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バサバサバサバサ。
女友達の運転する車がいきなりラブホテルの駐車場に入った。
「え、え、ぼ、ぼくたち、と、友だち」なんだかETだか20世紀少年みたいなことをつぶやく。どうしよう、ぼくは、彼女と一歩踏み込む関係に躍り込もうとしているのだろうか、それもけっこう無理矢理に。
車はそのまま、ホテルの駐車場を突っ切り、裏側から山手通りに抜けて行く。
「このホテルを通るとね、信号一つ短縮できるの」
「きみさ、人生に対する力こぶの入れ方間違ってる気がするよ」
「これやると、たいていの人はびっくりするんだよね」
そりゃそうだ。
そして、山手通りを縦横無尽に運転しながら彼女はぼくの動揺を嘲笑うようなしたたかな笑みで言う。
「ホテル駐車場内でのきみの心の動きをゆっくり聞こうじゃないの」
「あのさ」なんかいろんな意味で悔しいぼくは言った。「きみがこの技を知った詳細を先に聞かせてくれないか?」
やりぃっ!
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アンコール、はいりま~す^^
了解です。
次々回ラブホテル2やります。