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クリュイタンス/フランス国立放送局管弦楽団、モスクワ公演ライヴ盤 (1959)

2009-11-17 04:22:13 | 歴史的コンサート・ライヴ
 今日は近代フランス音楽を得意とした名指揮者アンドレ・クリュイタンス(Andé Cluytens/1905~1967)/フランス国立放送局管弦楽団、現在、フランス国立管弦楽団(L'Orchestre National de France)が1959年に当時のソヴィエトを初訪問した際の「モスクワ音楽院大ホール」での貴重なライヴ盤(写真)を紹介したい。このLPレコードは1980年に当時のソヴィエト国営レーベル「メロディア(Melodiya)」から2LPセット(M-42879)としてリリースされたものである。録音はモノラルだが音質的にはまずまずである。
 収録曲目は彼が得意とするフランスものとロシアの作品が収められており参考までに全収録曲目を下記にあげておきたい。

   (LP第1面)
     ビゼー   :交響曲ハ長調
   (LP第2面)
     ベルリオーズ:「ローマの謝肉祭」序曲
     ラヴェル  :「スペイン狂詩曲」
   (LP第3面)
     ムソルグスキー:交響詩「禿山の一夜」
      同     :歌劇「ホヴァンシチナ」前奏曲「モスクワ河の夜明け」
   (LP第4面)
     ストラヴィンスキー:舞踊組曲「火の鳥」(1919年版)
 
 以上であるがどれも素晴らしい演奏であるが特に第4面に収録された「火の鳥」は圧巻である。彼が持つエレガントで繊細な音の色彩感覚が充分に堪能できる演奏でもあり貴重な「歴史的コンサート・ライヴ」と言える思う。筆者の知る限るではまだ未CD化と思われるので今後のCD化を望みたいところである。
 ところでクリュイタンスと言えばつい先ごろ筆者もお世話になっている茨城県竜ヶ崎市のクラシック音楽愛好会「ゲヴァントハウス」(このクラブは毎月2回無料CDコンサートを開催、詳細については筆者のブログ「余暇文化活動」の項目を参照いただきたい)のテープ・ライヴラリーから彼がパリ音楽院管弦楽団を率いて1964年に来日した際の貴重なステレオ・ライヴ・テープが発見され(当時NHKFMの「立体音楽堂」の時間のオン・エアされたもの)このたび「Altus」レーベルより以前発売されていた「モノラル録音」と合わせて2CDセットでリリースされたことも記憶に新しいところである。



      

     
    
  



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