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「1951年バイロイト音楽祭」ライヴ盤 - クナッパーツブッシュの「神々のたそがれ」

2009-12-12 07:53:14 | オペラ
 今日紹介する写真のCD、R.ワーグナー楽劇「神々のたそがれ」全曲盤(TESTAMENT/SBT4175)4CDセットはハンス・クナッパーツブッシュ(1888~1965)による戦後再開した「バイロイト音楽祭ー1951年」におけるライヴである。この録音は「英デッカ」によるものだったが当時、出演アーティスト等の契約問題の関係から長い間お蔵入りになっていた「幻の録音」でもあった。発売は1999年11月に「TESTAMENT」シリーズから世界初CD化され同時に限定盤のLPセットもプレスされた。録音はモノラルだがさすが「英デッカ」の録音だけあり非常に良好で聴きやすい音質である。また「デッカ」による録音はこの時「指環」全曲の録音を行ったとのことだが他の三作の録音はうまくいかなかったようである。ワーグナーを得意とする「クナ」の「真骨頂」が聴ける貴重なライヴ録音で歌手陣のコンディションも良好だ。
 クナッパーツブッシュはこの「バイロイト音楽祭」にこの1951年から58年まで「指環」を6回も振っておりそのうち確か1956年・57年の「指環」全曲盤が国内盤でもリリースされていたと思う。ワーグナーの超大作なのでなかなか全曲をじっくりと聴くことができないが今年も余すところ2週間余り、せめてこの「たそがれ」だけでもじっくりと聴いてみたいと思っている。
 参考までに演奏者を下記にあげておきたい。

  指揮 :ハンス・クナパーツブッシュ
  管弦楽:バイロイト祝祭管弦楽団
  合唱 :同 合唱団
  キャスト:アストリッド・ヴァルナイ(ソプラノーブリュンヒルデ)
       ベルント・アルデンホフ (テノールージークフリート)
       ヘルマン・ウーデ    (バリトンーグンター)
       エリザベート・ヘンゲン (メゾ・ソプラノーヴァルトラウテ)
       ハインリヒ・プフランツェル(バスーアルベリヒ)
       ルートヴィヒ・ウェーバー(バスーハーゲン)
       マルタ・メードル (ソプラノー グートルーネ/第3のノルン)
       エリザベート・シュワルツコップ(ソプラノーヴォークリンデ)
       ハンナ・ルートヴィヒ(ソプラノーヴェルグンデ)
       ヘルタ・テッパー(メゾ・ソプラノーフロースヒルデ)
       ルース・ジーヴェルト(アルトー第1のノルン)
       イーラ・マラニウク(アルトー第2のノルン)
     (以上、1951年8月4日、バイロイト祝祭劇場、ライヴ録音)
        


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