ガウスの旅のブログ

学生時代から大の旅行好きで、日本中を旅して回りました。現在は岬と灯台、歴史的町並み等を巡りながら温泉を楽しんでいます。

旅の豆知識「近代化産業遺産」

2017年07月26日 | 旅の豆知識
 近年、明治時代以降の歴史に目を向ける人も多くなってきていますが、『テーマのある旅』として日本の近代史の跡を追いかけてみるのも、また面白いものです。
 近代史は、日本が資本主義国へと発展していく過程のもので、近代化へと向かう、各種の工場や産業機械・施設、鉄道や道路、港湾などの交通関係のもの、農業関係の用水路等の灌漑施設、棚田、果樹園などの産業関係の遺産にもを注目が集まってきています。
 明治維新以後、富国強兵政策がとられ、西欧列強に追いつけと、官営工場などが造られて、産業の近代化が進められました。それらの工場跡や炭鉱跡等の建造物は、日本の近代化を知る上では、とても貴重なものなので、近年脚光をあびるようになり、一部が、国の重要文化財や史跡に指定されて、保存されるようになりました。
 また、2007年(平成19)には、経済産業省による近代化産業遺産の認定も行われ、さらに、2014年(平成26)には「富岡製糸場と絹産業遺産群」が、2015年(平成27)には「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」が世界遺産(文化遺産)に登録され、注目されています。

〇「近代化産業遺産」とは?
 日本の経済産業省が認定している文化遺産の分類で、2007年11月30日に33件の「近代化産業遺産群」と575件の個々の認定遺産が公表されました。さらに、2009年2月6日に近代化産業遺産群・続33として、新たに33件の「近代化産業遺産群」と540件の個々の認定遺産が公表されました。
 幕末・明治維新から戦前にかけての工場跡や炭鉱跡等の建造物、画期的製造品、製造品の製造に用いられた機器や教育マニュアル等は、日本の産業近代化に貢献した産業遺産としての価値を持っているので、その保全・活用の取組みを進めるために認定したとのことです。

☆「近代化産業遺産」のお勧め
 
(1)ニッカウヰスキー余市蒸留所<北海道余市郡余市町>
 ここは、昭和時代前期の1934年(昭和9)3月、寿屋(現・サントリー)を退社し大日本果汁を設立した竹鶴政孝が、当地に蒸溜所を製造拠点として建設したものです。2005年(平成17) に、工場内の建物9棟が国の登録有形文化財に登録され、2007年(平成19)には、経済産業省により、近代化産業遺産にも認定されています。内部を見学させてもらうことができますが、受付で手続きをすると、ガイドが付いて無料で説明してくれ、試飲もさせてくれるのです。特に、広い敷地に石造りの建物が並ぶ様は、北海道ムードが漂いなかなか良いのです。ウヰスキー博物館の展示も充実していて、ウヰスキーの製造過程や歴史などの新たな知見を得ることも出来ました。

(2)足尾銅山<栃木県日光市>
 この銅山は、室町時代に発見されたと伝えられていますが、江戸時代に幕府直轄の鉱山として本格的に採掘が開始されることになりました。銅山は大いに繁栄し、江戸時代のピーク時には、年間1,200トンもの銅を産出していたとのことです。その後、採掘量が減少し、幕末から明治時代初期にかけては、ほぼ閉山状態となっていました。しかし、1877年(明治10)に古河市兵衛が足尾銅山の経営に着手し、数年後に有望鉱脈が発見され、生産量が増大しました。1905年(明治38)に古河鉱業の経営となり、急速な発展を遂げ、20世紀初頭には日本の銅産出量の約40%の生産を上げるまでになりました。ところが、この鉱山開発と製錬事業の発展のために、周辺の山地から坑木・燃料用として、樹木が大量伐採され、製錬工場から排出される大気汚染による環境汚染が広がることになります。禿山となった山地を水源とする渡良瀬川は、度々洪水を起こし、製錬による有害廃棄物を流出し、下流域の平地に流れ込み、水質・土壌汚染をもたらし、鉱毒問題を引き起こしました。1890年代より栃木の政治家であった田中正造が中心となり国に問題提起をして、鉱毒事件の闘いの先頭に立ったことは有名です。1973年(昭和48)に閉山しましたが、今でも銅山跡周辺に禿山が目立っています。尚、現在は足尾銅山観光などの観光地となりました。2007年(平成19)には、経済産業省により、近代化産業遺産にも認定されています。

(3)旧富岡製糸場<群馬県富岡市>
 明治政府の富国強兵策に基づいて、明治時代前期の1872年(明治5)に造られた官営工場の一つで、開業当時の繰糸所、繭倉庫などの建物が残され、2005年(平成17)「旧富岡製糸場」として国の史跡に指定されました。そして、2006年(平成18)には1875年(明治8)以前の建造物が国の重要文化財に、2007年(平成19)には、経済産業省により、近代化産業遺産に認定され、2014年(平成26)にはその一部が国宝に指定されたのです。さらに、「富岡製糸場と絹産業遺産群」の構成資産として、2014年(平成26)に世界遺産(文化遺産)に登録されました。見学すると、当時の製糸工場の様子がよくうかがえ、とても勉強になります。

(4)富士屋ホテル<神奈川県足柄下郡箱根町>
 箱根の宮ノ下温泉にあり、明治時代前期の1878年(明治11)に開業した日本のホテルの草分けです。外国人専門の洋式ホテルとして、箱根を国際観光地として発展させる先駆的役割を果たしました。開業時の建物は木造3階建てで、疑洋風建築でしたが、惜しくも1883年(明治16)の宮ノ下大火にあって全焼してしまいます。翌年には本格的な洋風建築として立て替えられ、その後、移築や内部改装されたものの現存して、営業を続けているのです。箱根には旧東海道沿いに古来から温泉が湧いていて、湯治場としてにぎわっていました。江戸時代には箱根7湯といわれて、繁栄していましたが、明治の文明開化以後、街道から鉄道へ交通体系が変わりつつあり、諸分野で、近代化が求められるようになってきました。その中、日本にたくさん来るようになってきた外国人に目をつけ、7湯のひとつ宮ノ下温泉に、外国人専門の洋式ホテルとして開業したものです。尚、1997年(平成9)に、主要な建物が国の登録有形文化財になり、2007年(平成19)には、近代化産業遺産群「富士屋ホテルと箱根観光関連遺産」に認定されました。

(5)韮山反射炉<静岡県伊豆の国市>
 幕府の韮山代官江川英龍(坦庵)は、1853年(嘉永6)6月、ペリーが来航して開港をせまり、江戸湾の防備が急務となったおり、国防の重要性を幕府に建議し、許可を得て大砲鋳造に必要な反射炉を築造したのです。これは佐賀藩に次いで2番目に築造されたもので、品川沖に設置された台場(砲台)用の大砲を製造しました。幕末期に、全国にいくつかの反射炉が作られましたたが、現存するものは韮山と萩のみで、完全な形で現存するここだけとのことです。炉は高さ16m程のもの2基ですが、 良質の耐火レンガと共にその精巧さは今日の溶鉱炉にも匹敵するそうです。その煉瓦造りの炉を見上げ、周囲に復元されて置いてある24ポンドカノン砲などを見ていると、幕末期の世相が見えてくるようにも思われました。ここは、1922年(大正11)に敷地も含めて国の史跡に指定されました。また、2007年(平成19)、経済産業省により、近代化産業遺産にも認定されています。さらに、2015年(平成27)、韮山反射炉を構成遺産に含む「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」が世界遺産(文化遺産)に登録されました。近くに、韮山代官だった江川家住宅が残され、1958年(昭和33)に国の重要文化財になっていて、韮山反射炉についての展示もされていますので、併せて見学することをお勧めします。

(6)マルキン醤油記念館・醬油蔵<香川県小豆郡小豆島町>
 丸金(マルキン)醤油は、明治時代後期の1907年(明治40)に香川県の小豆島に設立された醤油会社で、2000年(平成12)に忠勇株式会社と合併して、マルキン忠勇株式会社となり、2013年(平成25)に盛田株式会社に吸収合併され、“マルキン”の名称は社名からはなくなってしまいます。しかし、その小豆島工場として醤油の生産は続けられていました。現在でも大正時代に建てられたレトロな建物が多く残り、昔ながらの工場の雰囲気を湛えていて、興味をそそられるのです。「マルキン醤油記念館」は、1987年(昭和62)に丸金醤油の創業80周年を記念して、大正初期に建てられた工場のひとつを記念館として改装開館したものでした。入館は有料ですが、記念に小型の醤油を1本プレゼントしてくれるので、徳をした気分になります。内部には、江戸時代から伝わる醤油醸造の道具など貴重な資料が数多く展示されており、醤油の製造工程がよくわかり、圧搾工場だけは、窓越しにのぞくことも出来て、良い勉強になりました。この建物は、1996年(平成8)には国の登録有形文化財に登録されていますし、2009年(平成21)には、マルキン忠勇醤油蔵群が近代化産業遺産群・続33に認定されています。

(7)端島<長崎県長崎市>
 この島は、南北に約480m、東西に約160mで、面積は約6.3haの小さな島ですが、明治時代から昭和時代にかけては海底炭鉱によって栄え、最盛期の1960年(昭和35)には5千人以上の人口があり、東京以上の人口密度を有していました。炭鉱施設・住宅のほか、小中学校・店舗・病院・寺院・映画館・理髪店・美容院・パチンコ屋・雀荘・社交場などがあり、島内においてほぼ完結した都市機能を有していました。しかし、1974年(昭和49)の閉山にともなって島民が島を離れてからは、無人島となっています。遠景が軍艦に似ていることから、軍艦島とも呼ばれています。また、2007年(平成19)、経済産業省により、近代化産業遺産に認定され、さらに、2015年(平成27)、端島を構成遺産に含む「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」が世界遺産(文化遺産)に登録されています。長崎港から数社によるクルーズ船が就航していて、上陸して見学することも可能です。

(8)旧集成館<鹿児島県鹿児島市>
 島津斉彬(薩摩藩第28代当主)は、西欧諸国のアジア進出に対応し、軍事のみならず産業の育成を進め、富国強兵を真っ先に実践しました。それら事業の中心となったのが、磯に建てられた工場群「集成館」です。その中で、1865年(慶応元)に竣工した機械工場は、日本で初めてアーチを採用した石造洋風建築物で、国の重要文化財となっており、現在内部は島津家の歴史・文化と集成館事業を語り継ぐ博物館「尚古集成館」として公開されています。また、2007年(平成19)、経済産業省により、近代化産業遺産に認定されています。さらに、2015年(平成27)、「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」を構成する「旧集成館」の機械工場として世界遺産(文化遺産)にも登録されました。

☆「近代化産業遺産」一覧

<近代化産業遺産群33>
1.黎明期
・水戸藩による事業の関連遺産
・幕末の造船関連遺産
・江川代官所による事業の関連遺産(韮山反射炉等)
・幕末の戸田村における事業の関連遺産
・長州藩による事業の関連遺産(郡司鋳造所等)
・佐賀藩による事業の関連遺産
・長崎の幕末造船関連遺産(小菅修船場跡等)
・薩摩藩による事業の関連遺産(集成館事業)

2.造船 函館市の造船関連遺産(第1号乾ドック等)
・旧横須賀製鉄所関連遺産(横須賀造船所)
・横須賀市浦賀の造船関連遺産(浦賀艦船工場)
・横浜市の造船関連遺産(日本丸メモリアルパーク、ドックヤードガーデン)
・大阪市の造船関連遺産(名村造船所跡地)
・神戸市の造船関連遺産(川崎造船神戸工場第1号ドック等)
・旧呉海軍工廠関連遺産(呉海軍工廠造船船渠大屋根、呉市海事歴史科学館の所蔵物等)
・長崎市の造船関連遺産(小菅修船場跡等)
・旧佐世保海軍工廠関連遺産(第2・第3・第4・第5・第6船渠等)

3.鉄鋼 釜石の製鉄関連遺産(釜石鉱山等)
・八幡製鐵所関連遺産

4.赤煉瓦
・喜多方市の赤煉瓦製造関連遺産と建造物(登り窯・煉瓦建造物群)
・野木町の赤煉瓦製造関連遺産(旧下野煉化製造会社)
・碓氷峠鉄道施設群(群馬県安中市)
・深谷市の赤煉瓦製造関連遺産(旧日本煉瓦製造会社)
・春日部市の赤煉瓦建造物(倉松落大口逆除)
・東京都千代田区の赤煉瓦建造物(東京駅)
・東京都葛飾区の赤煉瓦建造(閘門橋)
・松戸市の赤煉瓦建造物(柳原水閘)
・近江八幡市の赤煉瓦製造関連遺産(旧中川煉瓦製造所)
・舞鶴市の赤煉瓦製造関連遺産(旧神崎煉瓦)と建造物(舞鶴赤レンガ倉庫群)
・竹原市の赤煉瓦製造関連遺産
・山陽小野田市のセメント製造関連遺産(旧小野田セメント)

5.観光
・日光金谷ホテルと日光観光関連遺産(JR日光駅等)
・ホテルニューグランドと横浜観光関連遺産(横浜郵船ビル)
・富士屋ホテルと箱根観光関連遺産
・志賀高原ホテル関連遺産
・万平ホテルと軽井沢観光関連遺産(旧三笠ホテル等)
・奈良ホテルと奈良観光関連遺産
・六甲山ホテルと六甲観光関連遺産(六甲ケーブル山上駅、神戸ゴルフ倶楽部等)
・甲子園ホテル関連遺産
・蒲郡プリンスホテル関連遺産
・雲仙観光ホテルと雲仙観光関連遺産
・川奈ホテルと川奈観光関連遺産
・十和田ホテル関連遺産
・豊平館関連遺産
・越中屋ホテル関連遺産
・大湊ホテル関連遺産
・帝国ホテル関連遺産(博物館明治村の所蔵物等)
・琵琶湖ホテル関連遺産(旧琵琶湖ホテル(現琵琶湖大津館))

6.北海道石炭
・夕張炭田

7.北海道食品
・札幌農学校、ニッカウヰスキー北海道工場

8.製紙業
・王子製紙苫小牧工場

9.東北鉱山
・小坂鉱山、細倉鉱山、尾去沢鉱山

10.常磐鉱工業
・常磐炭田、日立鉱山

11.北日本石油
・豊川油田関連遺産
・院内油田関連遺産
・金津油田関連遺産
・尼瀬油田関連遺産
・相良油田関連遺産

12.足尾
・足尾銅山

13.製糸
・富岡製糸場、グンゼ記念館、グンゼ博物苑

14.横浜港
・横浜赤レンガ倉庫、横浜税関、横浜市開港記念会館、横浜開港資料館、氷川丸、50トン定置式電気起重機(ハンマーヘッドクレーン)

15.両毛織物
・桐生織物記念館

16.醤油
・髙梨氏庭園、キノエネ醤油工場群、利根運河

17.京浜工業
・京浜工業地帯のインフラ施設(鶴見線、川崎河港水門等)
・京浜工業地帯に関連する保存建築物・展示物(日産自動車横浜工場1号館、日本ビクター第一工場ファサード、味の素資料展示室の資料群、昭和電工川崎事業所本事務所、東芝科学館の収蔵物群、川崎市市民ミュージアムの展示物(トーマス転炉)、沼田記念館・ミツトヨ博物館の収蔵物群)

18.ワイン
・牛久醸造関連遺産(シャトーカミヤ)、メルシャンワイン資料館、旧山梨田中銀行

19.金山
・佐渡鉱山関連遺産、鯛生金山関連遺産

20.中部電源
・黒部川(黒部峡谷鉄道・黒部川第三発電所・仙人谷ダム)、庄川(小牧ダム)、長良川(長良川発電所)、木曽川(読書発電所・桃介橋・大井ダム)

21.繊維・機械
・豊田式木製人力織機

22.北陸絹
・勝山市旧機業場、ケイテー資料館

23.窯業
・ノリタケ旧製土工場

24.琵琶湖疏水
・琵琶湖疏水関連遺産、理化学機器製造関連遺産、西陣織関連遺産

25.生野鉱山
・生野鉱山、生野鉱山寮馬車道

26.阪神工業
・阪神工業地帯の製造業関連遺産(ユニチカ記念館等)、阪神工業地帯のインフラ施設(北堀運河等)

27.神戸港
・神戸港の港湾施設群(新港、メリケン波止場)
・神戸税関本館
・旧居留地煉瓦造下水道
・中央区海岸通の商業ビル群
・海岸ビル、神港ビル、神戸朝日ビルディング(旧神戸証券取引所)、旧居留地十五番館)
・神戸港周辺の銀行ビル群
(旧横浜正金銀行神戸支店(現:神戸市立博物館)、
・旧三菱銀行神戸支店(現:ファミリアホール)、
・旧ナショナル・シティバンク神戸支店(現:大丸神戸店南第1別館)、
・旧第一銀行神戸支店(現:みなと元町駅))

28.醸造業
・灘五郷の日本酒醸造関連遺産 - 白鶴酒造資料館、沢の鶴資料館、菊正宗酒造記念館、宮水発祥之地石碑、宮水庭園、白鹿記念酒蔵博物館、旧辰馬喜十郎邸、白鷹禄水苑と展示物、今津灯台
・伏見の日本酒醸造関連遺産 - 月桂冠大倉記念館と所蔵物、月桂冠旧本社、月桂冠昭和蔵、松本酒造酒蔵
・伏見の淀川舟運関連遺産 - 三十石船(復元)、十石船(復元)、三栖閘門、三栖閘門資料館(旧操作室)

29.西日本綿産業
・旧倉敷紡績所(倉敷アイビースクエア)
・大阪市の綿産業関連遺産 - 綿業会館
・熊取町の綿産業関連遺産 - 旧中林綿布工場(熊取交流センター煉瓦館)、同汽罐室、同受電室、同事務所棟、同機械類ランカシャーボイラー
・田尻町の綿産業関連遺産 - 田尻歴史館・旧谷口家吉見別邸
・尼崎市の綿産業関連遺産 - ユニチカ記念館(旧尼崎紡績本館事務所)、同所蔵物写真・模型・文書・絵画等
・洲本市の綿産業関連遺産 - 旧鐘紡洲本第2工場(洲本市立図書館)、旧鐘紡洲本第2工場汽缶室(洲本アルチザンスクエア)、旧鐘紡洲本第3工場汽缶室(淡路ごちそう館「御食国」)、旧鐘紡洲本工場原綿倉庫
・有田市の綿産業関連遺産 - 旧和歌山紡績箕島工場倉庫

30.瀬戸内銅
・別子銅山関連遺産、笹畝坑道、ベンガラ館

31.北九州炭鉱
・高島炭鉱関連遺産(端島(軍艦島))
・筑豊炭田からの石炭輸送・貿易関連遺産(旧大阪商船ビル
・旧門司三井倶楽部、旧門司税関、門司港駅、九州鉄道記念館、旧松本家住宅、堀川運河等)
・筑豊炭田関連遺産(田川市石炭・歴史博物館 炭鉱住宅(復元)
・旧奥野医院等)
・志免鉱業所関連遺産
・三池炭鉱関連遺産
・三池炭鉱からの石炭輸送・貿易関連遺産(三角旧港(三角西港)施設)
・佐賀県の炭鉱関連遺産
・宇部炭鉱関連遺産

32.南九州
・大口市の水力発電関連遺産(旧曽木第2発電所)
・諸塚村の水力発電関連遺産(九州電力塚原ダム)
・延岡市の化学工業関連遺産(旭化成ケミカルズ㈱愛宕事業場「カザレー記念広場」の保存物、旭化成せんい㈱ベンベルグ工場内の保存物、旭化成せんい㈱旧レーヨン工場跡地の保存物)
・物資輸送関連遺産(肥薩線(坂本駅、真幸駅、矢岳第一トンネル、嘉例川駅等))

33.沖縄
・糸満市の製糖関連遺産(高嶺製糖工場跡)
・南大東村の製糖関連遺産(大東糖業南大東事業所の砂糖運搬専用軌道)
・燐鉱石採掘関連遺産(旧東洋製糖北大東出張所跡)
・西表島の炭鉱関連遺産(宇多良炭鉱跡)

<近代化産業遺産群 続33>

1.工作機械・精密機器 日本工業大学工業技術博物館所有の工作機械群
2.内燃機関 太平洋セメント所有の蒸気機関
3.自動車産業 トヨダ・AA型乗用車
4.航空機産業 零式艦上戦闘機、三式戦闘機(飛燕)
5.家電製造業 松下二股ソケット
6.化学工業 造幣博物館、ダイセル化学工業網干異人館
7.耐火煉瓦工業 若松鉱山跡、中小坂鉄山
8.鉄道建設 笹子トンネル、関門鉄道トンネル、板谷峠のスイッチバック跡
9.鉄道連絡船 八甲田丸、摩周丸、門司港駅
10.鉄道施設 旧豊後森機関区転車台、嘉例川駅、津山扇形機関庫
11.森林鉄道 木曽森林鉄道跡、雨宮21号蒸気機関車
12.私鉄沿線文化圏 関西学院建築群、宝塚音楽学校旧校舎、一橋大学建築物群
13.鉄橋・鋼橋 清洲橋、勝鬨橋、末広橋梁、名古屋港跳上橋
14.港湾土木技術 三国港エッセル堤、小樽港北防波堤
15.治水・砂防 旧岩淵水門
16.灯台 犬吠埼灯台、観音埼灯台、清水灯台、経ヶ岬灯台、友ヶ島灯台、出雲日御碕灯台、角島灯台、室戸岬灯台
17.電気通信技術 門司電気通信レトロ館、依佐美送信所記念館
18.近代水道 旧三井用水取入口、笹流ダム、男山配水池、牛田浄水場
19.近代娯楽産業 旧横浜競馬場、横浜公園、山手公園
20.大衆観光旅行 こうや花鉄道線内の各駅、一畑電車出雲大社前駅、国鉄旧大社駅、高松琴平電気鉄道1000形電車、竹瓦温泉、道後温泉本館
21.都市娯楽・消費文化 伊勢丹本店本館、三越日本橋本店本館、日比谷公会堂
22.技術者教育 工部大学校跡碑、東京大学工学部1号館、九州工業大学関連遺産、九州大学工学部関連遺産、大阪市立工芸高等学校本館
23.北海道赤煉瓦製造 北海道庁旧本庁舎、旧国鉄旭川工場
24.道北・道東開発 タウシュベツ川橋梁、根釧台地の格子状防風林
25.東北開発 十六橋、山形県旧庁舎、松山人車軌道車両
26.東京近代化 日本橋、日本銀行本店本館、靖国通り
27.東海木材加工 旧田口鉄道モハ14型、初期型ヤマハグランドピアノ
28.中部・近畿食品製造業 ミツカン工場群、カクキュー本社、江崎グリコの製品パッケージ
29.大阪近代化 御堂筋、淀屋橋、大阪市中央公会堂
30.関西鉄道 京阪60形電車、近鉄旧生駒トンネル、南海浜寺公園駅
31.瀬戸内灌漑施設 高梁川東西用水酒津樋門、豊稔池ダム
32.瀬戸内近代化 マルキン忠勇醤油蔵、賀茂鶴酒造洋館
33.九州北部窯業 門司麦酒煉瓦館、志田焼の里博物館、香蘭社本社

人気blogランキングへ
国内旅行ブログランキングにほんブログ村 旅行ブログ 国内旅行へ