写真は九段坂周辺です
２月議会最終日。経過は以下の討論のように、円満決着ではなく議長選、副議長選は選挙となり自民、公明が敗北、それを契機に常任委員長、副委員長をボイコットする事態に。その延長上に出てきたのが監査委員に対しての反対討論の動き。
急遽民進ネットの控室に来てほしいと要請があり、行くと民進、維新、無会派の皆さん。自民、公明が反対討論するのに、こちらの賛成討論がないのはあかんよなーの話。
誰がするとも言わないまま、「山下さん、お願いできないだろうか」・・・。正直、こんな時だけの山下頼みかという反発、時間がなく（３０分もすれば本会議再開で即討論）中途半端なものになるという無念、相手の反対討論内容が不明、共産党・朝田議員が監査委員になることには協力したい・・・で迷いました。
結局引き受けてキーボードに向かって書き上げたのが次の内容。実際は微妙に違っているところもあります。
私は議案第２号監査委員選任につき同意を求めることについて賛成の立場から討論します。
まず最初に人事案件に対する反対討論など私は寡聞にして聞いたことがありません。
反対される皆さんも昨日まで反対討論など考えていなかったのではないでしょうか。
私は議案ではなく人事案件に対する反対討論については、個人の人格にまで及ぶ性格を持つことから慎重であるべきだと考えています。
さて、なぜこのような極めて異例というべき反対討論となったのか。
それはこれまで自民、公明で議長職をほぼ独占してきたのに、今回は議長選挙、副議長選挙で思うようにいかなかった、そのことへの腹いせにすぎないといわざるをえません。
それが常任委員会の委員長、副委員長もいやだとなり、その揚句、監査委員選任同意に対する反対討論になったものと思われます。
大の大人が、ましてや市民から選ばれた議員のやることではありません。極めて残念に思うものであります。
次に、監査委員の職務は、当該地方公共団体の執行する事務のうち、政令で定めるものを除いたもの、及び当該地方公共団体が、補助金等の名目で財政援助を行なっている団体の執行する事務について、その手続きが適正であるか、業務の存続が適当であるかなどといった点について、監査をすることとなっています。
私は長きに亘って議会選出の監査委員を見てきましたが、どうかと思うような方でありましても、そこそこ無難に監査委員の職務を遂行されてきたのであります。
それゆえに選任に反対する場合、選任対象の人物が、先ほどの職務を遂行できないことが懸念される、具体的な根拠がなければなりません。
今回選任の対象になっているのは朝田議員であり、どうかと思うような方ではなく、反対される方々の誰よりも熱心に議会活動をされており、行政や市民の信任が厚い方であります。
だからこそ議員の多数だけでなく、福岡市長も朝田議員の監査委員選任に対しての同意を求めているのであります。
これまで共産党議員が議長や副議長、そして今回の監査委員から排除されてきたのはただただ、共産党を議会役職から排除し、その分、自分らで役職を占めたい、ただそれだけのせこい理由ではなかったかと私は考えます。
さきほど２５年も共産党を排除してきたとありましたが、そもそもそのことが悪しき伝統だと断ずるものです。
そこには議員全員が対等の立場なのだ、また等しく行政をチェックするという役割を持っているとの認識は見られません。
また共産党は予算に反対してきたのに、監査委員を引き受けるのはおかしいという理由もこれまでの役選のなかで聞いたことがあります。
しかし、予算をはじめ議案に反対するのは反対するそれなりの理由があり、そのことは共産党も予算の反対討論で明らかにしているのであって、監査委員の選任とは何の関係もありません。
また以前、職務に関して知りえた内容を党の利益に使うのではないかなども共産党排除の理由として語られたことがありましたが、これも根拠はありません。そのような特定政党や個人に対するいわれなき発言は議会として懲戒処分にも該当すべきものであるときびしく指摘するものです。
以上、朝田議員の選任について反対する根拠は何の大義名分もないということを申し上げ、また当たり前の議会運営にご協力をお願いいたしまして私の賛成討論と致します。ぜひ皆様のご賛同をお願いいたします。
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今回の役選で自民、公明の議長たらいまわしに楔を打ったことは評価できますが、議員の欲深さ、相互不信、狭量さにはほとほと愛想が尽きました。
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HK & Les Saltimbanks "On l�・che rien" (Japanese subtitles)あきらめないぞ！ （いつの世もあきらめたらおしまい。自民党安倍政権が政治の私物化をもくろみ、国民だれでも逮捕自由自在の「なんでも秘密」法（特定秘密保護法は自由民主党が自由と民主の真逆であるのと一緒で、特定ではなく官僚が秘密と言ったら秘密になる）に反対し続けます。この歌に勇気をもらって頑張ります。）
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