えしぇ蔵日記

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戦を知る

2017年03月18日 | Weblog

今日からの連休を利用して自宅療養。とは言っても身体も動かさないと逆に仕事復帰した時にきついので午前中は家中の掃除をした。午後は車のバッテリーが心配だったので少し近所を走らせた。その後、少しだけ散歩。
映画は2015年版の「日本の一番長い日」を観た。半藤一利の原作も読んだし、1967年版の映画も観てたので、今だとどういう映像になるのか興味があったので観てみた。俳優陣の演技は素晴らしかった。

「Saving Private Ryan(邦題:プライベート・ライアン)」、「The Thin Red Line(邦題:シン・レッド・ライン)」、「Enemy at the Gates(邦題:スターリングラード」、そして昨日観た「Fury(邦題:フューリー)」など、最近の戦争映画は戦闘シーンが非常にリアルだが、あれは真実を伝えることで次の戦争を防ごうとしているのだろうと思う。
昔のドラマや映画では撃たれても血も流さず五体満足のまま死んでたけど、今では首や手が吹っ飛ぶのはざらだ。残酷で気持ち悪いが、それを敢えて再現するべきだとワシも思う。若い人に、こんなこと人間のすることではないと思わせないといけない。

戦争はよくゲームのテーマとして使われている。若い人たちはおもしろおかしく画面上で戦争をしている。
彼らは実際にその戦争に参加した人たちが体験した怖しさ、苦しさ、悲しさ、悔しさを想像したことがあるだろうか?
おそらくないだろう。あればとてもゲームなどできない。
バーチャルの世界で蒼龍に乗るなら、その前に澤地久枝の「蒼海よ眠れ」を読んで欲しい。大和に乗るなら、吉田満の「戦艦大和」を読んで欲しい。乗組員がいかに悲惨な死に方をしていったかを知って欲しい。
また、 メーカーさんも祖先が経験した地獄をゲームにはしないで欲しい。敵味方関係なく、戦争で亡くなった全ての人たちのことをもっと考えて欲しい。
ゲーム社会になった最近、しみじみそう思う。

「戦を知る」

戦なき 時に生まれし 我らこそ
戦を知りて これを防がん

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