コース順路:コース満足度★★★
野幌森林公園→北海道開拓記念館→円山原始林→雄冬岬(増毛)→増毛駅→丸一本間家→暑寒海水浴場→渓流の森→丹保旅館(増毛)→雨竜沼湿原
今年の夏は暑い、何をするにも億劫な気持ちになってしまう。
7月中旬の散策、そして旅だったのに、ブログに載せるのは今頃になってしまった。
大都市近郊の平地林でありながら、手づかずの原始林の面影を残していることで有名な野幌森林公園を訪れる。
入り口には、北海道の開拓につくした先人の苦労への感謝と、未来を創造する道民の決意を示すために創られたという「百年記念塔」が聳えている。
先へ進むともう鬱蒼とした原始林だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/4c/aeaf28f06b9541a60463cd40896c28c1.jpg)
今の時期、エンレイソウが黒い実を一つ付けている。
綺麗な花だし、葉は北海道大学の徽章にデザイン化されていて、特に愛着を覚える花の一つ。
公園の奥には、瑞穂と呼ばれる池がひっそりとしたその佇まいを見せている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/15/ff27441bdf3ecfeff7447e7304982b82.jpg)
公園内にある北海道開拓記念館を訪れる。
道内最大の歴史博物館で、北海道の歴史が産業、生活、文化などに渡り、時代を追って分かりやすく解説されている。
幕末の函館戦争の際、榎本武揚が立て篭もった五稜郭のレプリカや、昔懐かしいダルマストーブの展示などその内容も多種で面白い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/df/78f74b6beb73909cb0849acc62dabb34.jpg)
札幌在住の姉夫妻と一緒に国指定天然記念物の円山原始林を訪れる。
頂上へ向かう途中、八十八番までの石仏が登山者を優しい表情で迎えてくれる。
姉の主人は植物や花について学者はだしの薀蓄をいつも披露してくれるので、一緒に歩いていてとても楽しい。
道脇の花や木について、その面白い説明を聞きながら頂上を目指す。
頂上から一望できる札幌の眺めは素晴らしく、札幌ドームの丸い屋根などは、陽の光を受けてきらきら輝いている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/21/8d0dcec1524d9cc1dd6892a67cf9e3a9.jpg)
増毛の町を目指し、海岸のツーリング道路としてオートバイ族が良く走る国道231号線をレンタカーで一路北上する。
かつては陸の孤島と呼ばれた増毛町雄冬の岬には、日本海を一望する展望台が整備されている。
ここから見る海岸の風景は素晴らしく、特に日本海に沈む夕陽は空と海を真っ赤に染め、息を呑むほどの絶景を繰り広げるとのこと。
また、雄冬は映画「駅」の主人公の出身地でもある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/25/3edbb962693499eefc34e7085d24c610.jpg)
JR増毛駅のすぐ向かいの建物「風街食堂(映画の舞台、今は観光案内所)」には、1981年公開の東宝映画で、高倉健、倍賞千恵子主演の名作「駅Station 」のパネルが沢山展示している。
この映画、レンタル店で見つからずまだ見ていないが、高倉健のために倉本聰が書き下ろした作品だから間違いなく面白いはず。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/f9/2fd6e7b7b863fbedac41f09a14c34f14.jpg)
明治初頭、鰊漁で沸く増毛の地に訪れた佐渡出身の青年が、その優れた才覚と行動力で手塩國随一の豪商に伸上がったという。
その拠点となった豪壮な佇まいを今にも残す「旧商家丸一本間家」を訪れる。
当時の呉服店舗の造りなどが実に良くわかる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/9d/e79bfb38b812a00cce8e2f8aa8217cc4.jpg)
約50年ほど前に訪れた増毛の透明な海と遠浅が忘れられず、同じ場所ではないが暑寒海水浴場を訪れる。
昔の面影は無いが、しばし広い海原をじっと見つめる。
暑寒別岳の増毛側からの登山口でもある「渓流の森」を訪れ、清流のそばでおもいっきり森林浴を味わう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/87/ae531af09430ea219a478b5710f51847.jpg)
今の時期、ジシバリ(地縛り)の黄色い花が一面に咲いている。
それと競うように咲いているオレンジ色の花が綺麗だが、花の名前がわからないのがとても残念。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/41/0100ad01c67d01bb807567fb0b0e8947.jpg)
夕方に民宿「丹保旅館」に到着、さっそく割った新鮮なウニを海水と一緒に味わう。
夕食は美人の女将さんが、自身で切り盛りした地元食材の手作り料理が盛り沢山。
メニューをあげると、メバルの煮付け、アイヌ葱の酢味噌和え、ワラビのしょうゆ漬、膾と菊の花の酢の物、ミミのりの生姜和え、アンコウの和え物、タコとホッキ貝の刺身、イカの沖漬け、メロンの漬物、そしてカジカ汁とどれもおいしいものばかり。
女将さんが、全部手作りという料理について、一つ一つ丁寧に説明をしてくれる。
何度でも訪れたい、絶対にお薦めしたい民宿。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/73/ab4f7d39fb89b0628e263efdd476a9f6.jpg)
採れたての馬糞ウニと紫ウニの盛り合わせにウニ汁、口の中で甘くとろりと溶けて何ともいえないおいしさに大満足。
今回の旅行の一番の目的は、尾瀬に匹敵するほど素晴らしいと言われる雨竜沼湿原の散策、間近に暑寒別岳をのぞみ大小数百の池塘が点在、水芭蕉、ヒメシャクナゲ、エゾカンゾウなどが咲き誇る素晴らしいところ。
ところが朝からすっきりしない空模様で、登山口ではついに雨になり、断腸の思いで引き返すことになってしまった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/98/05fda1b606896bcf4b872e1e555cf367.jpg)
今回の旅、雨竜沼湿原には行けなかったが、地元の食材のおいしい手作り料理には大満足、北海道の湿原はすべて踏破しようと思っているので、来年は必ず再チャレンジしようと思っている。
夏の北海道 その3(富良野、北の国から、ラベンダー)
夏の北海道 その2(網走、知床、釧路)
夏の北海道 その1(札幌)
野幌森林公園→北海道開拓記念館→円山原始林→雄冬岬(増毛)→増毛駅→丸一本間家→暑寒海水浴場→渓流の森→丹保旅館(増毛)→雨竜沼湿原
今年の夏は暑い、何をするにも億劫な気持ちになってしまう。
7月中旬の散策、そして旅だったのに、ブログに載せるのは今頃になってしまった。
大都市近郊の平地林でありながら、手づかずの原始林の面影を残していることで有名な野幌森林公園を訪れる。
入り口には、北海道の開拓につくした先人の苦労への感謝と、未来を創造する道民の決意を示すために創られたという「百年記念塔」が聳えている。
先へ進むともう鬱蒼とした原始林だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/48/856ad8daa01df1f91270a0e86df0dd95.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/4c/aeaf28f06b9541a60463cd40896c28c1.jpg)
今の時期、エンレイソウが黒い実を一つ付けている。
綺麗な花だし、葉は北海道大学の徽章にデザイン化されていて、特に愛着を覚える花の一つ。
公園の奥には、瑞穂と呼ばれる池がひっそりとしたその佇まいを見せている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/2f/1cc330cfa0b8c03c88e69f6149491f7d.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/15/ff27441bdf3ecfeff7447e7304982b82.jpg)
公園内にある北海道開拓記念館を訪れる。
道内最大の歴史博物館で、北海道の歴史が産業、生活、文化などに渡り、時代を追って分かりやすく解説されている。
幕末の函館戦争の際、榎本武揚が立て篭もった五稜郭のレプリカや、昔懐かしいダルマストーブの展示などその内容も多種で面白い。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/df/78f74b6beb73909cb0849acc62dabb34.jpg)
札幌在住の姉夫妻と一緒に国指定天然記念物の円山原始林を訪れる。
頂上へ向かう途中、八十八番までの石仏が登山者を優しい表情で迎えてくれる。
姉の主人は植物や花について学者はだしの薀蓄をいつも披露してくれるので、一緒に歩いていてとても楽しい。
道脇の花や木について、その面白い説明を聞きながら頂上を目指す。
頂上から一望できる札幌の眺めは素晴らしく、札幌ドームの丸い屋根などは、陽の光を受けてきらきら輝いている。
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増毛の町を目指し、海岸のツーリング道路としてオートバイ族が良く走る国道231号線をレンタカーで一路北上する。
かつては陸の孤島と呼ばれた増毛町雄冬の岬には、日本海を一望する展望台が整備されている。
ここから見る海岸の風景は素晴らしく、特に日本海に沈む夕陽は空と海を真っ赤に染め、息を呑むほどの絶景を繰り広げるとのこと。
また、雄冬は映画「駅」の主人公の出身地でもある。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/25/3edbb962693499eefc34e7085d24c610.jpg)
JR増毛駅のすぐ向かいの建物「風街食堂(映画の舞台、今は観光案内所)」には、1981年公開の東宝映画で、高倉健、倍賞千恵子主演の名作「駅Station 」のパネルが沢山展示している。
この映画、レンタル店で見つからずまだ見ていないが、高倉健のために倉本聰が書き下ろした作品だから間違いなく面白いはず。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/90/386dd6874c9af748852588cf325f803f.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/f9/2fd6e7b7b863fbedac41f09a14c34f14.jpg)
明治初頭、鰊漁で沸く増毛の地に訪れた佐渡出身の青年が、その優れた才覚と行動力で手塩國随一の豪商に伸上がったという。
その拠点となった豪壮な佇まいを今にも残す「旧商家丸一本間家」を訪れる。
当時の呉服店舗の造りなどが実に良くわかる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/05/06fca4a190759b98d59fbc31f9dd2bdf.jpg)
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約50年ほど前に訪れた増毛の透明な海と遠浅が忘れられず、同じ場所ではないが暑寒海水浴場を訪れる。
昔の面影は無いが、しばし広い海原をじっと見つめる。
暑寒別岳の増毛側からの登山口でもある「渓流の森」を訪れ、清流のそばでおもいっきり森林浴を味わう。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/87/ae531af09430ea219a478b5710f51847.jpg)
今の時期、ジシバリ(地縛り)の黄色い花が一面に咲いている。
それと競うように咲いているオレンジ色の花が綺麗だが、花の名前がわからないのがとても残念。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/75/0fc1c3e3d9fda17e681d8745ce5dd46e.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/41/0100ad01c67d01bb807567fb0b0e8947.jpg)
夕方に民宿「丹保旅館」に到着、さっそく割った新鮮なウニを海水と一緒に味わう。
夕食は美人の女将さんが、自身で切り盛りした地元食材の手作り料理が盛り沢山。
メニューをあげると、メバルの煮付け、アイヌ葱の酢味噌和え、ワラビのしょうゆ漬、膾と菊の花の酢の物、ミミのりの生姜和え、アンコウの和え物、タコとホッキ貝の刺身、イカの沖漬け、メロンの漬物、そしてカジカ汁とどれもおいしいものばかり。
女将さんが、全部手作りという料理について、一つ一つ丁寧に説明をしてくれる。
何度でも訪れたい、絶対にお薦めしたい民宿。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/82/0b6ec4184ec800f820a75c1c6f448f6d.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/73/ab4f7d39fb89b0628e263efdd476a9f6.jpg)
採れたての馬糞ウニと紫ウニの盛り合わせにウニ汁、口の中で甘くとろりと溶けて何ともいえないおいしさに大満足。
今回の旅行の一番の目的は、尾瀬に匹敵するほど素晴らしいと言われる雨竜沼湿原の散策、間近に暑寒別岳をのぞみ大小数百の池塘が点在、水芭蕉、ヒメシャクナゲ、エゾカンゾウなどが咲き誇る素晴らしいところ。
ところが朝からすっきりしない空模様で、登山口ではついに雨になり、断腸の思いで引き返すことになってしまった。
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今回の旅、雨竜沼湿原には行けなかったが、地元の食材のおいしい手作り料理には大満足、北海道の湿原はすべて踏破しようと思っているので、来年は必ず再チャレンジしようと思っている。
夏の北海道 その3(富良野、北の国から、ラベンダー)
夏の北海道 その2(網走、知床、釧路)
夏の北海道 その1(札幌)
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