日タイ、リタイア生活

日本とタイでのリタイア生活をつづります

バンコクの不思議な縁起のお寺

2009-09-29 | タイ 旅行
ワット(お寺)に行きたいと知り合いのタイ人に頼んで連れて行ってもらったのが、幽霊で有名なのが、このワットマハブット。

150年ほど前、運河の近くに仲睦まじい若夫婦が住んでいた。しかし、妻が身ごもったころ夫は兵役にとられてしまった。その間に妻は難産のため母子ともに亡くなってしまった。それとは知らず兵役から戻った夫が帰宅すると、妻は暖かく迎えてくれた。近所の人はピー(幽霊)になって戻ってきた妻に驚く。夫に妻ではなくピーだと忠告するがなかなか信じてくれない。ところが忠告した村人が呪い殺されるにいたり大騒ぎに。高僧が現れピーを退治したという伝説に由来するワットだ。

廟の前には奥さんの像、絵が飾られ若い人たちも結構参拝に来ていた。境内には花屋やみやげもの屋、食べ物などを売る屋台などもあってなかなかの賑わいを見せていた。

裏手の運河では濁った川面をもろともせず、少年たちが泳いでいた。

このワット、今では宝くじで有名らしい。境内にある木の樹皮をこするとうっすらと模様が現れてくる。この模様が当たり数字だそうだ。廟内には賽銭をあげると数字が出てくるというルーレットのような仏像まであったりして、現世ご利益第一のタイらしい側面を覗かせてくれる。

もっとも、私には宝くじよりも肩こり、腰痛のほうが深刻だったので、金箔を像の肩に貼ってお参りして、ワットを後にした。

バンコクで骨休め

2009-09-27 | タイ 旅行
連休を利用してタイに行った。香港に住むようになっての慣れない仕事や生活、そして英語のためくたくたになってしまったので、文字通り骨休めのためだ。

ということで、連日行きつけのマッサージ屋へ。ところが左側の首筋から足にかけての凝りがひどく一晩寝ると翌朝にはもうつらい。マッサージ屋に通い続けて3日目、たまたま前日と同じおばちゃんが担当になったので最初は「あんた、また来たの?」と半ば呆れ顔の様子だったのだが、マッサージを始めると「まだ、すごく凝っているね!」と驚かれ、帰り際には
「薬を飲んだほうがいいよ」
マッサージのおばちゃんに薬を勧められたのは初めてだ。

以前は、だいたいタイマッサージに行くと凝りは回復したのだが、最近はなかなか治らない。2時間のマッサージ時間の間に眠ってしまうこともたびたびだったが、そんなこともない。凝った箇所をもまれるとかなり痛いからだ。今までは、仰向けからはいってうつぶせになる方法だったのだが、2年ぐらい前から逆になったせいもある。お腹が下だとかなりきついからだ。
結局、薬局に行ってタイにしてはかなり高い薬を買って飲んでみたが、効果はまだ出ていない。

原因はおそらくストレスだから、整形外科的な西洋医学だとだめだろう。せっかくバンコクまで来たのに午前中はマッサージでつぶれてしまい、午後もあまり出掛ける気にならない。
それに、行きつけのフードコートに行ったらなくなっていた。ますます、ストレスがたまってしまった。

横になっているときのほうがつらいのがまた困ったもので、何のために旅に出たのかわからなくなってくる。

もっとも、じめじめした香港にいるよりは断然快適なのだが。

香港 長洲 海の幸

2009-09-25 | 香港 散策
長洲島のフェリー埠頭から今度は北に向かって岸壁沿いに歩く。小さなみやげ物屋が続くが、その先に魚屋が数軒見えてきた。以前よりも減っている。10軒はあったのに。そしてその向こう側に海鮮レストランが岸壁側のテラス席まではみ出して、軒を並べて客を待っている。
せっかくなので、ここで遅めの昼食をとることにした。グループでいくと、となりの魚屋で好きなものを買ってレストランに持ち込むと調理してくれるのだが、ひとりでは無理なのでお店のメニューから選ぶ。

当然ながらひとり分としては一品料理は値段が高いがその中から手ごろなものをみつけてオーダーした。かに玉ならぬ、蝦仁玉とビールだ。このビール、ハルピンビールというのだが、600mlで15香港ドル(約200円)だから、料理が600円でもトータルだと安い。でも、ビールが出てきてから料理が来るまで10分以上待たされたのが惜しい。この暑さなので、気分に任せてビールを飲めばなくなっちゃうし、ぜんぜん飲まないと冷えたビールがぬるくなってしまう。料理はちょっと塩気が多すぎたがそれさえなければかなり美味しいというレベル。

やっぱり、中華料理はひとりだとちょっと物足りないです。

帰りに、魚屋で干物を買ってフェリーに乗り込んだ。運よく、今度も味気ない快速船ではなく、ゴトゴト進む普通船だった。 このぐらいの距離なら船旅はゆっくりめがいい。

香港の離島 長洲

2009-09-23 | 香港 散策
とにかく暑い。歩き始めてから5分ほどで文字通り汗びっしょりになった。持参してきた汗拭きタオルもずっとしめったままだ。同じ香港内とはいえ南シナ海に直接ふりそそぐ太陽の光は違うらしい。

香港島から船で約50分。長洲という名の島がある。離島の中では小さいほうだが、人口が多く密度も高い。昔の香港の風情をまだ残している島だ。島の形は人という字に似ていて埠頭は真ん中の西側にある。以前来たときには、近くの桟橋で渡し舟(街度)が呼び込みをしていたのだが、見当たらない。仕方なく歩くことにした。

歩きはじめこそ、小さな店や干物を干している漁村の風情を楽しめたが、街並が途切れるとあとは汗拭きの戦いのみ。
ようやく、15分ほどで西湾に到着。ここから山道になる。また汗をぬぐって登りきると視界が開けた。やっと本物の南シナ海という景色が広がる。右に行くと洞窟がある。岩でできたトンネルで、昔の海賊が財宝を隠したと伝えられるところで人気スポットなのだが、懐中電灯を貸し出すおじさんが居るだけだった。
道を引き返し、岩場に出ると若者のグループが居た。それでも少ない。海の向こうに街や大きな島が見えないので離島の気分が一番出るところだ。
帰りは西湾から街度を待つことにした。運よく15分ほどで西洋人の家族連れが来たので出航。客が来ないと出ないのがいかにも香港的。防波堤に囲まれた湾内をフェリー埠頭まで行くだけだが、停泊している船の間を縫って進むので結構面白い。でも、水上生活船が減ってしまったのでちょっと予想はずれ。以前なら、洗濯物を干した船をつなげて人や犬が自由に行き来していたのだが。

フェリー埠頭に戻ると、今度は東側に向かって歩く。丘の中腹に関帝廟があるので参拝。そのあと細いくねくねした道を行く。この島の道はすべて舗装されているが、一般の自動車はない。小さな救急車と消防車だけだ。学校の先を曲がると海が見えてきた。観音湾という海水浴場だが、ひっそりとしている。久々の砂浜。
ここから北に進む。岬に張り出したヨットを模したオープンカフェは健在だった。時間があれば、ビールでも飲んでいきたいところだが先を急ぐ。しばらく行くと、一番広い砂浜である東湾海水浴場に着いた。さすがにここではビーチパラソルが何本も立っていた。8月の終わりという季節からすればやっぱり少ないような気がする。長洲の人気が以前よりも落ちたのかな。

ここから、先ほどのフェリー埠頭までは5分ほど。島の東西の一番狭いところに来ている。このまま、船に乗ってしまうのはもったいない。何たってここは島なのだから。

どこでもドアーに、鍵が

2009-09-17 | 香港に思う
どうやら、香港は危ないところらしい。
職場ではもちろん、外出先ではトイレに入るとき百貨店やショッピングセンター、飲食店をのぞくとほとんど鍵がないと入れない。ショッピングセンターでトイレのマークがあったので入ろうとしたら鍵がかかっていたこともあるぐらいだ。

アパートの中に入るのも大変だ。入口では専用のカードをかざさないと入れないし、郵便ポストにも鍵がかかっている。部屋の鍵はオートロックだからうっかりごみだしの際に忘れたら大変なことになる。

そんなわけで、財布の中にはアパート用のカードと休日用の職場のエレベーター用のカードが、キーホルダーには部屋の鍵とポストの鍵、事務所の鍵をいつも携帯していないとならない。

日本だとせいぜい家の鍵ぐらいしか持たないので、慣れるまで忘れないようにしないと。