芦ノ湖の湖畔のミヤマツツジが見ごろ。
湖畔のいたるところで薄紫の花が一斉に満開。当然、自生の野生種。難しいことはわからないが、
水際の環境が成長に適しているらしく、湖畔に特に多く見られる。
園芸品種のツツジのような複雑な色合いや色の濃淡はない。『薄紫一色』というところに清楚さが
感じられる。湖畔での存在感はなかなかのもの。しかし、花が終われば、どれがミヤマツツジなのか、
私にはほとんど判別不能となる。
芦ノ湖の湖畔のミヤマツツジが見ごろ。
湖畔のいたるところで薄紫の花が一斉に満開。当然、自生の野生種。難しいことはわからないが、
水際の環境が成長に適しているらしく、湖畔に特に多く見られる。
園芸品種のツツジのような複雑な色合いや色の濃淡はない。『薄紫一色』というところに清楚さが
感じられる。湖畔での存在感はなかなかのもの。しかし、花が終われば、どれがミヤマツツジなのか、
私にはほとんど判別不能となる。
今、芦ノ湖の湖畔や山肌で目立つのは白いヤマザクラ、薄紅色のマメザクラ、そして紫のミヤマツツジ。
春は、湖面から眺める風景はめまぐるしく変化し、大型連休のころには新緑に包まれる。
天気の変化もめまぐるしい。21日昼過ぎ気象庁発表の、48時間先、23日9時(日本時間)の
地上天気図(数値予報図)。移動性高気圧に列島は次第に覆われてくる。本州付近は広い
範囲で晴れる予想だが、関東南部から静岡には降水が予想されている。
同時刻の、850hPaの気圧の高度(約1500m)の空気の湿りと風向風速を予想した高層天気図。
関東の南で等値線が大きく湾曲し、風向風速の矢羽も乱れ、局地的な収束線(前線)の発生を予想
している。23日から24日にかけては、移動性高気圧に覆われ、久々の穏やかな晴天を期待
していたが、神奈川や伊豆では曇りがちの天気、弱い雨の降ることもありそうだ。
芦ノ湖でサクラマスが釣れた。全長46cm。まずまずのサイズ。
芦ノ湖はルアーフィッシングのメッカとして歴史は長い。芦乃湖漁協によりニジマスを中心に、
シューベルトのピアノ五重奏曲『ます』のモチーフとされているブラウントラウト、そしてイワナなどが
成魚放流され、ヒメマスやサクラマスは採卵・養殖、幼魚放流されている。
成魚放流されているニジマスなどは、3月1日の解禁にあわせて放流され、比較的釣りやすく、
60cmを超える大型もたまにヒットし、そのファイトを楽しませてくれる。
それに対して、幼魚放流しているサクラマスは湖水で成長し成魚となる。本来、ヤマメが海に下った
降海型がサクラマスであり、その名前の由来は、産卵期の婚姻色が桜色になるため、とか、
川を遡上してくる漁期が桜の咲くころだから、いわれ、ホンマスとも呼ばれている。寿命は1~2 年と
短く、そのため成長は早い。芦ノ湖ではエサとなるのはワカサギを中心とした小魚。もともと美味と
いわれているサクラマス、おいしいワカサギをいっぱい食べて成長するからまずいわけがない。
自然の環境で育つため、養魚場で育った魚のように尾の先がすり切れることはなく、いわゆる
「ヒレ、ピンシャン」状態。もともと元気のよい魚、掛けたときのその引きはかなり強く面白い。
しかし、成魚放流されているニジマスに比べるとその数ははるかに少なく、ヒットする確率は
かなり低い。しかし釣れないわけではない。ニジマスとは異なるエリアに回遊するため、
ポイントも異なる。そのため、サクラマスを狙うときは魚のアタリがめっきり少なくなる。
ルアーをボートで曳く『トローリング』をするのだが、的確な釣りかたをすれば(ポイント選び、
引く深さ、ルアーの種類、色など)ヒットする可能性は十分ある。しかし、アタリは、半日
トローリングをして、せいぜい2~3回あればよい。当然ノーヒットもある。血眼で、ムキに
なっても釣れないときは釣れない。
穏やかな湖面で新緑の湖畔を眺め、春の陽光を浴び、好きな本でも読みながら、トローリング。
周囲への注意を怠ることはないが、いつくるかわからないサクラマスのヒットの瞬間をのんびりと
待つ。至福のときだ。
予想はされていたが、6日は、真冬並みの寒気が東日本の上空に流れ込み、雷雲が発達したり、
季節はずれの雪が降ったり、なかなかの荒れた天候となった。箱根の仙石原や芦ノ湖付近でも
うっすら積もる程度のにわか雪。雨に雪やあられ・ヒョウが交じる程度と予報したが、ピュアな『雪』。
* * *
夜は晴れ上がり、強い寒気と放射冷却のため小田原でも強い冷え込みになった。
小田原アメダスの最低気温は0℃近くまで下がり、しっかりと霜が降りた。
横浜の、霜が最後に降りる日の平年値は3月1日。自然が多く残り、三方を山に囲まれた小田原では
横浜より晴れた日の冷え込みは強く、3月中に霜が降りることは珍しくはない。『八十八夜の別れ霜』と
いわれるが、関東南部の平野部での4月7日の霜は記録的な遅さだと思う。
春の暖かさに促され芽吹いた新芽は、寒さに痛めつけられ、霜害となる。また、タマネギなどは、
伸びはじめた苗が季節はずれの寒さにあたると、花芽が現れ(分化)、ネギ坊主に成長し、その後
結球するタマネギは芯から腐りやすくなり、商品価値が落ちる。
遅霜が農作物に与えるダメージは大きい。
『春に三日の晴れなし・・。』
今年は特に天候の変化が顕著。崩れるときは大荒れとなる。今日三日は湿った空気が流れ込み、
伊豆大島では大雨警報・土砂災害警戒情報が発表されている。上空の寒気を伴った気圧の谷が
接近中。
気象庁、3日昼過ぎ発表の、72時間先6日9時の予想天気図(数値予報図)。
上側は500hPaの気圧の高度を予想した高層天気図。等高度線の5460等の数字は
その高度(m)。オホーツク海の寒冷渦から日本海に上空の気圧の谷がのび、本州に
接近中。
同時刻の高層の気温を予測した高層天気図。上側は500hPaの気圧の高度(約5400m)。
日本海に予想される上空の気圧の谷に対応して寒気が予想され、その中心は-36℃以下。
この季節としてはかなり強い寒気。関東南部には-30℃の等温線が引かれている。
下側は850hPaの気圧の高度(約1500m)の気温。関東南部にでは-3℃が予想され、
500hPaの高度との気温差は27度。大気の状態はかなり不安定となり、日射で地上気温が
上昇すれば、さらに不安定度は増す。
6日午後は、関東から静岡東部・山梨は、雷雨や突風、竜巻などシビアな現象に要警戒、
となりそう。