四国旅行を計画するまで内子という町を知りませんでした。
内子は四国の西の方にあります。
江戸から明治にかけて木蝋と和紙の生産地として繁栄しました。
江戸から明治の面影を色濃く残す町並みは、600mに渡って八日市護国重要伝統的建造物群保存地区になっています。
ねき歩きの「ねき」とは、内子の方言で「近く」「近場」のことで、歩いて古い町並みをまわりました。
時代がタイムスリップした町並みです。
現在も現役の住まいや、お店や飲食店などが軒を連ねます。
町家資料館は寛政5(1793)年に建築された米岡家の町家を町が譲り受け復元修理したもので、当時の町家の構造を知ることができます。
寛政年間(1789~1801)に建てられた大村家住宅主屋は、寛政5年(1793)に建てられた町家資料館とともに町内最古級の建物です。
内部は非公開です。表札がかかっているので、お住まいになっているようです。
(道幅が狭いので、建物全体が撮れなくて残念です。)
淡い黄色の漆喰の壁ががやさしい雰囲気です。
家と家の間には「せだわ」と呼ばれる小道や水路があり、大壁や石積みと相まって独特の路地空間となっています。
創業200年の大森和ろうそく屋さん。
木蝋を素手で塗り重ねる昔ながらの手法で、和ろうそくを作り続けるお店です。
和ろうそくはすすが少なく蝋がたれず、やさしい灯りと炎のゆらめきが魅力。
のれんには神社寺院御用達品と書いてありました。
お寺の本堂などでゆらめいているろうそくの灯りは、和ろうそくの灯りなのかもしれません。
うちこの和 手しごと職人の家はいろいろな工芸品や着付けなど体験できる手しごとの拠点です。
興味深い荒物屋さんもありました。
商いと暮らし博物館は、江戸末期に建てられた商家を利用した博物館です。
正面のお店では薬を売っていました。