日タイ、リタイア生活

日本とタイでのリタイア生活をつづります

香港騒乱余波  トラムが大変

2014-11-13 | 香港に思う
道路が封鎖されているため、トラム(2階建て路面電車)の線路は、コーズウェイベイ(銅鑼湾)付近で分断されています。そのためケネディタウンーハッピーバレー間と、シャウケイワン-ビクトリアパーク間の2区間での折り返し運転となっています。

ケネディタウンの路線は元々走っていた経路を踏襲しているので問題ないのですが、ビクトリアパークの路線は途中で線路がぶつっと切れたような場所なので変則的になっています。

シャウケイワン方向からやってきた電車はビクトリアパーク駅で乗客を全部降ろすと少し前進して一旦止まります。運転手が降りてきて車両の後部にある運転台に向います。同時に待機していた職員が長い棹をもってきてトラムについているポールを電線からはずして、反対方向側の電線に付替えます。作業が終わると電車はゆっくりと反対方向に走り出して、渡り線を使って逆方向の線路に入り、その先にあるホームで待っている乗客をのせて出発していくのです。



この方向転換とポールの付替え作業を一両一両手作業で行います。路面電車ですから渋滞にはまると3台も4台も数珠繋ぎになってしまいます。そんなときは、最後に到着した電車がまず、渡り線を使って反対方向に移って、その後職員がポールを反対向き に付替え、折り返し電車として送り出します。2台目以降の電車は後ろが詰まっている場合は方向転換だけすませると回送電車として出発していきます。この判断も作業も現場の職員さんたち数名で行っています。臨機応変にすばやく対応する必要がある大変な作業です。雨が降ったりすればもっと困難でしょう。

この人たちのおかげでトラムが運行されていることを忘れてはいけないと思います。

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