尺八と弓道 「楽翁日記」

尺八関係・弓道関係そして日常感じていることを勝手気侭に書いています。

ロビーコンサート

2010-03-21 | 邦楽関係
午前中は弓道場へ。入門時から指導を受けているF教士が来ておられ、じっくり指導を受けることが出来ました。体調を崩してから後、一人稽古ばかりしていたのですが、かなり悪癖が出ており、基本から直され嬉しく叱責を受けてきました。又やる気がでてきました。

午後は尺八仲間のN師が弟子4人とで尺八だけの、ロビーコンサートを開催・・尺八だけでどれだけの客を誘導できるものか・・聴きに行って来ました。大体予想通りでしたが、それでもいったん足を止めて聞き入ってくれる集団もあり、興味を引く演奏でした。
あらためて尺八演奏の、特に独奏の難しさを痛感して帰ってきました。
尺八での表現・・尺八らしさ・魅了する音・そして姿勢・・もう一度学びたい。

my syakuhati №3

2010-03-14 | 邦楽関係
私が尺八を習い始めた時の師匠「中島夏以山」師の愛管だった一尺八寸管を無理やり分けていただいた竹です。銘は「竹仙」太めで豪快な竹で吹きこなすのに時間を要した覚えがあります。中継ぎは銀で石打、今では中々手に入らないでしょう。音色は厳しさの中にも優しさを宿し、一本筋の通った、しかし幅のある音を響かせます。古典本曲にぴったりの管と言えるでしょう。
一尺六寸管は骨董品屋で掘り出してきたのですが、銘は「龍鳳」で中継ぎは鼈甲、これも太めだが明るく澄んだ音で好く鳴る。
両方とも時代を感じさせる堂々たる管だが、現代管と違って安易に吹きこなせるものではなく、練習を積んだ上に本来の尺八の吹き方を必要としているように思う。未だ手の内に入っていないようだが、こなしていくにつれ楽しみな尺八です。
しかし最近は歳の所為か、太管は息がつらい・・・しかし頑張って克服したい管でもある。

小堀遠州公顕彰会例祭

2010-03-07 | 邦楽関係
今年も「小堀遠州忌」にお誘いを受け、遠州流茶道による献茶の間(今年は遠州流茶道の家元「小堀宋実」師も参加されていました)尺八献奏をしてきました。

  例 祭
1.開会の言葉
2.献茶     茶道遠州流  点前 古山宋優
               半東 荒田宋朱
 尺八献奏   明暗寺虚無僧    井上楽翁
3.読  経   御導師 近江孤蓬庵 小堀泰道師
4.焼  香
5.献  詠   岳心流    吟  荒田心篤
                  古山心憲
                  徳田心淳
6.閉会の言葉

以上の内容ですが、県会議員、市会議員、教育委員会、学校長、町役員、顕彰会メンバー等の参加があり、結構な例祭でした。
献茶の間の尺八献奏は明暗寺での正装をして、2尺1寸延管にて「調子、阿字観、バン字」を奏し「大和調子」で献茶の終了に調整、後は導師の読経に入るところで退場、「良い音色ですね」というお褒めの言葉を頂いて帰ってきました。
吹き終わった後の一服 抹茶が美味しかったです。

(写真は昨年の様子です)