中小企業診断士 福田 徹 ブログ

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富士山に学ぶ2010

2010年07月22日 | 福田徹の生き方
 「企業様を元気にして日本の明るい未来をつくりたい」

 皆様、おはようございます。中小企業診断士の福田徹です。


 「どんなに厳しく苦しい状態であっても※1、歩みを止めさえしなければ、少なくとも途中(マイルストーン)まではたどり着く。」

 「悪い状況を意に介さない図太さと好機を見極める注意深さがあれば、無理をせずともゴールにたどり着く」

 これが、今年富士山から、私が得た言葉です。


 約10日前の2010年7月13日午前2時、吉田口八合目の白雲荘では、私のとなりの寝床の団体客に、ガイドさんから頂上登山中止が告げられていました。

 窓の外からは、昨日から続く強い風の音がしています。

 登山の安全や東京へ引き返すバスの予定を考えると、団体を引率するガイドとしてはこの時間に決断するのが当然なのでしょう。

 しかし、個人客の私は諦めませんでした。


 前日、五合目から雨と強風に見舞われ、特に岩場が多い七合目から八合目付近では、上からの風に遮られて通常の何倍もの体力と時間をかけて登って来ました。

 私の大きな身体であってさえ、突風に飛ばされないように必死に岩やロープにしがみつくような状況でした。

 一歩歩くのに何秒もかかる状況でも、歩くのを止めなければ、途中まではなんとかたどり着くものです。


 さて、必死に登ってたどり着いた八合目白雲荘の翌早朝の話に戻ります。

 午前2時の次に目を覚ました午前3時、外は依然として強風が吹いているようです。

 うーん。やはりダメなのか?

 高度が増すにつれて、気温・気圧と酸素濃度の低下で体力が失われる上に、風も強くなることがわかっているため、強風が吹く状態では八合目より先に進むことはできません。


 そして、次に目覚めた午前4時15分、おや?外の音がしない。

 窓の外の登山客の会話さえ聞こえる状況です。

 よし!行こう。寝床を跳ね起きて、頂上をめざして白雲荘を午前4時40分に出発しました。

 山頂までは、雨が降っているものの、目立った風にも遭わず、あまり苦労せずに2時間弱で到着しました。

 4時過ぎまでゆっくり眠り※2、たっぷり睡眠を取ったため、前日の疲労が回復していたのも良かったかもしれません。


7月13日午前7時前の富士山頂(久須志神社付近)


 ご覧の写真のように山頂は、雨と霧の中であり、私の富士登山6回目にして、初めてご来光を拝めない登山となりました。


 しかし、今年も富士山は言葉をくれました。

 「どんなに厳しく苦しい状態であっても※1、歩みを止めさえしなければ、少なくとも途中(マイルストーン)まではたどり着く。」

 「悪い状況を意に介さない図太さと好機を見極める注意深さがあれば、無理をせずともゴールにたどり着く」

 
 富士山は、やはりすごい山です。

 私は、新たな言葉と果たせなかった「ご来光」拝顔を求めて、来年を待たず今シーズンにもう一回登ることを考えています。


※1 富士山は、夏山登山でも大変厳しい山です。多少は山に慣れ親しんでいる筆者も、天気予報を確認した上、雨具や防寒具、食料などを装備して出かけています。あしからずご理解の上お読み下さい。

※2 ご来光を頂上から見るために、白雲荘の位置からだと通常は2時半とか3時に出発します。山頂付近の渋滞がきつい場合は、もっと早く出発する場合もあります。また、たとえ自分だけはゆっくり出発と思ったとしても、結局は周りの登山客の身支度の音に起こされてしまうものです。

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