マーヴァ・コリンズ・ストーリー
cast >> Cicely Tyson, Morgan Freeman, Rodrick Wimberly, Mashaune Hardy, Brett Bouldwin, Samuel Muhammad, Jr., Dianne Kirksey, Kelly Crosby, Tonda Leavy, Duke Thorbs ...
director >>Peter Levin（102min）《TVM》
narrator >> Edward Asner
《ひとりの教師の情熱が生んだ、わずかな希望。そして、全てが変わり始める・・・》
実話に基づき、数々の困難を乗り越え、教育に人生を捧げる女性教師の “情熱” が起こす “奇跡” を描いた物語 ーーー。
ナレーションは "ROOTS" "Lou Grant（事件記者ルー・グラント）" などのＴＶシリーズで５つの【エミー賞】を受賞したエドワード・アズナー（ "Hard Rain" ← Ｍ・フリーマンと共演 "JFK" ）。監督は、アズナーと "Lou Grant" で共演していたピーター・レヴィン。
荒廃したシカゴの学校に赴任した教師マーヴァ・コリンズ（シシリー・タイソン filmography ）は子供たちに “高い理想” と、それを実現するための学習ができる “場所” を求めていた。しかしマーヴァが直面したのは、厳しい現実の学校教育の姿だった。根強く残る「人種差別」「鈍重な官僚主義」に「懐疑的」な生徒の両親たち。ーーー そして何より、すでに人生を諦めてしまっている子供たち。マーヴァは遂に学校を辞め、子供たちに自分自身の可能性を気づかせる “場所” を提供するため、退職金を元に自らの “学校” をつくることを決意するのだが・・・・・。
マーヴァの一番の理解者で、彼女を献身的にサポートする夫クラレンスをモーガン・フリーマン（ filmography ）が好演（← 若い・笑）。２人の息子と１人の娘、家族５人が協力しあって困難を乗り越えていく様は、本来あるべき “古き良き” 美しい家族の姿を思い出させてくれる。
学校でいじめられたり、進級できずに落第したり、知的障害だと思われていたり、それぞれに問題を抱えて「読み書き」もできずにマーヴァのところにやってきた子供たち。彼らに “なぜ教育が必要なのか（＝ なぜ勉強しなければいけないのか）” を理解させながら、厳しく愛情を注いで、諦めずに教える姿にはただただ脱帽。Ｃ・タイソン（← 私生活では、帝王マイルス・デイヴィスを薬物から立ち直らせた妻）は、本作で “NAACP（全米黒人地位向上協会）” のイメージ・アワードを受賞。時の大統領レーガン（← 好きでした・懐）は、マーヴァの功績を称えて「教育長官」に推薦したが、彼女は “教師を続けたい” と要請を辞退 ーーー（秀逸）。
《あなたの大好きな教師は誰ですか？ あなたを心の底から信じてくれて、自分を見失いそうなときには、自分自身の可能性に気づかせてくれる。そんな先生がいたら最高だと思いませんか？》・・・そんな人がいてくれたら、まさに今、話をしたい気分です（苦笑） お子さんと一緒にどうぞ。
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