2024/3/25
村の嫌われ者の女が、海から漂着してきた「赤鬼」と出会う話。
小さめの演技スペースを客席が囲む会場。
四人の俳優が、それぞれの基本の役と、シーンに合わせて様々な村人の役を演じる。
切り替えが早く、時々ギャグも入るので、見ているほうも忙しい。
演者たちの瞬発力はさすがだし、最前列のお客さんに話しかけたり、バッグをお借りして攻撃したりする。楽しそう。
嵐の表現や、ボールとポールで船に見立てるのもちゃんとそのように見える。
赤鬼は外国人のことなのかなと思ったけどそういう感じでもなさそうで、人間として考えていいのかどうなのか、よくわからなかった。
話の筋自体はとてもシンプルなので、何の話かわからなくなるということはないけど、そのぶん飛躍しそうでしない感じがもどかしかった。
思ったより楽しみ方がむずかしかった。