中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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鎌倉:中秋の鎌倉中央公園

2009年10月29日 19時50分43秒 | 鎌倉あれこれ

                       <ほのかな秋色:鎌倉中央公園>

2009年10月29日(金) 雨曇

 急性胃炎から何とか回復した私は,編集途中のモロッコ訪問記,日光道中二十一宿巡り,中山道六十九宿巡り,信州家族旅行などの編集作業を始めようかと思い立った.
 しかし,いざ作業を始めようとすると,何とも気が進まない.
 「無理することないな・・」
私は即座にPCから離れた.
 そして,このほど自作した体力回復プログラムに沿って,今日はPCに向かう代わりに,軽く大船駅まで歩いて往復することに決める.累積標高差約65メートル,歩行距離約5キロメートルほどの散歩である.

 昼下がり,まずは,自宅近くの鎌倉中央公園を訪れる.小雨が降っている.
 公園には誰も居ない.雨の音だけが聞こえてくる.そして,辺り一面に雨の香りが漂っている.
 ここ10数日間,折角公園の近くに住んでいるのに,大船への近道として,ただそそくさと通過しているだけ.もう,長い間,ゆっくりと公園を散策していない.

 私が急性胃炎で伏せっている間に,秋は随分と深まっている.公園の森や林は,もう少し紅葉し始めている.雨に濡れた木々は何ともいえない美しさである.私は小一時間の間,公園のあちこちを歩き回る.

        <誰も居ない中秋の鎌倉中央公園>




 公園を一回りした後,山崎口から山崎の集落を通り抜けて,大船へ向かう.
 途中の街路樹が,綺麗に紅葉し始めている.
 鎌倉の紅葉も,後少しで,綺麗になるなと実感する.



 健康なときの私には,到底考えられないような,超ノロノロの速度で歩き続ける.その代わりに,ゆっくりと丁寧に辺りの風物を楽しむ.
 平素あまり気にしていなかったが,ゆっくりと歩いてみると,私が住んでいる寺分から山崎辺りの住宅地が,とても清潔感が溢れた美しいところだと気がついた.
 とにかく緑が多い.その緑が雨で清められ,何ともいえない新鮮さを感じさせてくれる.道すがらゴミ一つ落ちていないし,殆どの家の庭がよく手入れがされている.
 「美しい街並みだな・・・」
 私は改めて,結構良いところに住んでいるなと実感する.

 山崎の跨線橋を抜けて,鎌倉芸術館の前を通過する.そして,今年の初め頃,閉店した三越の後で開店しているBook offに立ち寄る.随分と広い店舗になっている.入口近くには,洋服,履き物,スキー用衣類,皮革製品など,おびただしいリサイクル品が,ドッサリと陳列されている.90リットルほどの本格的な登山用のリュックもある.新品同様の良い品物だが,結構安価である.
 その奥に,バカでかい書棚がズラリと並んでいる.おびただしい古本が陳列されている.
 これらを,何となく見ている内に,瞬く間に,1時間ほどの時間を費やしてしまう.

 廊下続きのイトーヨーカ堂に入る.結構沢山の買い物客がいる.
 1階のレストラン街で一休みしようかと思う・・・が,直ぐに自分が,今,ピロリ菌と格闘中なことを思い出す.
 かなりのコーヒー党である私には,いくらピロリ菌滅菌治療中とはいえ,コーヒーを自粛しているのはかなり辛い(医師からコーヒーを飲んではいけないとは言われているが自粛している).
 コーヒーレスの散策は,いかにしづらいかを実感する.

 その足で,ヤマダ電気へ.
 つい最近,リリースされた“Windows 7”が,とても気になっている.
 ヤマダ電気は,つい最近,大幅な売り場変更を行っていた.そんなことを知らずに店舗に入った私は,戸惑ってしまう.
 新しいPC売り場を訪れる.買い物客の数は少なくて,案外空いている.
 手持ちぶさた風の店員から,富士通,日電,東芝の3社から発売された冬モデルの説明をじっくりと伺う.
 実は,私が今使っているPCは,2003年版の“Windows XP".6年も使っていると古いPCに比較すると,新しいモデルの性能の良さには,目を見張るほどの違いがある.
 持ち主の私同様に,手持ちのPCも古くなったなと実感する.
 そろそろ,慣れ親しんできたPCとも,おさらばして,新しいPCを買おうかと,真剣に考え始める.

 次いで西友に立ち寄る.
 店内は大幅なレイアウト変更中で,中に入っても落ち着かない.用事のある文房具売り場を訪れただけで,そそくさと店を出る.
 本当は,この辺りでルノアールに入って,かぐわしいコーヒーを味わいたいところだが自粛する.

     ***********************

 道草をしていたために,随分と遅くなった.何時の間にか雨が止んでいる.太陽が大分西に傾いている.
 リハビリにしては少々歩き足りない感もあるが,バスに乗って,おとなしく帰宅する.
 今日は,ろくに歩いていないのに,なんとなく疲れた.やっぱり,自分の想像以上に体力が減退しているなと実感する.

 実は・・・・
 私は,下の図で示すようなリハビリ計画,題して体力回復プログラムを,勝手に作っている.
 フォウベルタランフィの一般システム理論に従えば,生物の一種である私の体力回復プロセスは,多分,図のような成長曲線になるはずである.
 現在,私は二つの目標レベルを想定している.

 第1の目標レベルは,図に示したLevel 1.
 このレベルは,来月初旬,3日間連続して歩く日光道中二十一宿の旅に耐えうる体力である.したがって,横軸のt1は,11月5日前後を想定している.
 このLevel 1をクリアーすることが,今の私にとっては,最重要課題である.

 第2の目標レベルは,発病以前の体力レベルである.つまり,楽に余裕を持って大倉尾根経由で塔ノ岳を往復できるレベルである.仮に“山猫レベル”とでも命名しておこうか.
 第2の目標レベルは,今のところ,何時達成できるか見通しが立たない.もっとも図中に示した式を解けば,およその目標達成時期を想定することは可能だが,今の私には,そんな面倒な式をいじくり回す気にならない.
 今考えているリハビリプロセスは,
 第1ステップ:大倉から見晴山荘往復を数回繰り返す.並行して三浦アルプスを何回か往復してみる.
 第2ステップ:大倉から堀山の家までの往復を数回繰り返す.
 第3ステップ:大倉から花立山荘までの往復をしてみる.問題なければ,次からは塔ノ岳まで足を延ばす.そして,めでたく山猫ミー君とご対面である.
 できれば,第3ステップを,年内にクリアーしたいなと思っている.
                        (おわり)
「鎌倉あれこれ」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/65790b2b8dc5b05da0a851cbddc5ef09
「鎌倉あれこれ」の次回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/14c09406886010a7d3ba93b7c40fecdf
「急性胃炎闘病記」の初回記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/4774aa7a047dfe07e45332cf18e89b6a


 



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