今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

ミンスミートと煮沸・脱気・殺菌。

2017年08月24日 | スイーツ
(ドライフルーツが大の苦手なので、作り方は少しだけアレンジしてあります、味は良いです)
                        ↓
ミンスミートパイでちょいと有名な、イギリスのミンスミートを作ろうと思う。
ミートと称していても肉ではない(元々、肉が入ってた名残でケンネ脂を入れミートと言っている、油脂分を入れることで保存効果とたんなるドライフルーツがズッシリとした味になる効果も期待される)
ドライフルーツは嫌いなんだが、避けては通れなさそうなので、ケンネ脂があるううちに作ってしまおうと。

・ケンネ脂100g(50gしかなかったのでタロウ=牛脂を貰ってきて50g足した)きざむ。

・リンゴ1個きざむ

・カレンツ150g(ドライフルーツは苦手だけれど、この南アフリカの小さいレーズンは大好きだ)

・無農薬の干しぶどう150g
・ポストハーベスト(防ばい剤・防カビ剤)の使っていない無農薬レモンと柑橘類の砂糖漬ピール150g刻んだもの

・砂糖100g
・ナツメグ小さじ1
・オールスパイス小さじ1
・シナモン小さじ1
・クローブ粉にひいたもの小さじ1/3

※本来、アーモンドを砕いて入れたりするのだが、入れないレシピもあるし、アーモンドの皮を剥くのか?どうか?解らなかったので入れなかった。
・皮付きで渋味が出てもイマイチかな?って。かといって皮無しで水分が入ると腐る元だし。
この為に買うのもなんだし。

これらを先ずサックリ混ぜて

この手のスイーツは水分を加えるのは後というのが鉄則↓

・ブランデー150ml

・本当はブランデーを300ml欲しかったのだが無かったので、度数の高いポート(酒精強化)ワインと

・白ワインで150ml(本来はシェリー酒にしたいのだが、この為だけに購入しても飲みきれないし)足した。

ザッと全体に染み渡るように混ぜる。

密閉をして(本来なら大きい瓶に入れるらしいが、無いので)、

封をし、

作った日付を書いて貼り、

冬場なら外に置いておいてケンネ脂を溶かすのだろうが、夏場ので絶対危険で無理だろうから、冷蔵庫の少し温度が高めの所に2週間~3週間寝かす

2週間後、もの凄い良い香りがした(カビとかが怖かったので3週間は待てなかった)。
本当は1週間に1回ブランデーとシェリー酒を大量に足してかき混ぜるらしいのだが、常備お酒を用意していないので、冷蔵庫という事で大丈夫だろ、酒精強化ワインのポ-トワインの度数が凄く高いし。

煮沸瓶詰脱気してもいい・・・寧ろ、こうやっている人の方が多いので>

布巾を敷いて水から沸騰させた中で蓋と共に2分ぐらい全体を煮沸させたセリアの瓶(←この瓶の煮沸方法が付属されていた、助かる)に詰めて(煮沸する時に噴出してしまうので、あまりギリギリまで詰め過ぎない事)、

口を拭き

蓋を軽く閉め

布巾を敷いて瓶の半分ぐらいの水の量から

沸騰させた中で沸騰してから15分前後

このぐらいか。

空気が上に向かっていくんだな・・・

15分後前後に火傷をしないように取り出して、

しっかり蓋を閉める。

殺菌・・・長期保存の時

↑を更にお湯に戻して

・ジャム類なら20分
・野菜類なら1時間
(ミンスミートはどっちだ?、ドライフルーツを使っているが肉類も入っているので野菜類っぽいが)
とのこと。

冷めたら冷蔵庫に入れて保存(悪くなっていないか時々確認をする!!)。

こういうものを、少しづつスイーツの材料として使うのか。
しかも洋酒で旨味が増して美味しいし、ドライフルーツが甘過ぎて嫌いだったが、印象が変わった。

※なるほどこういう↓文化もあるんだな。

冷蔵庫へ入れておくと、ケンネ脂の油脂分がクラリファイドバターの様に蓋をして保存効果を高める。
(構造が深い・・・)

そういう勉強にもなった。

やっぱり、実際にやってみると本で眺めるだけとはかなり感覚が違うものだな。。。

ミンスミートパイ

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