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天風先生の推奨なさる正しい食生活の基準 その2長生きをしたい人の食べ物

2023-04-08 17:13:42 | Weblog

4月8日(土)曇り一時雨【天風先生の推奨なさる正しい食生活の基準 その2長生きをしたい人の食べ物】

本日は、釈尊のお誕生日といわれています。降誕会といいます。『法華経』では、久遠実成の仏、といわれ、釈尊は、久遠の昔に悟られ仏になられて、限りない時間を人々の教化に尽くしてくださってきた仏様といわれています。実在の釈尊は、80歳という御年で入滅なさいましたが、当時でもご長命なほうではないでしょうか。

さて、天風先生は「長く生きる」ことを大事とされています。長く健康に生きるには、どのような食事にしたらよいか、までをお教えくださっています。一つ具体的なお話を『幸福なる人生』の第七章の中からご紹介しましょう。

徳富蘇峰(1863~1957、評論家、小説家蘆花の兄)さんと、尾崎行雄(1858~1954,憲政の神様、政治家)さんの屋敷で、頭山満(1855~1944,国家主義者、右翼の中心人物)さんたちと一緒に会ったそうです。そのとき、蘇峰の喘息について、「肉の食いすぎでしょう」と言い、それを頭山さんのほうが蘇峰さんよりも年長者なので、「おい、徳富、肉食うじゃだめぞ。おいどんも肉食いおった時には体弱かってんが、今はとても壮健じゃけん、真似せい」と言ったそうです。「それじゃそうしましょう」と従ったそうです。それから喘息の発作も起きず、94歳まで長生きなさいました。頭山さんは89歳、尾崎さんも95歳、お二人とも早くから天風先生のところで、食べ物の養生を学び、天風先生の言うとおりにしたので、長生きなさった、と紹介されています。(277~279頁)

とにかく肉食でできた元気は一時的で、疲労の方が甚だしい。断然するな、と言いたいけれどなかなかできないことだから、若いうちは、動物性のものを3,植物性のものを7、齢をとるにしたがって、だんだん植物性の比率を大きくしていけばどうか、と、妥協して教えてくれています。(40歳までは5対5、40以後60歳までは7対3、70以後80歳までは8対2、80歳を越えたら10対ゼロにしたほうがよい。やむを得なかったら9対1。と別の本では述べています。)

私のことで恐縮ですが、私は22歳から以後、動物性はかなり少なくなり、いつのまにか肉は全く食べなくなりました。最近一度ご馳走に手を付けた後、翌日吐き気と眩暈に苦しみまして、どうも動物性の食べ物に対して消化酵素がなくなっているのではと思いました。働き続けていますが、全く病気しらずで、病院のお世話になったことはありません。母は103歳であの世に帰りましたが、私と同じ食事ですので、病気らしい病気はしなかったです。

多くの方は、動物性のものが最もよいと思い込んでいるからいけない、と天風先生は仰っています。天風先生はフランスにいた時、サラ・ベルナールというオペラの女優さんと同じ宿で生活したそうですが、この方も肉類は全然食べない、サンドイッチも野菜のサンドイッチを食べていたそうです。どうして肉を食べないのかと聞きましたら、「私は肉類は人間の食べるものじゃないと思っているからたべません。」「多くの人はプトマイントキシンを知らないから」と答えたそうです。プトマインというのは、生命のなくなった死骸の中にできる毒のことだそうです。

今日はこれまでにしておきますが、本当に皆様、あまりに癌でお亡くなりになる人が多すぎます。ご自分の命の参考に、この記事をなさってくださいませ。動物性のお料理が無いと食べた気がしない、という人もいるでしょうが、植物性の料理もいろいろとあります。動物性をお食べになりたければ、勿論ご自由ですが、ほどほどになさってみてはいかがでしょうか。

因みに私の薬石は:玄米、タケノコの天ぷら(久々の天ぷらです)、大根おろし、味噌汁(お豆腐、ネギ、わかめ、六年味噌)、菜っ葉の胡麻あえ。手製の大根の味噌漬け2切れ。



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