたorz
しりっぱね、あとずさり、きじょうきょひectect

これはもう駄目かもしれない。
ただ、ゲートをちゃんと出て、人馬共に無事に帰ってきてくれさえすればいい。
それだけで充分だと思ってしまいました。

しかし、事態は思わぬ方向へ。

開いたゲートから誰よりも早く飛び出したのはさっきまで大暴れしていたヴァーゴウだったんです!

これには場内もかなりどよめいていました。
皆、「さっきまであんなに嫌がってたのにやる気マンマンか!(笑)」って思ったのかも。


そしてレース展開はもっと思わぬ方向へ。




なんと、そのまま勝っちゃいました!


結局、私達ファンを心配させたヴァーゴウのテンションはレースでいい方向に発揮されたみたいでした。
短距離だったのもよかったのかな?


そして、戦い終わって口取り式が始まるのですが、
ルメさんにとっては09-10シーズンの関西での初勝利&次レースに騎乗がないこともあってか、
ウイナーズサークルは人だらけでした。

口々にかけられる「おめでとう!」の声に「アリガトウゴザイマシタ!」
と返事を返してくれていたルメさん。
いつもいつも、こちらこそありがとうございます…!!!




そして、いつものようにサイン台の方へ。感謝しきりです…
しかしながら、集まった人が多過ぎて近づけず、ただご本人にお祝いが言いたかった私は人がはけるのを待つことに。

サイン会も終盤にさしかかり、人も少なくなってきた頃を見計らって…(以下仏語)


玄「おめでとうございます!」

ル「ありがとう!元気にしてた?」

玄「はい、元気です。」

ル「うん、僕ももう元気だよ。」


落馬骨折後、復帰してからイギリス、フランス、そして日本で彼は既にいくつもレースを勝っていますが、
ここ京都競馬場(つまりは関西)で勝つのは初めてでした。

彼が後遺症も無く、無事に仕事に復帰されていることはわかっていました。
それでも、自分の目でそれを確認して安心したいと思う気持ちが、どうしてもファンとしてはあったわけで、
しかもご本人からもお墨付きをいただけで、こんなに嬉しいことは他にありませんでした。
ルメさん、本当にありがとうございます!!!


よかった、よかった、貴方が元気ならそれ以上にファンとして嬉しいことは無いです…なんて考えていたのですが、
ルメさんはまだ私の前に立っています。

あれ?この展開、前にも…



ル「(以下英語)なんとかかんとかTV、…Next weekほにゃららほにゃらら…君のメールかくかくしかじか、君のことを話したから!」



??????????????


え、え~っと、すみません、今なんとおっしゃったのですか(滝汗)?
「TV、メール」という単語は確実に聞き取れたのですが、
私の超絶!外国語オンチ耳&脳では本当に、本当に大変申し訳無いながら、お話している内容が全然わかりませんでした…(涙)
普段なら、その場の状況等からの推測も合わせて、もっと聞き取れるはずなのですが、
TVとメール、そして私の事を話した(?)という言葉の繋がりが解らなくて、ただあたふたオロオロすることしか出来ませんでした。
また、話しかけられていること自体に緊張して頭が真っ白になっていたということもあったと思います。

だって、この直後の記憶が断片的にしか残ってないもの(笑)


まわりにいた他のファンの皆さんも「フジTVのこと?」などどルメさんに質問して助け舟を出そうとしてくれたのですが、どうやら違う局の様子?

TVといえば、てっきりこの日の晩に放送されるサタ○まにルメさんが登場することがわかっていた(エリ女で騎乗したシャラナヤの件)ので、もしかしたらその話をされていたのかなぁ…と必死に考えていました。
しかし、それではどっちにしろそこに私が絡んでくる理由がわからない。



首を傾げる私に対して、ルメさんは何度も言葉をかえて説明して下さろうとしたのですが、
やっぱり話が唐突過ぎて、私は固まりっぱなし。

本当に、本当に申し訳なさ過ぎて、どうしたらいいかわかりませんでした(涙)


とりあえず、私の聞き取れた内容+その場にいたほかのルメさんファンの方々の意見を総合して皆で審議した結果、

おそらく、「TVで私の話(私がルメさんに送ったメールの話か?)をしたから」と彼は伝えたかったんじゃないか、
という結論にいたりました。
し、信じられない…ほ、本当なんでしょうか?一体どういうこと???


以前このブログにあった記事に、
彼の出そうなTVをチェックしなくては云々と書いていたのはこれがあったからなんです。
この時点では、私はもちろんのこと、他の方々も皆日本のTV局の話だと思っていました。
皆さんに誤解を与えるような変な記事を書いてしまってすみませんでした。



こんなルメさんに大変申し訳ないやりとりがあった数刻後の9R円山特別、
ルメさんはサマーウインドに乗ってレコードの圧勝劇を飾りました。

せっかく話しかけたのに全然理解できないなんて、なんて奴だって怒ってはるんじゃなかろうか…と凹みながらウイナに行くと
勝利騎手インタビューの合間に私がいることに気付いて下さったルメさんは

なんと笑顔でウインクv

あ、ありがとうございます(涙)
優しさが身にしみすぎて痛いです。
嗚呼、穴があったら埋まりたい…





なんだかモヤモヤを残したまま一夜が明け。


日曜の早朝、つまりエリ女の日にパドックで横断幕を貼っていた私に、
声をかけてくださった女性がいました。

なんと、その方はルメさんの通訳さん!!!
話しかけて下さった理由&内容をおおまかにまとめると、


「昨日ちゃんと話が出来なかったから、玄米茶からどの部分が解らなかったのかを自分の替わりに確認してきてねbyルメさん」

「そんな事になっていたのに、少し離れた場所にいて気づけなくて、間で通訳できなくてすみません」




いえいえいえいえいえいえいえいえいえ

そ、そ、そ、そ、そんな…お気遣い…
私なんかの為にとんでもないです。
ルメさんも、通訳さんも、本当にありがとうございます。そして本当に申し訳ありません(号泣)

通訳さんには、わざわざこちらまで来てくださったことへのお礼と、正直にルメさんが何を伝えたかったのかちゃんと把握出来なかったことへの謝罪をお伝えしました。


…もうなんと言っていいかわかりません。
ルメさんと通訳さんがこんなに優しくしてくださっているのに、
対する私はそれに値するような人間なんでしょうか?

私は本当に未熟な人間で、失敗もたくさんするし、口下手で文章を書くのも苦手なので(この記事も4時間くらい唸りながら書いています^^;)
自分の本当に伝えたい想いが上手く伝わらなかったり、からまわったり、誤解されることが少なくありません。

それでも、少なくともルメさんを心から応援する気持ちに偽りはないし、
彼に誇りに思ってもらえるようなファンになりたいと思っているのも事実です。


まだまだ、足りないところだらけの私ですが、なんとかこれからもルメさんファンであり続けたいと思っています。



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結局全ての真実を私が知ったのは翌週の木曜日でした。
以下、次回へ続きますm(_ _)m

げんまいちゃのHPは既にゼロです

2009年11月14日 20時12分53秒 | Lemaire騎手(Japan)
今日はですね、昨日発表されたWSJSについて熱く語ろうと思っていたんですよ。

しかしですね、それもこれも全部吹っ飛ぶような大事件が京都の2R後に発生したわけですよ。


あ、事件、事件と言うと何か悪い事が起こったみたいですが、そういうわけではありません。

むしろ狂喜乱舞するべきなんでしょうが、気持ちの整理がつかないというか、

上手く事態を飲み込めなかったというか、言葉の壁が厚過ぎたというか、

まぁ、なんだ、とりあえず私は自分の語学力の無さに絶望しました。


今、これを読んでいる皆さんには私が何を書いているのか全然わからないと思います。
大丈夫です。書いてる私もわかっていないので。


今、一つだけ言える事は、

「今日から約2週間の間、ルメさんの出てきそうなTV番組を見逃すな!」

それだけです。
我が家ではグリーンチャンネルが映らないのが不安なんですが…

事件の真相がわかり次第、こちらでご報告したいと思います。



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熱が出てきました


「いつも」の週末に心からの感謝を

2009年11月10日 22時07分25秒 | Lemaire騎手(Japan)
先週の土曜日、いつもと同じように淀では競馬が開催されました。
しかし私にとっては「いつも」の競馬観戦ではありませんでした。

それは何故かって?

もちろん、私の応援するルメール騎手が今秋日本に帰って来て初めての騎乗がこの日だったからです。

あんなことがあった後なので、彼が既に復帰していて、重賞を含め何レースも勝鞍を上げているとわかっていても、
自分の目で直接確認するまでは心のどこかで安心出来ないと思っていたのだと思います。

最初のパドック登場前はもうドキドキでした…






いつもと同じように私と横断幕を発見してくれたルメさん。
お元気そうでホッとしました(涙)

カメラを下ろしてご挨拶を…と思っていた私と目が合った彼は、
なんと笑顔でを振ってくれましたv
さらに、慌てて手を振り替えした私に口パクで「オハヨウゴザイマス!」と挨拶してくださった彼は、
最後にニコッと笑顔を残してパドックを去っていたのですが、(いつもいつも本当にありがとうございます!)
私はわずかな違和感を感じていました。


もちろん、こんな一介のファンに過ぎない私に対してこんな風に接して下さる彼に不満があるわけではありません。
それどころか、いつも感謝、感謝で幸せをかみ締めている次第です。

「違和感」とは、見慣れているはずの彼の笑顔がどことなく申し分けなさそうに見えたことでした。
ただの私の思い込みなのかもしれませんが(その可能性が高いとは思うんですが…)、
顔は笑っているのにまるで「ごめんね」と言っているように見えたんです。

ここからは完全に私の妄想の域なのですが、
彼は私が10月の初めにフランスへ行っていたことはご存知だったはずなので、
「あんなことになってしまってごめんね」という想いが込められていたのかもしれない…なんて。

うん、私の思い込みですね。忘れてください(滝汗)





(パドック2回目の登場)




結局、何が言いたかったのかというと、
本当にルメさんは優しい方だなぁ…ということです。

例えば、
関東でルメさん幕を出して下さっているmattariさんが、
日曜に特別競走を連勝した際の素敵なエピソードを紹介してくださっていますし、
私はカテゴリの過去記事や08年ロンシャン観戦記等に書いてある通り、
勿体ないほどの親切をいつも受けています(涙)


また、フランス人は一般的に謝らない国民だと聞いたことがあるのですが※、
彼はいつも公式HPの日記で謝っています。

「更新が遅くなってごめんなさい」「一人一人に返事が出来なくてごめんなさい」

と。私自身も直接ご本人から「手紙の返事が書けなくてごめんね」と謝られたことがあるのですが、めちゃくちゃ恐縮しました…
私達ファンへのお気遣いが心に沁みます。


また、今年のロンシャン観戦ではF氏さんのご紹介で、
現地駐在のJ●A職員さんとお話する機会があり、私がルメさんのファンだということで、
当然彼の話になったのですが(レースには当然騎乗はありませんでしたがorz)
そこでとても心に残ったのが

「ルメール騎手は本当に良い人で、好青年で、彼のことを悪く言う人間なんて見たことが無い」

ということでした。

「オーナーや調教師だけでなく、厩務員さんやファンにいたるまですべての人に感謝の心を忘れない人間になりたいですね(優駿09年1月号より引用)」

と彼自身も言っていましたが、まさに有言実行の人なんだなぁと職員さんのお話を聞いて感じました。
彼の言っていることは言葉にするのはそう難しく無いと思うんです。
でも、それを実際に行うことは、常に実践することは簡単ではないはずですし、
さらにそれをまわりの人々に認めてもらえているというのは、本当に凄いことだと思うんです。



また、彼は「競馬学校→見習い騎手→プロ」という普通のルートではなく、
(日本でいうところの)普通の高校で勉強しながらアマチュアジョッキーとして腕を磨き、
卒業後にプロになったという変則的な経歴の持ち主でもあります。
尋常ではない努力があったからこそ、今の彼があるのだと思います。




(パドック3回目の登場)



よく、あの騎手は実は…な人で、とかあの馬主、調教師は実は…なんて話をよく聞きます(皆人間なんで当たり前といえば当たり前か)
それに対して、結果に関係ないなら別にいいじゃん?勝てればいいんだよ、勝てれば!という意見もよく聞きます。
それはそれで正しい意見だと私は思います。
確かに競馬は勝負の世界です。結果を出してなんぼの世界です。


でも、それだけではありませんよね?
もっと他にも大切にしなければならないものがあるのではないでしょうか。


「騎手」としてだけでなく一人の「人間」としても、考え方であったり、心の持ちようを尊敬出来る方が本当に素晴らしい騎手であると私は考えています。
例えば、岡部幸雄さんはまさに「心・技・体」の揃った素晴らしい騎手さんだったと思いますし、現役の方の中ではノリさんやピンクさんがそれに値する方だと思います
(もちろん、他にもたくさんいらっしゃると思うのですがお二人を代表として書いてみました)



私はルメさんを騎手として応援しているだけではなく、一人の人間として心から尊敬しています。

私はどうしようもなく不器用で、未熟な人間ですが、いつの日か彼のように日々の努力を怠らず、
誠実で、まわりの人を大切に出来る人間になりたいと思います。



さあ、今週も張り切って応援してくるぞー!!
土日は淀へ行ってきます♪




(パドック4回目の登場)

オールカメラ目線ゲットしましたv
本当にありがとうございました!!



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拍手のお返事が遅れています(滝汗)
す、す、すみません…orz


※ただ単に日本人とは表現の仕方が違うだけなんじゃないかと思うが。
「ごめんなさい」という言葉で謝るだけが謝罪ではないと思うので。
そういう意味ではルメさんは日本人に近い感覚の持ち主なのかもしれませんね。



今日のおまけ


すみよんよ、これが美しい日本のお辞儀のお手本です。
頑張って練習するように(笑)

写真の提供はmattariさんでした♪
ありがとうございました!