橘の部屋

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「こばと。」#24【あした来る日…。】終わっちゃった~っ寂しいぃぃ。

2010-03-25 23:10:07 | CLAMP系(XXXHOLiC,ツバサetc)
終わっちゃいましたねーっ。
来週から教育テレビで放送になるので、また1話から見直しますよっ。
3/29(月)PM7:25からです。
この余韻のまま見れるって、なんか良いかも。

あらすじは公式HPより。

あらすじ 第二十四話「あした来る日…。」
季節は春。
ガブ城ヶ崎のアパートにも、桜の花びらが一枚ヒラヒラと
舞い落ちる。早朝、小鳥の鳴き声で目を覚ました藤本は、
布団の上でぼんやりと天井を見つめ続けていた。
大学へ向かったものの、なぜか授業に集中できず、手元の
ノートは白紙のままで・・・・・。その後、アルバイトで
ピザの配達をしていた藤本は、路中で清花に出会い―――。



アバンは23話のラスト部分。
小鳩が消えて光と花弁になって空へ舞い上がってくトコ、
こう吸い込まれるようにねじれて登っていく感じとか、作画凄いよねぇ。
そしてうしゃぎさんは花を藤本に向けて…。

昏倒する藤本。
うわぁ~っそうか!記憶消されちゃうのか。
お約束な展開だけど、痛いなぁ。

うぎゃ~っ!藤本の部屋に小鳩が貼ったあの遠足の写真からも
小鳩が消えてしまう~っ。
だけどこの写真、小鳩が消えると変な空間出来ちゃうよね。
みんなの視線が不思議になっちゃうじゃないか。
みんな小鳩を見ているのに…。

翌朝…かな?
目覚めた藤本は、なんか妙な顔をしている。
隣の部屋から物音がして、様子を見に行くと
千帆&千世が布団抱えて飛び出してきた。
千歳に片付けるように言われたのだそうで。
「なんで布団が空き部屋に?」
藤本のその呟きが悲しい。
ほんとに皆の頭の中から消えてるんだな。

そういえば藤本の腕、怪我してないやと思ったら、
もうあれから一ヶ月経過ですか。
おい、それって一ヶ月も布団置きっぱなしだったってことよね。
藤本の隣の部屋は、藤本が来る前からずっと空き部屋。
そろそろ入居者を募集しようかと千歳はチラシを作ったようだ。
「人が居ないとお部屋も傷むでしょ?」
人が使っても、別の傷み方すると思うが…。

それを聞いた藤本はおかしな事を言い出す。
「たまに俺が部屋に風通ししたりしますから、
しばらく開けたままにしておきませんか?」
「え?どうして?」
部屋が空いたままでは家賃収入減りますからね。
家主なら埋めたいでしょう。
そんなこと、藤本だって分かってると思うのだが、
無意識、なんでしょうね。
「あれ…すみません。変なこと言って」
自分で言っておいて、自分に首を傾げてる。

おぉ大学へはちゃんと行ってるのか。
堂元が久しぶりだって言ってるトコ見ると、そうでもないか。
教授のゼミにも行かず、ノートも取ってないらしい。
記憶は無くとも、心に空いた穴は
確実に喪失感を訴えてるってところなのかな。

「お前…なんか変だぞ。気が抜けたって言うかさ」
堂元、アンタも覚えてないんだもんなぁ、あんな事があったのにね。
「まぁ…大切なものを失った事件だったからね」
その言葉に、私も藤本もハッとなる。
「あれから三ヶ月か…残念だったな、保育園」
堂元の言う大切なものとは、よもぎ保育園の事でした。
だけど別のものが過ぎったんだよね藤本。

保育園の事は、そんなに気にしてないと堂元に返す藤本。
そうじゃなくて、何か…。
蘇る保育園の思い出の中にも、違和感のある風景がある。
子供達がじゃれつく何か。
何もないところに、俊彦と満里奈が手を伸ばして掴んでる、見上げてる。
掴んでるのは、誰かの手。
見上げる視線の先にあったはずの、明るい笑顔…。

なんでもないと堂元には応えたけど、
藤本の中に違和感があって、ほっとしました。
本人は気持ち悪く思ってるだろうけどね。

ピザの配達の帰り、保育園跡地の前を通った藤本は、
眼を輝かせて鉄骨作業を見ている俊彦達に遭遇。
あ、清花も居たのね。
清花はもう一度よもぎ保育園を立ち上げようと思っていると
藤本に話す。
「沖浦がね、今度は、全力で助けるって言ってくれてるの」
はいはい、ご馳走様~っ。

清花も復縁して、雰囲気随分変わったね。
良かったですねと応える藤本に、もう拗ねた所は無い。
清花への憧れのような恋心は、もうケリが付いたかな。
小鳩の前で、でっかいコンペイトウ出した時に、
一緒に抜け出たかも。
憧れなんかじゃなく、本当に大切なものを、あの時抱きしめたから。
その記憶は消されたとしても、抜け落ちてさっぱりしたものは、
そのままさっぱり、と。

「ひととおり準備が済んだら、また皆で遠足にでも行きましょうか」
「そうですね皆で……皆?」
画面が傾き、鉄骨のきしむ音が不安定感を表していて良いですね。
消された記憶の中の藤本が、泣き叫んでるみたいだ。
思い出せ、と。
ざわざわと心が落ち着かない。
藤本も、見てる私達も。

道に色づいたイチョウの葉がほとりと落ちる。もう秋ですか。
雷が鳴って嵐の予感。
慌ててアパートへ戻った藤本は洗濯ものを取り込みますが、
そこに赤く光るコンペイトウが…。

ドクンッ!
大きく跳ねた藤本の心臓。一気になだれ込んできたのは、
小鳩との記憶だ。
ちょっと、誰?こんなニクイ事するのは。


「なんだよこれ!」
小鳩を思い出した藤本は、今度は貼られた写真から小鳩が消えているのが
信じられないわけだ。
ここらの藤本の作画がえらく気合入ってて綺麗というか、
雨粒とかリアルだよね。

隣の部屋を開けて叫ぶ。
「どういう事だ!」
そして雨の中、飛びだした藤本は、清花を訪ね、チロルを訪ね、
堂元を問い詰め、宮田の所にまで行った。
だが誰も小鳩の事は覚えていない。

-なんでだ…どうして…
 誰もアイツの事を覚えてないんだ。


大イチョウがあった場所に通りかかった藤本は、
琥珀の事を思い出して翔堂邸を訪ねる。
「今日は…新聞配達の御用ではなさそうですね」
琥珀、察しが良いです。

誰一人、小鳩の事は覚えていなかった。
でも琥珀はしっかり覚えています。
「教えてくれ。アイツが消えた時、確かに、
行くべきところへ行かなくてはならないって言ったんだ。
どういう意味なんだ」
本当に真実を知りたいなら、驚かずに聞いて欲しいと
琥珀は静かに話し始める。

小鳩はその昔、人間界とは別の不幸な事故により、命を落とした。
彼女の願いは好きな人の傍に時を越えて生まれ変わる事。
その願いを叶えるため、試練を受け、この地に降り立つことを許された。
巡る4つの季節の間だけ、仮初の魂を持って。

「それじゃあ…アイツはもう…そこへ?」
それは分からないと琥珀は応える。
一郎とはこれまで長い長い年月の中で何度も悲しい別れをした琥珀。
「でも一郎さんが生まれ変わるたびに、そう…生まれ変わるたび、
再びめぐり合い、心が惹かれるんです。たとえ前世の記憶を失っていたとしても。
同じ魂を持った人だから。魂の赴くまま道を進む限り、何度でも、きっと」

小鳩が藤本に惹かれたのは、その同じ魂の人だからだよなぁ。
てことはこの時代に生まれ落ちて、どこかで再会オチだな、とこの時思った。

そして月日はかなり流れたようで…。

藤本が吹田弁護士の助手をやるようになって4年ですか。
てことは5年~6年ぐらいは経ってるのかな?
小鳩が消えた時ってあれ藤本は大学何年だったっけ?

しかし弁護士事務所に入っててその髪形はどうなのよ…。
住む部屋もマシなアパートに変わってる~。(御免、千歳)
吹田弁護士から頼まれたのは遺産相続の為の下見のようです。
先日亡くなったクライアントは、息子夫婦を亡くしていて、
2年前に遺産は全て孫に相続すると、遺言書を書き直していた。
ただ、不動産に関しては古い家柄で土地の境界が曖昧になっている。
それで藤本が現地に一度行って、見てくることに。

自然の多く残る小田舎の駅に降りた藤本は、
相続される屋敷へと向かう。
可愛い洋館ですな。
電気は止められている。長く使ってなかった感じなのかな。
部屋に入り、窓を開けると眩しいくらいの日差しが差し込んで来た。
振り返って部屋を改めて見るとグランドピアノが置かれていました。

この部屋って、小鳩の記憶のあの部屋だよね?
つまりクライアントの亡くなった息子夫婦。
息子が藤本の前世で、小鳩は彼の娘だったんだよね。

藤本は鍵盤に指を置き、音がちゃんと出ると知ると
改めて椅子に座って、ピアノを弾き始めた。
ハンカチの上に、あの赤いコンペイトウ。
ずっと大切に持ち歩いていたんだね。

弾きながら脳裏に蘇るのは、小鳩との思い出。
藤本も小鳩に色々引っ掻き回され、調子狂わされながら、
多大な影響を受けたよなぁ。
弾き終って藤本の手が止まると、窓から舞い込んできた桜の花弁が
一枚、指に落ちた。

ふと外から聞こえてきた歌声。それは小鳩の歌声です。
予想通り、お孫さんは小鳩でした。
「弁護士事務所の方でしたか。どうも初めまして」
そう笑顔を向けられて、
「こちらこそ…初めまして」
と返す藤本の声が切ないぃぃ。でも前野さんすっごく良いよぉ。

前世の記憶を失っていたとしても…という琥珀の言葉が蘇る。
『藤本さんは、私の大切な人です。これまでも、これからも、ずっと…』
小鳩の最後の言葉も思い出す藤本。

「ピアノ…ピアノ、お上手ですね」
勝手に弾いてすみませんと謝る藤本に、
あの曲を何故か知ってるのだと彼女が言う。
「昔、大切な人が歌ってくれた歌で、
ずっと、その人の事を探してたんです」
おおーっ大切な人、と言ったわね藤本!!

「そうなんですか、見つかると良いですね」
でも彼女にとっては他人事のよう。つらいなぁ。
そういわれて一瞬泣きそうな顔をした藤本が、すぐに「はい」と弱く微笑む。
くっそぉ~、マジ切ない。

部屋の中を確認してもらい、
後は事務所に戻って相続の手続きをすると藤本が告げる。
「それからこれも、貴女に返さないと…」
あのコンペイトウを小鳩の手のひらに置く。
「最後に、もう一度あの歌を歌ってくれませんか?」
そう訊く藤本の顔がとても大人っぽくて柔らかくて…。うるる。
不思議そうな顔で彼を見上げてた小鳩が、
「はいっ」
と彼女らしい笑顔で承諾した。

藤本の伴奏で歌い始めた小鳩は、
窓から舞い込んでくる桜の花弁を受け止めながら
藤本との記憶が断片的にフラッシュバックし…。
やがて手の中のコンペイトウが光って、彼女の身体は桜の花弁に包まれた。
「あの…大丈夫ですか?」
藤本が小鳩に声を掛ける。
背を向けている彼女の手の中のコンペイトウは消えていった、そして…。

「そうだったんですね。私の行きたい場所、一番傍に居たい人の居る所。
もしもう一度会えるなら、今度こそ笑顔で居ようと思ったんですけど、
私、やっぱりダメですね」
「…小鳩?」
振り向いた小鳩は涙ぼろぼろ流しながら笑顔で答える。
「ただいまですっ」
「何年も待たせやがって。大遅刻だな」
「藤本さぁぁぁん!!」
藤本に飛びつき、しっかりと背に手を回す。
もう涙で顔ぐちゃぐちゃですね小鳩。
藤本はそんな小鳩を優しく優しく抱きしめる。
くっそぉ…なんて羨ましいんだ小鳩。(おいおい、喜んでやれよ)

その頃、バームクーヘン屋では…

「ま、ようするにだ。あのバカが使命果たしたのに
あの娘を影から見守るとか言ってまだ人間界に居るから、
俺達までバームクーヘン屋でクダ巻いてなけりゃならねぇってことだ」

「あぁ」
ははは、そうなのか。でも皆さん、その姿可愛いからさ、
もう少しそのままでも良いよ。
「おーいしーですよー、バームクーヘンっ」
瑞祥な吉野さんは、可愛かったなぁ。
ここのキャストもほんとばっちりだった。
これも見納め?寂しいなぁ。

「へっ!やれやれ。俺様100点満点」
いおりょぎさぁぁん。
もういおりょぎさんにも会えないなんて…。

あ、とりあえず再放送は見れますけどね。
もっともっと、見ていたかったよ。

EDはそのまま小鳩の歌で、キャストクレジットしながら皆さんのその後。
俊彦達は中学生かぁ。
義男がカッコ良くなったね。にひひ。
清花は保育園を再開。あれ?後ろで園児達にじゃれ付かれてるのって…。
お、沖浦だよね。ぷくくく。
清花に母親と姉の似顔絵見せてるこの子って奈緒美の妹だよね。
おおーっ堂元、医者になってるしーっ。
各話に出て来たオールキャラ総出演でした。

あ、遠足の写真に小鳩が戻ってるや。

文句なしのハッピーエンドでした。
最後、小鳩を抱きしめる所あたりの藤本の作画が、
もうちょっとカッコ良かったらいう事無しだったんだがな。
いや、悪くはなかったけど、途中の作画の方がカッコ良かったので。
どうせななら最後の所を…とちょっとだけ思いました。

うんでも、2話連続放送で大変だったろうと思うのですが、
大事なシーンはとても綺麗に描いてて、拍手ものでしたよ。

もう少し浸って、色々語りたかったのですが、
今週はスケジュールがほんとキツくて、これが精一杯。
大慌てで書きました。
またもし後日時間出来たら、少し追記するかもです。
この後もかなりキツいので、どーなることやらですが。

ウチの「こばと。」記事をいつも読みに来て下さってたお客様、
TB下さったブロガー様、ありがとうございました。
また他の作品などでもご縁があれば、宜しくお願い致します。


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