平安夢柔話

いらっしゃいませ(^^)
管理人えりかの趣味のページ。歴史・平安文学・旅行記・音楽、日常などについて書いています。

いちごのスペシャルショートケーキ

2011-02-26 23:10:15 | えりかの平安な日々 10~18
 家から歩いて15分くらいの所にある中型スーパーのケーキ屋さんで、1ヶ月くらい前に買ったいちごのスペシャルショートケーキがとてもおいしかったので、本日、買ってきました。

 スポンジと生クリームでできた三角のショートケーキの上に、いちごが2個、載っています。見ているだけでも幸せ気分。でも、食べるともっと幸せ気分です。

 実は私、いちごがそれほど好きではないのですが、生クリームと一緒に食べると何ともおいしく感じます。そして、スポンジがまたおいしい~。ごちそうさまでした。

〈近況〉

 このところ、体調が悪い日があって更新間隔がまた開いてしまっていますが、現在、旅行記の第9回を執筆中です。
 それから久しぶりに、「系譜から見た平安時代の天皇」を更新すべく、下準備にかかっています。これからもゆっくりマイペースで、楽しくブログを続けていこうと思っています。


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風俗博物館 実物大展示室編 ~京都3日物語8

2011-02-20 10:42:38 | 旅の記録
 4分の1サイズの六条院春の御殿での展示を堪能したあとは、実物大展示室で遊びました。

 こちらは、平安時代の調度品や、装束を着た貴公子や姫君の人形などが実物大で展示されているお部屋です。袿や狩衣を着ることもできます。

 早速、紫色の袿を羽織ってみました。気分はすっかり平安の姫君です。(^^)

 あ、光源氏さまがいらっしゃいました~。

 

 光君さま、姫は、おそばを離れませんわ。

 光源氏は、夏の直衣をお召しになっています。衣替えをし忘れたのかしら。
 あ、言うまでもなく、光源氏にもたれかかって扇で顔を隠している姫は私です。

 それから、こちらの姫さまの人形も、写真に撮ってみました。

 

 右側の立ち姿の姫さまは、細長をお召しになっています。

 細長というのは、平安時代の若い女性の准正装で、袿や表着の上に重ねる、身幅が細く、裾が長い装束のことだそうです。ただ、資料が少なく、実際にどんな装束だったかははっきりわからないようですが…。
 それでも、こちらの姫さまの装束、十二単の裳と同じくらい、長かったです。
 なのでこの姫さま、ほっそりとした体格に見えます。太い人が細長を着たら、体の線が目立ってしまいそう…。私は、もう少しやせないと着られないかも。

 そして、左側の座っている姫さまは、十二単をお召しになっています。

 十二単というのは、女房が、目上の方の前に出る時に着た正装、長袴をはき、単、五衣、打衣 表着、唐衣、を着て、裳をつけます。つまり、こちらの姫さまは右側の姫さまの女房ということになります。でも、どちらの姫さまもすてき♪

 それから今回も、御帳台の中に入って、平安時代の姫さまの気分を味わい尽くしました。残念ながら、こちらでは、顔を隠した写真を撮らなかったので、御帳台の写真のみ、載せておきますね。

 

 こうして、皆様とおしゃべりしながら楽しく遊びました。ご一緒した皆様、ありがとうございました。

 と言うわけで、いよいよ風俗博物館ともお別れです。これから1年半余り、休館されてしまうのは残念ですが、再開された際には、さらにパワーアップされた展示を期待していようと思います。その時を楽しみに待っています。


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風俗博物館 六条院春の御殿編 ~京都3日物語7

2011-02-16 14:37:02 | 旅の記録
  昼食後、少し歩いて堀川通に出てタクシーに乗り、風俗博物館に向かいます。10分くらいで井筒さんのビルに到着、エレベーターで5階に上がり、ドアが開くとお香の良い香りがして、そこは王朝絵巻の世界です。

 さて、風俗博物館は、2010年下半期)の展示が終わる12月から約1年半、休館されるということで、今回の京都旅行では絶対に訪れてみたかった場所の一つでした。こうして訪れることが出来て大感激です。
*というわけで、この記事を執筆している2011年現在、風俗博物館は休館しております。詳しくは、風俗博物館のホームページをご覧下さいませ。

 今回も、六条院春の御殿を4分の1に縮小した模型の中に華やかな王朝絵巻の展示が繰り広げられていました。
 では、今回の展示内容を列挙しますと、

法華八講 ~貴族女性最大の娯楽・法会聴聞~『枕草子』「小白河といふ所は」より
平安四季絵巻~裁縫上達祈願、文月・七夕~『源氏物語』「幻」より
四季のかさねの色目に見る平安王朝の美意識
あざれたる袿姿~平安貴公子くつろぎの美~『源氏物語』「紅葉賀」より
局(つぼね)~女房の日常~
「老いを拭って長命祈願、年中行事長月・重陽」「偏つぎ」「身嗜み、髪の手入れ・化粧」
歳暮の衣配り『源氏物語』「玉鬘」より
女房のお勤め 御格子(みこうし)参る『枕草子』『紫式部日記』『源氏物語』より

と盛りだくさんです。全部の展示内容を写真に撮ることは出来ませんでしたので、2カ所のみの紹介となります。すみません。

 博物館に入ってすぐ目に飛び込んできたのは、牛車でした。

 

 上の写真は、「法華八講 ~貴族女性最大の娯楽・法会聴聞~『枕草子』「小白河といふ所は」より」の場面の一部です。

 今回の展示は、「源氏物語」だけでなく、「枕草子」からも紹介されていました。

 「小白河といふ所は」は、寛和二年(986)6月18日から21日までの4日間、小白河第で行われた法華八講の様子を描いた章段で、当時の帝、花山天皇の叔父に当たり、ときめいていた藤原義懐などの貴族たちの様子が清少納言の鋭い感性で生き生きと描かれています。

 法華八講とは、法華経八巻を八座に分け、ふつう1日に朝夕二座講じて4日間で完了する法会のことです。
 平安時代、法会は人々の精神的な心の疲れをいやす娯楽でした。
 特に女性にとっては、外出できるという点でも大きな楽しみだったと思います。女性が男性と顔を合わせることが慎まれていた時代、女性はこのような法会も、牛車の中から見物していました。上の写真は、そんな牛車の様子を再現しています。


 さて次は、「あざれたる袿姿~平安貴公子くつろぎの美~『源氏物語』「紅葉賀」より」の場面です。

 袿姿でくつろぎ、笛を吹く十九歳の光源氏↓

 

 幼い頃に母を亡くした光源氏は、亡き母に生き写しの父帝、桐壷帝の后、藤壷の宮に母の面影を求め、やがてそれは恋へと変わっていきます。そして、ついに思いを遂げ、藤壷の宮は源氏との間に子を宿してしまいます。その子は表向きは桐壷帝の子とされました。後の冷泉帝です。

 十九歳の秋のある日、光源氏は、藤壷の宮と密通し、不義の子をもうけてしまったことへの罪深さ、そして、藤壷の宮がますます遠い存在になってしまったことへの寂しさに思い悩んでいます。
 この日は、 うち解けられない年上の正妻、葵の上の許を訪れることになっていましたが、その前に心を慰めるため、昨年、理想の女性に育て上げようと引き取った11歳の紫の君を訪れようと、西の対へと向かいます。

 紫の君に箏の琴を教える光源氏↓

 

 西の対を訪れた光源氏は、笛を吹きながら、幼い紫の上に箏の琴を教授します。紫の君は理髪で飲み込みが早く、源氏は彼女の将来に期待を抱きます。やがて、源氏がよその女性を訪ねることを察知した紫の君は、光源氏の膝ですねて寝てしまい、彼女をいとおしく思った源氏は正妻を訪れるのを取りやめます。

 実は紫の君は、思いがかなわぬ藤壷の宮の姪に当たる女性でした。紫の君はやがて美しく成長し、光源氏の心を慰める存在となっていくのでした。

*男性の袿姿は一番くつろいだ姿で、客人はもとより、目上の家族にもその姿を見せることが憚られる、つまり限られた人にしか見せない服装でした。私は、袿は女性の装束だと思っていたので、この展示には驚きました。

*平安時代、長い胴に水平に弦を張った弦楽器を「琴」と称していて、七弦の琴(きん)、ろく弦の和琴、果物の琵琶の形をした琵琶などがありました。箏は十三弦で、現代まで伝わる一般的な琴です。

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近江戦国の女たち

2011-02-13 12:10:12 | 図書室3
 今回は、戦国時代関連の本を紹介します。

☆近江戦国の女たち
 著者=畑 裕子 発行=サンライズ出版 価格=1680円

☆本の内容
 浅井長政の子息・喜八郎を先導役に、お市の方・見久尼・井口殿など長政に関わる女たちの生涯、さらに細川ガラシャ・お鍋の方・冬姫など近江戦国の女たちの生涯を、それぞれ本人のひとり語りで綴る歴史人物読本。

目次
■序 章

■第一部 浅井家に関わる女たち
 お市の方
 見久尼(浅井長政の異腹の姉)
 井口殿(浅井長政の母)
 京極マリア(浅井長政の姉)
 淀殿(茶々)
 京極初(常高院)
 お菊(淀殿の侍女)
 大蔵卿局(淀殿の乳母)
 松の丸殿(京極竜子)
 
■第二部 近江戦国の女たち
 細川ガラシャ
 お鍋の方(信長の側室)
 一の台(豊臣秀次の正室)
 冬姫(蒲生氏郷の正室、信長の次女)
 三の丸殿(信長の八女、もしくは六女とも。秀吉の側室)
 法秀院(山内一豊の母)
 千代(山内一豊の妻・見性院)
 おあん(石田三成家臣の娘)
 北政所おね(寧々・秀吉の正室)

*「図書室1」に入れるか、「図書室3」に入れるか迷ったのですが、物語風にさくさくと読めましたし、作者の主観も入っているようでしたので、「図書室3」に入れてみました。


 半年ほど前に読んだ本です。もっと早く、紹介したかったのですが、すっかり遅くなってしまいました。何か、大河ドラマ便乗記事のようになってしまいましたが…。
 なお、大河ドラマ「江 ~姫たちの戦国」については、つっこみ所満載なので、改めて色々書いてみたいと思っています。

 さて、この本、紹介文や目次からもわかると思いますが、浅井家の女性やその周囲の人たち、近江ゆかりの戦国時代の女性たちについて、本人の一人がたりという形式で書かれた連作短編集です。
 本人の一人がたりというスタイルなので、それぞれの女性たちの境遇や立場がよくわかり、とても興味深く読むことが出来ました。

 特に嬉しかったのは、淀殿と北政所が、どちらも好意的に描かれていたことでした。

 淀殿と北政所は、秀吉の側室と正室という立場、また、秀吉死後の行動など、仇同士として描かれることが多いと思います。

 例えば永井路子さんの北政所を主人公にした小説「王者の妻」では、淀殿は北政所の敵のように描かれていますし、杉本苑子さんの豊臣家の一代記を描いた「影の系譜」は淀殿を好意的に描いている反面、北政所は「豊臣家を裏切って家康に走ったとんでもない女」として描かれていました。
 でも、そのような描き方は、前からちょっと疑問に思っていたのです。北政所には北政所の立場が、淀殿には淀殿の立場があって、どちらが悪いとも敵とも味方とも言えないと思うのですよね…。
 あ、どちらの小説も骨格がしっかりしていて、とても面白い小説なのでお薦めです、念のため…。特に私は、永井さんの描く北政所が大好きなので、「王者の妻」は愛読書です。

 それはともかくとして、この「近江戦国の女たち」では、秀吉の死後、秀頼を育てながら豊臣家を守という役目を淀殿が、秀吉の菩提を弔うという役目を北政所がと、それぞれ分担し、お互いに認め合っていたと描かれていて、なるほどと思いました。
 もちろん、これが事実であったかはわかりませんけれど、一つの説としてとても魅力的に思えました。

 その他、小谷城落城後、指を1本ずつ切られて殺された井口殿、生涯、キリシタンとして生きた京極マリアなど、今まであまり語られることのなかった浅井家縁の女性たちについても生き生きと描かれていました。
 秀吉の側室であった三の丸殿が、後に公家の妻になり、若くしてこの世を去ったこと、波瀾の生涯を送ったお鍋の方や冬姫についてなど、始めて知ったことも多かったです。近江が戦国時代に重要な位置を占めていたことも再認識させられました。

 そして最後に、この本の案内役、浅井喜八郎についても少し…。

 彼は浅井長政と側室との間に生まれた男児です。

 小谷城落城後、出家をするのですが、後に還俗、秀吉の養子、羽柴秀勝に仕えます。秀勝の死後は秀吉の弟秀長に、秀長の死後は増田長盛に仕えました。
 関ヶ原で増田家が取りつぶされると一時浪人となりますが、後に生駒一正に仕えました。しかし、大坂の陣が始まると、姉の淀殿のことを放っておけず、再び浪人となって大阪城に籠城、落城を迎えます。

 その後、もう一人の姉、初の嫁いでいた京極家に身を寄せました。初は遺言で、「喜八郎のことをよろしくお願いします」と、義理の息子の忠高に頼んでいるそうです。忠高はその遺言を忠実に守り、喜八郎の子孫は代々、京極家に仕えたということです。

 このように波瀾の生涯を送った喜八郎ですが、この本では、女性たちの一人がたりの間に、彼の生涯や動向についての記述が挟まれていて、この本をいっそう興味深いものにしてくれています。文章も読みやすく、わかりやすいです。お薦めです。

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本日のランチ

2011-02-10 18:21:55 | えりかの平安な日々 10~18
 手を怪我したり、だんなさんが体調を崩したり、おまけにパソコンが壊れてしまったりなど、最近、ちょっと不運な私です。
 おまけに夜、なかなか眠れなくて、朝は眠いまま起き、朝食の片づけがすむと寝床に直行、二度寝してしまうという日が続いていました。

 昨日は特にアンラッキーで、静岡まで出かけたのに悪いことばかり起きるし、買おうと思っていた物は買い忘れるし、帰りの電車は事故で20分遅れるしで、疲れてしまいました。そのため、眠剤を飲んで11時に就寝、久しぶりにぐっすりと眠ることができました。

 そこで今日は目覚めも爽快、気分を取り直し、お昼から外出。午前中で仕事が終わっただんなさんと静岡駅で待ち会わせ、駅から歩いて5分くらいのところにあるホテルのレストランでランチを食べてきました。

 こちらのレストランでは、2週間前の私の誕生日に、ランチのコースを食べました(今年も無事に、誕生日を迎えることができて幸せです。)。パンとスープ、サラダ、牛肉のステーキ、デザートのコースで、とてもおいしかったです。今日が誕生日だと言ったら、デザートのケーキに蝋燭を立ててくれました。誕生日に蝋燭を吹き消すなんて、何十年ぶりかしら。

 今日は、コース料理ではなく、パスタのセットにしました。

          

 大きなお皿は、小エビと野菜のペペロンチーノのスパゲッティーです。小エビと、ブロッコリーやグリーンアスパラ、オクラの入った、ちょっと辛いけれどまろやかな味のスパゲッティーで、とてもおいしいです。
 小さなお皿には、サラダと半分に切ったロールパンが盛りつけられています。サラダにはフレンチドレッシングがかかっています。

 そして、↓がデザート。

          

 シャーベットとティラミス、フルーツケーキとチョコレートケーキが盛り合わされています。いろいろなデザートを少しずついただけて、お得なデザートの盛り合わせ。おいしかったです。ごちそうさま。

 ランチのあとは、昨日買い忘れたCD-ROMを購入。その後、マックでお茶を飲んで帰宅しました。楽しい外出でした。

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