2日、九州南部と山口県を含む九州北部の梅雨入りが発表された。
2日昼過ぎ、気象庁発表の72時間先5日9時(日本時間)の予想天気図(数値予報図)。
上側は500hPaの気圧の高度面の高さ。九州の西に上空の気圧の谷があり、Lのスタンプが
あり、等高線が丸く閉じているので『切り離し低気圧(カットオフロー)』と呼ばれる。
上空の気圧の谷や気圧の峰を形成する偏西風の蛇行があまりに大きくなると、
上空の気圧の谷が北側の寒気から切り離されてしまう。さらに、偏西風の蛇行が東へ進む
速度は遅くなり、上空の気圧の谷に峰に対応して現れる地上の低気圧や高気圧の動きも
遅くなる。この九州の西の切り離し低気圧も2日から72時間で1000kmも進まない予想。
下側は同時刻の地上天気図、九州から四国・近畿には点線で囲まれた地域に雨が予想
されている。
切り離し低気圧の東側には南から湿った空気が流れ込み、梅雨前線が活発化、やはり
その動きは遅く、九州四国地方では雨量が多くなりそう。
この切り離し低気圧、弱まりながらゆっくり東へ移動し、梅雨前線が次第に東日本にものびて
きそう。
横浜地方気象台発表の神奈川県の週間予報では、6日から9日までは『曇り一時雨』。関東
甲信地方はほぼ平年並みの梅雨入りとなるだろうか。
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家の周りを多くのツバメたちが忙しそうに飛び回ってる。巣のリフォームも終わり、そろそろ子育て(抱卵)
だろうか。夏が終わるまでに、彼らは2~3回子育てをするらしい。