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ロリン・マゼールのプロコフィエフ「交響曲第5番」(FM エア・チェック)

2012-07-01 21:36:27 | FMエア・チェック

 意外なことにロリン・マゼール(写真)はプロコフィエフの交響曲を現在までに「第5番」と「第1番」を除き公式レコーディングをしてないようだ。因みに「第5番」は1977年に「クリーヴランド管弦楽団」(英デッカ)、「第1番」を1981年に「フランス国立管弦楽団」(CBS)と録音している。 

 実演では「第5番」を結構プログラムに取り上げており筆者の手元にも数種のFMエア・チェックテープがある。いずれも1970年代後半から1990年代に「NHK FM」でオン・エアされたものである。各々の詳細なデータは年代順に1978年11月21日ーサル・プレイエル(パリ)と1981年11月17日ーシャンゼリゼ劇場(パリ)の演奏が「フランス国立管弦楽団」、「ルツェルン国際音楽祭」、「クンスト・ハウス」(1991年9月5日)における演奏は「ウィーン・フィル」、そして「バイエルン放送交響楽団来日公演」(アクト・シティ浜松/1994年10月18日)のものである。

 時代とともにマゼールの演奏スタイルにも変化が見られるのは当然のことだがそれぞれの演奏時間もまた時代とともに遅くなっていることだ。具体的には1978年・81年の「フランス国立管弦楽団」との演奏はおよそ45分前後とレコード録音に近く1990年代の「ウィーン・フィル」や「バイエルン放送響」の演奏はさらに円熟味や繊細な深みも加わりテンポもかなり遅めにとり演奏時間も50分をはるかに越えている。これには今回改めて興味を引きつけられてしまった。

 



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