外為ガイドブック☆FX取引の基礎や相場分析を解説…五里霧中の相場取引に一筋の光を

外為市場経験者の浅野敏郎が値動きに着目したチャート解説や個人的意見を綴る相場ブログ&用語集!

雇用統計 失業率 【UNENPLOYMENT FIGURES NON-FARM PAYROLLS】

2006-04-07 19:40:04 |   -FX実用相場用語

読んで字の如しで、雇用状態を表す各種指標の総称。重要な米国指標で例をあげると、内容は大きく分けて

①雇用者数増減(CHANGE OF ENPLOYMENT)
②失業率(UMEMPLOYMENT RATE)
③平均給与(AVERAGE EARNINGS)

などの指標が中心となる。

これらはさらに細かく分かれ、①の中でも注目されるのが非農業部門(NOM-FARM PAYROLLS)で、③は日給、週給の統計とに分かれる。更にこれらが前月比、前年比などに別れ、かなりのボリュームとなる。

よくある話
雇用統計などのような注目される指標が発表となった直後、急上昇したあと暴落するなど乱高下する場合が良くある。まず発表された全体数値が大幅に改善していても、その後に発表された非農業部門の数値が悪化していたり、一度に大量の数値が発表されるような場合は、明細にたどり着くまで若干時間がかかるためである。

指標内容をオンタイムで知ることができたら短期的に収益が揚げられるかもしれないという気がするなら、理解はできるがあまり良いことは無いと思う。上のような状況があった場合は結局振り回されてしまうからだ。英語で発表される生レポートに対して外人のプロが数人掛りで数値を把握していると仮定した場合、本人たちは我々が知りえる数秒も前に内容を知ることができ、その分早く取引できる。結局はオンタイムに知ることができても、ニュース発表を見たほうが早いことになる。

賢明な方法は巻き込まれないことであるが、そうは行かない場合があることも事実。しかし指標前、週末前にポジション調整が入るのはこうしたリスクに巻き込まれないための、一つの防衛行動であることもまた事実である。



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2 コメント

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FX (pianomanコボ)
2006-04-07 21:50:07
勉強になります。FXは難しいですね。もっともっと勉強しないと。
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血が騒ぐ (浅野)
2006-04-10 09:46:04
pianomanコボさま、初めまして。

コメントありがとうございました。ブログのコンセプトが「やさしく、面白く!」ですので、つい血が騒いでしまいました(笑)。



相場は、何であれ難しい部分はいろいろあります。株式はミクロで見られる分、きっかけは沢山ありそうですが、為替は究極のマクロ、つまり国や地域を分析する必要がある・・・?



そんなことはエコノミストに任せて、おさえるべき事だけ知っていれば事足りそうだと考えます。



米国雇用統計は「非農業部門雇用者増減数」の前月比だけ!といっても過言ではありません。10年以上前は「失業率」が注目されていましたが今は殆ど取沙汰されませんね。指標も流行があることは事実です。



また、遊びに来てくださいね。これからも宜しくお願いします。
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