登子の山ある記

唯一の趣味であるハイキングの記録。登山道に咲く花々、山頂からの展望写真を添えて。

北海道・東大雪:ニペソツ山 & 石狩岳

2009-07-06 | 北海道
北海道・東大雪:ニペソツ山 & 石狩岳

2009年6月30日(火)~7月3日(金)

【日程】
7月1日(水)ニペソツ山登山
7月2日(木)石狩岳登山

【往路】6月30日(火)
羽田空港7:50(日本航空)
⇒とかち帯広空港9:25-9:40(リムジン)
⇒帯広バスターミナル10:18ー14:00(十勝バス)   
⇒糠平中央公園前15:41~宿はバス停の真向かい(森のふくろう)

【帰路】7月3日(金)
バス停・糠平中央公園前7:41(十勝バス)
⇒帯広バスターミナル9:24-11:45
⇒とかち帯広空港12:23-13:30(日本航空)
⇒羽田空港15:10

【宿】6月30日(火)~7月3日(金)3泊4日
   糠平温泉: 森のふくろう(3連泊) 


【費用】
航空運賃   ¥24000(往復)
リムジンバス ¥2000(往復)
路線バス   ¥2540(往復)
宿泊     ¥21500(3泊)
送迎     ¥10000(2日間)
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合計     ¥60040

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【歩程】

7月1日(水)  ニペソツ山登山
宿;森のふくろう3:00(送迎)
⇒十六の沢コース登山口3:47~幌加温泉コース分岐8:49~ニペソツ山11:24~幌加温泉コース分岐13:37~十六の沢コース登山口17:45=行動時間13時間58分




送迎のSさんが早朝3時出発を提案してくれる。これが登頂成功のキーポイント。
この山は前段が長い、行けども行けども辿りつかない、最奥に鎮座する山だ。

一日中、小ぬか雨が続く。途中、薄日が差したりするが天気は好転しない。
ニペソツは最後までその姿を見せることはなかった。

靴の中に水がたまり、道中3回も靴下を絞る。

いろんな高山植物が咲き誇っている。お花を見れば、疲れも吹き飛ぶ。
イワウメは最盛期、チシマザクラの紫色きれい、エゾツガザクラ縁取り鮮明。

山頂で試すと、携帯電話がつながる。これ幸いとお迎え時間を2時間遅らせてと連絡する。

頂上直下の下りで4人組とすれ違う。
日没までに帰れるか気にして、引き返そうかと思案している。
あと30分で山頂に着くから大丈夫と励ます。

天狗のコルまで折り返してくる。ここから先が登りになっている。
ルートを間違えたのではないかと心配になる。
来る時に難渋した大岩がやっと現れる。大岩を乗り越える勇気がなく、巻いて通過する。

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十六の沢コース登山口3:47出発

天狗のコル

前天狗岳

【イワウメの群生】イワウメの広大なお花畑は初めて見る


エゾリス君、チョロチョロ動くのが視野に入る 
逃げ足が早く、あっという間に岩陰に隠れる。


シャクナゲ尾根分岐

ニペソツ山

↓ 往路を戻る
前天狗尾根分岐

【終日、ガスで展望なし】


シャクナゲ尾根分岐

【天狗岳】後方にニペソツが霞む


天狗のコル

十六の沢コース登山口 17時45分 下山
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雨に打たれ冷え込んだ身体を宿の温泉にしずめ温める。

靴乾燥機をお借りできたので、大助かり。

森のふくろうの奥様は、雨中行動で倍もお疲れだろうと気遣ってくれる。
食前酒は「行者にんにく酒」 ほのかに行者ニンニクの香り、35度のストレートをぐいぐい頂き、酔い痴れる。
帯広豚のニンニク炒め、英気を養ってねとのエールだ。

帯広名産・長芋のおやきは初味見、すりおろし長芋をカタクリ粉でまとめ、お好み焼き風にしてある。家で作ってみようっと・・

豆腐の水炊き、惜しげもなくはいっている昆布を、ぽりぽり齧る。
実家のある襟裳産昆布だそう。

明日の準備もせず、バタンキュウ 
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7月2日(木)   石狩岳登山
宿送迎5:00⇒シュナイダーコース登山口5:46~音更山分岐10:34~石狩岳11:41~音更山分岐12:45~シュナイダーコース登山口16:52=行動時間11時間06分



徒渉2ケ所、ジャブジャブ入る。赤テープを見失い、元に戻るのに再徒渉 

シュナイダーコースを登りきり、音更山分岐に出たところで下ってくる男性2人組と会う。
一番に入山し、露払いをしながら、登ったという。
北海道周遊山旅を続けている人達だ、明日はニペソツらしい。
コマクサが咲いているよと教えてくれる。

出発が同時だった女性単独行が早くも下山してくる。音更山を往復しようかと迷っている。彼女なら余裕だわ。

お迎えのSさんに携帯で連絡、今日は順調ですと・・

コマクサに始まり、頂上まで花の競演。
山頂からは、残雪多い沼ノ原方面が見える。高い山はガスの中に隠れている。

頂上直下で徳島5人組とすれ違う。

ガスで見えなくて、音更山分岐を通り過ぎてしまう。慌てて戻る。

シュナイダーコースなかば頃から、雨が降ったり止んだりしだす。
お花の写真を撮り終えた後で良かった。

シュナイダーコースの下りは殆ど後ろ向きに下りる。
怖さがなく、確実で早いと思ったからだ。
笹を鷲掴みにしたり、木の幹に腕を巻きつけたり、3点確保にイソガシイ。

やっかいな大岩は、垂れ下がっているロープでなんとかクリアする。
ヤレヤレと一息ついたところで、徳島5人組が追いついてきたのには、びっくり仰天。
後ろ向きに下りるのが早いというのは、自己満足に過ぎなかった。
女性2人も含め、足が揃っている。この方達も北海道周遊山旅をしている。
下山後、野天・岩間温泉入浴を楽しむらしい。
おススメ山をお尋ねすると、答えは芽室岳&チロロ岳。

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シュナイダーコース登山口5:46出発



水場(テント場)

音更山分岐(石狩の肩)


【エゾツガザクラ群生】

【チシマザクラ&イソツツジ】


石狩岳


【沼ノ原が見える】


石狩の肩

水場

シュナイダーコース登山口 16時52分

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宿への帰路、車中から見えるおっぱい山を教わる、あれぞ、芽室岳だわ。
パンケヌーシ岳(西峰)との双耳峰。


夕食
チャンチャン焼き(浜の漁師メニュー)
 生のほっけ・・身が柔らかく美味、襟裳産かな
 野菜さまざま、味噌あじ。
小豆ごはん・・登頂オメデトウ(一人悦に入る)
讃岐うどん・・姉妹都市なの
いちごと豆腐のアイスクリーム(奥様創作)

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東京へ帰る日、帯広駅で時間潰しに、もみもみしてもらう。
そこで聞いた駅前ホテルで、おススメランチを食べていると
私のリュックを見て客のおばさんが声を掛けてくる。
今から「剣岳・点の記」映画を観にいくという山好きの人だ。
この奥さんにおススメの山をお尋ねすると、伏美岳・ピパイロ岳という返事。
参考にしようっと・・
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今回の山旅は
良い宿に恵まれ、早朝をいとわず送迎していただき、お陰で目的を達することができた  
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ニペソツ山 & 石狩岳で見た花


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4 コメント

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やっていますね~~ (而青)
2009-07-12 21:59:58
今度は北海道ですか!
元気で頑張っていますね~~~
Jyunちゃんも、先月末にアメリカに出発しました。
ジョン・ミューア・トレイルの全踏破をするのかどうかは分りませんが・・・340kmでは1カ月はかかるでしょうね~~
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マイペースじゃないと、もう無理 (登子)
2009-07-16 09:12:18
コースタイムの1.5倍はかかりますね。
齢相応ということで~~

ジョン・ミューア・トレイルは恥ずかしながら知らなかったです。
今となっては、挑戦無理・・
返信する
ふくろうでお待ちしています (送迎のSです)
2010-05-01 09:56:50
 昨年はお疲れさまでした。
 この冬は雪が多く、雪解けが遅れるかも知れません。
 今年お越しになるご予定がありましたら、早めにご連絡いただければ予定を空けてお待ちいたします。
 沼の原湿原から五色ヶ原などはいかがですか。
返信する
いいですね、花の山旅 (登子)
2010-05-02 23:25:47
Sさんは、本土へお戻りかと思っていました。

クチャンベツ沼ノ原登山口(送迎)~五色岳~忠別岳避難小屋(泊)~高根ヶ原~白雲岳避難小屋(泊)~小泉岳~緑岳~大雪高原温泉:ヒグマ情報センター(送迎)
・・・なぁんて案はどんなものでしょうか。

6月28日(月)~7月2日(金)頃には雪も解けているかしら? 

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