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夏の北海道 その3(富良野、北の国から、ラベンダー)

2007年08月23日 | 歴史・旅(国内)
コース順路:コース満足度★★★★
富良野駅→富良野神社→富良野小学校→なまこ山→十勝岳温泉→麓郷の森→ファーム富田

7月中旬の旅だったので、今頃ブログに載せるのは気が引けるが、「夏の北海道」編の締め括りとして、どうしてもはずせない場所が富良野。

札幌からJRラベンダー号に乗り、北海道のヘソとしても親しまれている富良野を目指す。
四方を山々に囲まれた富良野盆地には広大なジャガイモ畑が広がっている。
まずは、市の氏神とも言える富良野神社を訪れ、いつもの二礼二拍一礼の後、旅の安全を神妙な気持ちで祈ることしきり。
 

すぐ横にある富良野小学校は、四年から卒業までの三年間通った思い出の母校で、何とも懐かしいことこの上ない。
校庭には、北海道のヘソを示す立派な中心標がそびえているが、当時は小さな石標がポツンと置かれていたことを思い出す。
少し離れた市役所の横にある公園には、懐かしい蒸気機関車、D51号が横たわっている。
 

市役所の裏側を流れる空知川、昔と比べずいぶん川幅も狭くなり流れも穏やかになっている。
良質の粉雪で有名な富良野(旧北の峰)スキー場へと続く新空知橋、その手前左側の緑の濃い所は通称「なまこ山」といって、子供の頃に毎日のように登って遊んだ懐かしい里山。
ここには新四国八十八ヶ所の石仏がひっそりと安置されており、四国巡礼を模して爽やかな散策路を一周することにした。
 

道脇に安置されている小さな石仏が、通る人々の心を何とも穏やかな気持ちにさせてくれる。
丘の中央にある小さな公園からは、盆地に横たわる富良野市街を一望のもとに見渡せる。
石仏の二番から八十八番までは、この「なまこ山」に置かれているが、何故か一番目の仏だけは市街にある富良野寺に安置されている。
  

市街から結構離れた所にある「北の国から」の故郷、麓郷の森を訪れる。
森の中心には、1981年当時の「北の国から」ロケで使われた丸太小屋が建てられていて、訪れた観光客が盛んに写真を撮っていた。
 

丸太小屋を諦めた五郎が、タダで手に入る石を独力で積み上げて造った「五郎の石の家」(写真左)、「2002遺言」の中で黒板五郎が廃材を集めて作った家、大量廃棄社会への警鐘を覗かせる不思議な風貌だ(写真右)。
 

日本一真直ぐといわれる道を北へと突っ走る。
北海道には真直ぐな道が沢山あるので、この道が本当に日本一かどうかは別としても、とにかく真直なことは間違いない。
この時期のラベンダーは、色合いも見事な紫色の花をいっせいに咲かせている。
TVでもよく紹介されるファーム富田のラベンダー畑には、沢山の観光客が訪れていてスイスイ歩くのも大変な程。
 

写真でも良く知られた風景だが、何度見てもその素晴らしい眺めに感動することしきり。
色鮮やかに敷き詰めた絨毯のような色彩のあやは、その表現の言葉すら見出すことが不可能なほどだ。
 

ポピーの鮮やかな色と、ラベンダーの紫色の対比が印象的だ。
 

遠くにそびえる十勝岳の頂上には雲が掛かっていたが、とにかくこの山を背景にした花畑からの眺めを是非一度は体験して欲しいと思う。
ファーム富田の看板を背景にして、中国、韓国からの若者達がさかんに写真を撮っているのも印象的だった。
 

この富良野の旅、今はもう跡形も無いが、子供の頃住んでいた家の前を歩いたり、遊びまわった所を自転車で巡ったり、とにかく子供の頃を久しく思い出す郷愁の旅でもあった。
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