西日本から東北地方には湿った空気が流れ込み続き、19日は、500hPaの
気圧の高度約5,800m、東日本の上空で‐6℃の寒気が流れ込み、大気の状態
かなり不安定。夕方から東京・埼玉・神奈川東部を雷雲が通過。在京各局の
ニュースでも映像が流れたが、各地で激しい雨と落雷・ダウンバーストによるものと
推測される突風。
17時40分ごろに小田原から北東方向を撮影。見事な積乱雲。雲頂部は成層圏に達し、
水平方向に広がり、『かなとこ雲』になり、その手前には次の積乱雲が発達中。
国土交通省のHPから、写真と同時刻17時40分のレーダー画像。大田区から川崎市に
非常に激しい雨を降らす雷雲がかかっている。冷夏でも積乱雲は横綱級。
太平洋高気圧の張り出しが弱く、オホーツク海高気圧が東日本に張り出し、関東地方は
低温・日照不足が続いている。40年前、(もちろん予報士ではなかったが、)1977年の
8月と思われるが、延々と曇りや雨の日が続き、肌寒く、テレビで中継される甲子園は、
別世界のごとくカンカン照りだったのを記憶している。
23日ごろからは、太平洋高気圧の張り出しが強まり、オホーツク海高気圧の影響が
小さくなり、暑さが戻る週間予報ではあるが・・。