登子の山ある記

唯一の趣味であるハイキングの記録。登山道に咲く花々、山頂からの展望写真を添えて。

静岡:地蔵峠~雪見岳~熊森山~長者ヶ岳~天子ヶ岳

2006-06-04 | 静岡の山
2006年6月2日(金) 

コース・到着時間:朝霧グリーンパーク4:10-毛無山登山口4:40-毛無山分岐4:50-地蔵峠6:29-金山6:50-雪見岳7:16ー猪之頭峠7:47-熊森山8:16-湧水峠9:02-長者ヶ岳10:30-天子ヶ岳11:10-林道出合12:26ーバス停・白糸の滝入口13:15=合計9時間05分



朝起きてすぐ温泉につかる。
今日は長丁場なので、外がやや明るくなったのをみて出発する。

毛無山は通らず、沢沿いに地蔵峠をめざす。
飛び石伝いに、川を幾度も渡り返す。

曇り空のせいか、森の中が暗いのか、オートで写真を撮る度にフラッシュが光る。

地蔵峠は四差路になっている。
それぞれ下部温泉・毛無山・長者ヶ岳・麓集落へ通じている。



笹は刈り払いしてあり、テープ・赤ペンキ・道標は完璧。
地蔵峠から一投足で金山に着く。
名前からして、金鉱石が採掘された山なのかな。



ブナの若緑が広がる樹林。


雪見岳からはシラビソが目に付く。



ぐんぐん下ると、林道が通じている猪之頭峠。


つぎのピークは熊森山、意図的に熊鈴を鳴らしながら登る。


深い森の奥は原生林の趣


ヒメシャラ・ミズナラ・ブナ・リョウブ混交林


登山道は山梨と静岡の県境をなしている尾根についている。
境界見出標石が間隔をおいて埋設してある。

笹にかわり、林床にユキザサやマイズルソウが咲く道になる。

多分、地元高校生が付けてくれたであろう樹幹の赤ペンキ、こうも頻繁だと興をそがれる。
でもそのお陰で歩く人が多くなり、踏み跡がはっきり付いたのかも。

湧水峠を高圧線が通っている。


東電巡視路と登山道が3回ほど交錯する。
最初、鋭角に曲がるところは東電の標どおり行く。

ミズナラが大きな葉を茂らせている。


丸太の階段を2度登ると長者ヶ岳山頂に飛び出る。
富士山は隠れて見えない。


天子ヶ岳まではゴヨウツツジのプロムナードである。
花はあらかた終わり、地面に落花している。


天子ヶ岳で県境尾根と赤ペンキに別れ、急降下する。
杉の植林帯を延々歩き、サクランボが落ちている桜並木を通る。

ゴヨウツツジあるいは桜が咲く時分にはハイカーで賑わうだろう。
きょうは全コースをつうじ、誰にも会わない。

山道が終わり、舗装道路になると、案内が少ない。
バス時刻にぎりぎりなので、道を間違わないよう地図を何度も見ながらやっとこさ「白糸の滝入口」バス停に着く。

【笹の花】


【コガクウツギ】


【イワカガミ(白)】


【ハウチワカエデ】


【フジベニウツギ】


【ツリバナ】


【オトコヨウゾメ】


朝、スタートした朝霧グリーンパークをバスは通過する。車だと、ものの10分とかからない距離を、9時間かけて歩いた。


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