中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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春たけなわの鎌倉:鎌倉中央公園からフラワーセンター大船を巡る

2012年03月30日 22時21分41秒 | 鎌倉あれこれ

                             <フラワーセンター大船>

    春たけなわの鎌倉:鎌倉中央公園からフラワーセンター大船を巡る
             (単独散策)
         2012年3月30日(金) 

<もう3月も終わりに近い>

■とりあえずは散歩でもしよう
 3月もあと2日で終わりである.もうすぐ4月.歳月が過ぎ去るのは実に速いなと実感する今日この頃である.日記帳を開いて,今月の山行日数を調べてみる.今月30日までに里山に出掛けた回数は9日.そのうち,丹沢塔ノ岳へは6日通ったことになる.10年前,まだ現役だった頃に比較すると月あたりの山行日数は大分減っているようである.これも,年々歳々,体力が弱まっている証拠だろう.いや,体力と言うよりは気力が減退している証拠だと言った方が正確かもしれない.せめて,3月中に10日程度は里山を散策したかったなと月が押し迫った今頃になって焦るが後悔先に立たずである.
 …で,今日は小さな用事があるので塔ノ岳詣ではできない.
 そこで,今朝は,ゆっくりとホームページでも弄ろうかと思う.そして,何時ものように,まずはフェースシートやブログやらに一通り眼を通すことにする.
 フェースシートでは,学生時代に同じ研究室に居られたIさんが,今度,神奈美展に出展される予定の絵を紹介している(もっともIさんの友人だけしか見ることができないが・・).
 私はIさんのこの絵を拝見して,絵の素晴らしさに感激を受けるとともに,私が出展しようとしている作品の出来が,まだまだ荒削りで鑑賞に堪えるようなレベルには到底達していないことを実感する.そして,焦りにも似たモヤモヤ感が体中に充満してくる.私は描きかけの自分の絵に,太い筆を柄って大きな朱色の×印を付けて,ビリビリと破り捨てたくなる.
 「オレはまだまだ未熟だ・・・こんなのではダメだ.もっと自分の情念を率直に表現するようにしなければ・・」
と焦りにも似た疑問が心の中に沸々と沸き上がる.
 私は,こんな焦りにも似た気持ちを抱えたまま,身辺の小さな要事や,某ハイキンググループ向けのコース設定と,案内状の送信などを終える,たったそれだけのことを下だけなのに,もう午前中は終わりである.
 「そうだ・・気分転換に,午後から,暫くの間,散歩でもしよう・・・」

■未だ堅い桜の蕾
 昼食後,2階の窓から鎌倉中央公園の桜を見下ろす.東京では今日にも桜の開花宣言が出そうだというのに,ここの桜はまだ固い蕾のままである.この辺りの桜の開花は未だ先のようである.

<桜のつぼみはまだ堅い>

<鎌倉中央公園から妙法寺へ>

■鎌倉中央公園
 今日はバス停鎌倉中央公園を出発点にして,中央公園を抜けて,山崎,天神山,フラワーセンター大船,貞宗寺,円光寺,龍宝寺,玉泉寺,矢戸ノ池,大船駅の順に,主として梅の名所を一回りしようかと思い立つ.
 ただ,出発前にモタモタしていていたため,結局,出発点のバス停鎌倉中央公園から歩き出したのが13時30分と大分遅くなってしまった.
 今日は平日だが,昼下がりの気持ちの良い時間である.幼児を連れた若い母親や,年配の方々が三々五々散策を楽しんでいる.どの幼児達もとても可愛い.
 園内の草花を眺めながら,ユックリと散策する.







■玉泉寺からフラワーセンター大船へ
 中央公園山崎口から山崎の住宅地へ出る.陽気が良いので,これから中央公園に向かう方々と,時々すれ違う.
 薬師堂跡付近で,山崎裏道との三叉路に突き当たる.ここでどちらに行こうかと迷うが,たまたま左手の道から人が来たので,つられて左に曲がる.
 途中から天神山に登って,山頂に鎮座する北野神社を参拝しようかと思っていたが,何となくボンヤリと絵のことなどを考えている内に,ウッカリ,登山口を通過してしまう.改めて登山口まで引き返すのも面倒なので,
 「まあ・・いいや・・」
で天神山はショートカット.
 少々自動車の往来が多い狭い道を長島方面に歩く.
 途中,玉泉寺は,山門から境内を覗いただけで,参拝したことにして通過する.そして,バス道を横断して,東海道本線に架かる山崎跨線橋を渡る.
 橋の下には実にたくさんの線路が並んでいる.次から次へと電車が頻繁に走っている.

<妙法寺>

<フラワーセンター大船>

■フラワーセンターに到着
 14時20分頃,フラワーセンター大船に到着する.65歳異常は入園料100円である(数年前まではタダだった).園内は結構観光客で賑わっている.
 園内に入ると,目の前がとても賑やかな花,花,花である.
 向かって右手の鉢植えの花を見て回る.1鉢1000円台のものが多い.私には花のことは全く分からないが,綺麗な花を見ているだけでも楽しい.


■展示館に入る
 2棟ある展示館では,花の写真展とフラワーガーデンの…次回が開催されている(…次回の正式な名称は忘れた).
 フラワーガーデンは綺麗だなとは思ったが,我が家の庭では真似するのは無理.
 花の写真展で展示されている写真は,どれもこれも素晴らしい.もちろん絵に通じるものがある.どの写真からも感銘を受けた.




■園内をブラブラ
 園内を適当にブラブラ歩く.説明を抜きにして,美しい花の写真を見て頂くことにしよう.








■色鮮やかな熱帯植物
 広場の月あたりにある温室に入る.ここでは,たくさんの色鮮やかな熱帯植物を鑑賞することができる.
 温室に入ると,ムッとする湿気と気温に,ちょっとショックを受ける.




<大船駅へ>

■玉縄首塚
 フラワーセンターで,随分と時間を費やしてしまった.
 もう,16時近い.
 私は,フラワーセンターを出てから,貞宗寺,円光寺などを一回りするつもりだったが,今日のところは,これから大船駅へ直行して,コーヒーでも賞味して帰宅しようかと思う.
 住宅地の中の道をブラブラと大船駅へ向かって歩く.途中で,数名の若い方々に追い抜かれる.自分では結構速い速度で歩いているような気がしているが,若い人に比較すると,どうも足が遅くなっているようだ.
 路地を適当に歩いて,玉縄首塚の前に到着する.


■大歩道橋
 バス停から,大船駅構内に通じる大歩道橋に登る.
 大歩道橋からの眺めが結構面白い.遠くに六国見山が見えている.その手前に,長い直線ばかりが目立つ,大船の市街が見えている.
 電車,自動車,雑踏の騒音が絶えず聞こえてくる.
 風が強まっている.私は某100円ショップで衝動買いした安物の帽子を被っているが,強風で飛ばされそうになる.急いで帽子を脱いでカバンに押し込む.


■大船観音
 大歩道橋から,目の前に見えている大船観音を拝む.実に良いお顔の観音様である.
 ここを通る度に,観音様の写真を撮っているが,今日も定点観測のつもりで,大船観音の写真を撮る.


■締めくくりのコーヒー
 散策の締めくくりは,何時ものように一杯のコーヒーである.
 今日はどの店に入ろうかと,少々迷うが,駅ビル1階のドトールに決める.1杯200円也.ここは地の利がよいのか,ほとんど何時でも満席である.
 店内を見回して,入口近くのちょっと背高の1人用の席に座る.もちろん禁煙席.コーヒーを賞味しながら,
 「何で自宅で入れるコーヒーは不味いんだろう・・・」
 「さて,展覧会の絵はどのように仕上げようか・・・」
 「何日に塔ノ岳へ登ることにしようか・・」
などと,とりとめもないことを,ボンヤリと考えている.これが私の至福の時である.


■孫娘と一緒に夕食
 夕食前に帰宅する.
 横山市内に住んでいる孫娘が,一人で我が家を訪れる.今年,4月から,大船にある某私立中学に進学する.万一の時に学校からジジババの住む我が家まで一人で来れるように予行演習をしているとのこと.孫は第一志望の学校に進学で来るので大満足のようである.
 平素,ジジババ2人だけの夕食に孫が1人加わっただけで,雰囲気がぐっと華やぐから不思議である.
 こうして,私の今日一日も,ぐうたらな内に終わる.
 明日,土曜日は雨.ならば日曜日にでも塔ノ岳に登ろうかと思っている.
                                                (おわり)

「鎌倉あれこれ」の前回の記事
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