【香港】 海の見えるカフェでひと休み

九龍側のスターフェリー乗り場の北側にはオーシャンターミナルといって世界一周クルーズなどで使われる大型客船用の埠頭になっています。
大型船が停泊していると隣に着岸したスターフェリーが吹けば飛ぶような小舟に見えてしまうほどです。

このふたつの埠頭の間はプロムナードになっていて、オープンカフェ風の店があります。いつもは横にあるハーバーシティに向かうエスカレーターからちらっと見るだけでしたが近づいてみると手前がイタリアンの店、奥がステーキの店になっていることがわかりました。

せっかくなので、手前の店に入ってみることに。ショッピングセンター側の入口から入っていくと、運よくテラス席の内側海が見渡せる窓際のテーブル席がひとつ空いていました。スターフェリーと対岸の香港島にそびえる高層ビル群を望むなかなか良い席でした。メニューはあいにく英語だけで写真はありません。なので、ビザとビール（アサヒでした）を注文しました。観光客のような気分で外を歩く人や船などを見ながらちょっと遅めのランチタイムとなりました。

もう少し気温が高ければ外のテラス席だな、と当初は思っていましたが屋内の冷房がきつくてちょっと寒いぐらいだったので上着を着てしのぎました。香港はいつでもこの冷房の効きすぎに悩むところです。

週末の飲茶

久しぶりに飲茶に行きました。アパートのすぐ近くにも飲茶の店があるのですが週末は午前中から行列が出来ているので、バスに乗って職場近くのレストランまで行きました。中環のヒルサイドエスカレーターそばにある金御海鮮酒家という店です。

この店の飲茶はオーダーシートの中からほしいメニューにチェックをつけていく方式なのですが、中国語のみで写真もわずかなので、毎回適当に選んでいます。焼売や餃子ぐらいは読めますのでそうはずれはありません。それに春巻や肉まんなどを頼みました。人数が多いとたくさんの種類を頼めるのですが、二人だとせいぜい5品ですね。

この店をよく利用するのは、週末の午後だとま ず満席になることがないので待つ心配がないこと、なす焼きのメニューがあること、観光客が多いエリアにもかかわらずビールが大瓶で出されることです。この日は好物のショーロンポーが品切れだったのが残念でしたが、おなかいっぱいいただきました。

しかし、どこにいっても冬というのに冷房ががんがん効いているのが香港です。

香港のクリスマス その４

九龍サイドのスターフェリー乗り場近くにヘリテージ1881という商業施設があって毎年クリスマスの飾付けが行われています。
屋外なので電飾を使った飾付けが特徴で昼間と夜間で異なった景色を見せています。
今年も西欧風の城のようなイメージの白い円錐形のオブジェが輝いてその回りを馬車や西洋人の人形などが囲んでいました。昨年までは周囲から黄色い照明が当てられていたため個々のオブジェの光と交錯してしまい、肉眼で見ると綺麗なのに写真に撮ると反射してしまってよい出来栄えにならないことが多かったのですが、今年はオブジェだけの光、それも単色になったため、解消されました。

背後の高層ビルをフレームからはずすと香港らしくない珍しい風景になりました。

香港のクリスマス その３

日没後、香港島からスターフェリーに乗って九龍側に渡ってみます。この時期海沿いに建つビルのいくつかは電飾がほどこされています。

フェリー乗り場に向かう長い歩道橋から香港島のイルミネーションが少し見ることが出来ます。以前よりもさびしくなりましたが、昨年からフェリー乗り場横に観覧車が出来て夜はライトアップしているため、少しは華やかを取り戻したように見えます。

夕方過ぎのスターフェリーは通勤通学客と観光客が混じっているため立ち席が出るほど混雑してます。しかし、船が動き始めると座っていた観光客の何人かは写真を撮るために船べりのほう に移動してきます。皆さん何回もシャッターを押していましたが写りはどうなのでしょう。私もかつて何度か試みましたが、船のゆれでどうしてもピンボケになってしまいます。なので船内では座って両側の景色を楽しむことにします。

九龍側のネオンは固まっているので香港島側よりもキレイなのですが、船からは離れた場所なので遠景だけ眺めて下船となりました。

フェリー埠頭脇には海港城（ハーバーシティ）というショッピングモールがあり、そこに通じる通路がクリスマス仕様になっていました。今年はディズニーとタイアップした飾りでした。ディズニーものはクリスマスと合うので女性や子供が多く集まって写真を撮って いました。また、卒業式を終えた学生がそろいの黒い衣装で記念写真を撮りにきたりしていて結構な賑わいを見せていました。

香港のクリスマス その２

私が住んでいるアパート近くのショッピングモールでは例年入口前、中二階の踊り場、二階の三ヶ所にクリスマス飾りが並びます。

ところが今年は12月に入っても入口付近に何も設置される様子がなく作業が遅れているのかと思っていました。ところが二階に上がっていると飾りつけがすでに完成していました。切り絵で作ったような円柱形と四角囲いのオブジェでトナカイやツリーやサンタがモチーフになっていました。いつもですとエスカレーターを上がったすぐ前で大きなステージが設営されてその奥がオブジェという構成なのですが、今年はステージがなく、オブジェと小ぶりのクリスマス ツリーだけという極めて簡素なものになっていました。その上、中二階の踊り場は洋菓子の臨時売場になっていて、かつては実物大の機関車を並べたり、ロシアや中国本土から曲芸団を呼んで華やかな演目をやったりしていたのとは雲泥の差です。

この2,3年、徐々に飾り付けの予算が削られている感じはしていましたが、ここまでしょぼくなってしまうとは意外でした。特に、入口前の二階まで達しようかという大きなクリスマスツリーがなくなってしまったのは残念です。