不定期更新の、大河ドラマ「功名が辻」の感想です。
かなり強引な設定だと思う部分もちらほらありますが、今のところはかなり面白いです。何よりも、キャラクター一人一人の性格が個性的にはっきりと描かれているのが良いと思います。個人的には特に秀吉が良いなと…。人豊の2人の家臣も漫才のように面白いですし、不破市之丞もなかなか愛すべきキャラクターです。このあたり、やっぱり役者さんの演技のうまさも大きく影響しているのでしょうね。
ただ、第4回の放送ではつっこみ所もありました。
稲葉山城を陥落させる際、秀吉は西美濃三人衆と呼ばれる稲葉一鉄・氏家卜全・安藤守就を諜略によって織田方に寝返らせています。しかし、ドラマではそのあたりが無視されていました。これはいかがなものでしょうか?
というのは、千代のおじさんの不破市之丞、「不破」という姓を考えると西美濃に領地を持っていたのではないかなと考えられるからなのです。つまり、千代のおじさんは西美濃三人衆の誰かに帰属していたのではないかなと思うのです。
実際、どらまでは市之丞と親しいという設定になっていた竹中半兵衛は、西美濃三人衆の一人である安藤守就の婿なのです。だから市之丞も稲葉山城落城前に織田方に帰属していたのでは…?つまり、市之丞が妻や千代を連れて稲葉山城に籠城する……なんてことはあり得ないと思うのですが。
しかし、ドラマであえて千代を稲葉山城に籠城させた理由は、一豊と炎の中で愛を確かめ合うという名シーンを作りたかったからなのでしょうね。この2人、お互いに愛し合っていながら敵味方に別れ、長い間寂しい思いをしていたのですから。かなり強引な設定でしたけれど、ドラマとしては面白かったです。
そして、市之丞の邸の焼け跡から見つかったのが金十両…。西美濃はすでに織田方に帰属しているのですから、市之丞の邸が焼き払われるということは実際はないと思うのですが、これも物語をドラマティックにする演出なのでしょう。この十両で、千代は将来、一豊のために馬を買うことになるのですが、この有名な伝説が今回のドラマでどのように料理されるか、楽しみです。
さて、前回の感想でも書きましたが、司馬さんの原作は一豊と千代の結婚から始まっています。そしてその結婚の時期は、今回描かれていた通り、信長が美濃に移った直後……ということになっていました。それもあって、ドラマでは少々強引な持っていき方で、2人を結びつけたのだと思います。
いずれにしても、これからはいよいよ原作を脚色したドラマの始まりということになります。司馬さんの原作をどのように膨らませていくか、一豊と千代がどのように描かれるか、楽しみにしています。
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ブックマーク欄のリンクに、里江さんのサイト「平安奏華」を追加させていただきました。里江さんは掲示板にもよく書き込んで下さったり、かわいい猫ちゃんのお写真を送って下さったりしていました。そして、このたびホームページを開設されました。
歴史と旅行が好きな里江さんが、旅先で撮影なさった写真を掲載しています。またこれからは、かわいい猫ちゃんやワンちゃんの写真も載せていくそうです。私は猫好きなので、そちらも楽しみにしています。これからの発展に期待していますね。
かなり強引な設定だと思う部分もちらほらありますが、今のところはかなり面白いです。何よりも、キャラクター一人一人の性格が個性的にはっきりと描かれているのが良いと思います。個人的には特に秀吉が良いなと…。人豊の2人の家臣も漫才のように面白いですし、不破市之丞もなかなか愛すべきキャラクターです。このあたり、やっぱり役者さんの演技のうまさも大きく影響しているのでしょうね。
ただ、第4回の放送ではつっこみ所もありました。
稲葉山城を陥落させる際、秀吉は西美濃三人衆と呼ばれる稲葉一鉄・氏家卜全・安藤守就を諜略によって織田方に寝返らせています。しかし、ドラマではそのあたりが無視されていました。これはいかがなものでしょうか?
というのは、千代のおじさんの不破市之丞、「不破」という姓を考えると西美濃に領地を持っていたのではないかなと考えられるからなのです。つまり、千代のおじさんは西美濃三人衆の誰かに帰属していたのではないかなと思うのです。
実際、どらまでは市之丞と親しいという設定になっていた竹中半兵衛は、西美濃三人衆の一人である安藤守就の婿なのです。だから市之丞も稲葉山城落城前に織田方に帰属していたのでは…?つまり、市之丞が妻や千代を連れて稲葉山城に籠城する……なんてことはあり得ないと思うのですが。
しかし、ドラマであえて千代を稲葉山城に籠城させた理由は、一豊と炎の中で愛を確かめ合うという名シーンを作りたかったからなのでしょうね。この2人、お互いに愛し合っていながら敵味方に別れ、長い間寂しい思いをしていたのですから。かなり強引な設定でしたけれど、ドラマとしては面白かったです。
そして、市之丞の邸の焼け跡から見つかったのが金十両…。西美濃はすでに織田方に帰属しているのですから、市之丞の邸が焼き払われるということは実際はないと思うのですが、これも物語をドラマティックにする演出なのでしょう。この十両で、千代は将来、一豊のために馬を買うことになるのですが、この有名な伝説が今回のドラマでどのように料理されるか、楽しみです。
さて、前回の感想でも書きましたが、司馬さんの原作は一豊と千代の結婚から始まっています。そしてその結婚の時期は、今回描かれていた通り、信長が美濃に移った直後……ということになっていました。それもあって、ドラマでは少々強引な持っていき方で、2人を結びつけたのだと思います。
いずれにしても、これからはいよいよ原作を脚色したドラマの始まりということになります。司馬さんの原作をどのように膨らませていくか、一豊と千代がどのように描かれるか、楽しみにしています。
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