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江戸川サイクリングロード

2009年04月24日 20時53分08秒 | 観光
 すべてが失敗しちゃった日。長く生きてりゃそんな一日も必ずある。
 それがこないだの週末。
 ぼくは飛行機が大好き。ドイツのFW190が好きで、BMWを買ってしまったほど。ライヴァルだったスピットファイアに積まれていたのがロールスロイスのエンジンだったのは、今となっては皮肉な話かもしれない(BF109はね、いまいち好きじゃない。翼じゃなく、機体についてるランディング・ギアが華奢だし)。
 そんなぼくはマイクロソフトのフライトシミュレータが大好き。あれはなかなかすぐれもので、ちゃんとVORやDME局が組み込まれていて、世界中を計器飛行できるようになっているのである。
 関東地方の空港から飛び立とう、あるいは降りてこようという人間にとってMORIYAとSEKIYADOは、特別な名前。江戸川サイクリングロードを自転車で利根川まで北上して初めて、SEKIYADOは関宿だったのか、と知った。
 ならば、関宿VOR詣でへ行ってみようか。VORというのは、方角情報と距離情報を発信している放送局みたいなもんで、その信号を受信して飛行機は方角や位置を知ることができるわけです、要するに。


 まずは葛西臨海公園へ。いや、自分としても、北上するのに、わざわざ25kmも離れた葛西臨海公園まで南下しなくてもいいか、と思う。どんだけサイクリングロード好きなんだよ、と。
 都立の公園なので、都のオーディションにうかった大道芸人がパフォーマンスしている。石原都知事って、とてもうさんくさいんだけれど、この制度を作ったことだけは評価してる。この人は、このあと、曲がるはずのない方向に足を曲げたり、ジャグリングしたり、大活躍だった。


 葛西臨海公園は荒川と旧江戸川を結んでいる。
 旧江戸川「健康の道」はあまり走りやすくないんだけれど、この水門のところでようやく江戸川サイクリングロードにつながる。
 江戸川も荒川も、ともに東京湾に注ぐ。でも荒川は源流があるのに、江戸川にはない。江戸川は利根川の支流なのである。もともと利根川は東京湾に注ぐ川で、江戸時代に銚子へ流れるよう付け替えられた。その名残が江戸川。江戸川には、だから源流がない。あるのは利根川からの取水堰だけ。


 江戸川沿いに見つけた工場と城。
 なんだ、これ、と思ったらキッコーマンの工場だった。
 「殿! このままでは城が落ちまする」
 「なんびとたりとも、この城には近づけるな!」
 などというような労働争議をキッコーマンに期待してしまう。がんばれ、キッコーマン。

 そんなこんなで関宿近くのグライダー場へ。ここから東へ走って関宿高校を見つければ、その隣が関宿VORのはず。
 ところが、ふと気づいたんだけれど、VOR局の目印に関宿高校を考えていたんだが、じゃあ、どうやって関宿高校へ行けばいいのか、そこが白紙なのである。みなさん、考えてみたら、どっか行ったこともない学校に行こうと思ったら、そこへの目印考えるでしょ? いやあ、落とし穴だ。関宿高校を目印にしていながら、その目印にたどり着けない。
 ほうぼう迷う。


 迷っているうちに、利根川に達してしまった。
 じゃあ、じゃあ、しょうがないから、関宿VORはあきらめて、利根川サイクリングロードを西走しようか。ああ、そうだ、北関東には茨城、栃木、群馬と3県が並んでる。今見えてる、対岸が茨城。じゃあ、茨城から群馬まで利根川沿いを走って北関東制覇してしまおう!
 とりあえず、お昼になったので、一度利根川から戻り、近くのコンビニへ戻って昼食調達。

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