「エロブログ」とか「18禁」などと呼ばれる、いわゆるアダルト向けなコンテンツを含むブログがあります。私は「エロス系」と呼んでいますが、こういったブログを目の敵にしているような人もいるようです。先に言っておきます。これはgoo BLOGへの批判です。
LOVE JUNCTIONさんのところの
「誰のことか」を見て、まず表現としてのエロスを自覚している方の記事であると思いました。次に、その記事の対象者である「荒らし的な書き込みをした人」が持っているエロス系すべてを表現とみなさず、全て汚らわしいものとする「偏見」に近いものを感じました。そこから、そういった摩擦を引き起こしているgoo BLOGの在り方について不満を感じたのです。
まず私の立場を表明しておきますと、私は「表現としてのエロス」も、「欲求不満のはけ口としてのエロス」も、どちらも肯定しています。なぜなら、成人にとってはそういったコンテンツは楽しめるものだからです(私はあまり見ませんが)。ただし、18歳未満の方、特に小学生以下の年齢の方がそういったコンテンツに触れることについては、大変良くないことだと思っています。
エロス系のブログがgoo BLOGで上位に来るのは、至極当然だと思います。そういったものは見たいですし、特にブログともなると書いている人の心情がリアルタイムに伝わってきたりして、とても面白いものです。男女間の微妙な心情の変化やその表現は、太古の昔から芸術として描かれてきた題材でもあります。もちろん、書いていらっしゃる本人は芸術とは思っていないかもしれませんが、エロスの表現には、芸術的な部分がよく見られます。もちろん、出歯亀的・野次馬的な目で見ても楽しめるものです。これは、私がデザインに携わる人間だからこその考え方かもしれません。
分別のある成人ならそういった見方はできるかもしれませんが、子供には影響が大きすぎると思うんです。goo BLOGにはカテゴリ分けがありませんから、小学生のお子さんがランキングトップを見ようとしてエロス系に到達するのもおそらくよくあることなのだと思います。彼らは、そういったブログを見て、一体どう思うのでしょうか。禁断のゾーンであることはすぐに分かるでしょう。親にばれないように、続けて読むようになるかもしれません。
子供の頃に触れる禁断のゾーンは、その人の性への触れ方に大きく影響すると思います。私もそうでしたから。空き地に捨ててあったエロ本を悪友と廻し読みするとか、そういった禁断のゾーンへ少しずつ触れて子供は成長するものです。しかし、BLOGは赤裸々すぎませんかgooさん。この範囲はgooさんが考える「未成年者への影響」が微々たるものと思っている範囲ということなのでしょうか。それとも、私が単に過敏すぎるのでしょうか。
goo BLOGは機能が覚えやすいから簡単に書けるのが良いところだと思っていますが、カテゴリが無いことでこの様な問題、特に心ない人のエロス系へのコソコソとした批判(というか荒らし?)も起きるのではないですか? これは、私からの、私自身への問題提起でもあります。
ただ、私は「匿名での中傷をやめよう」という意見は、賛同できかねます。匿名でないと言えないこともあるからです。「荒らしをやめよう」というのは賛同できます。これは私も本当にそう思います。でもなくならないから荒らしなんですけどね。荒らしにならないように匿名で書き込むのならば、それはそれで一つの表現方法として肯定しています。ただし、信頼性や説得性には欠けますけどね。
このままで良いのですかgooさん。あとで何か問題が起きても知りませんよ。起きない方の確率が高いかもしれませんが。むしろこの記事自体が問題かもしれませんが(汗
追記:純粋なエロチシズムの描写については、私はこのgoo BLOGのような、カテゴリ分けの無いオープンなブログでは避けるべきと思っています。私はそのような記事を見るとびっくりしてしまいますね。結局、読まないです。心理的描写の記事は読みますが。