遠藤雷太のうろうろブログ

何かを観たら、とにかく400字または1000字以内で感想を書きつづるブログ。

坂本一也監督『彼女と彼女の猫』(2016年)

2016-10-18 01:11:54 | NETFLIXで観た・その他

「彼女と彼女の猫」

2017/10/18

元々は新海誠監督による4分ちょっとの小品(WEBで公開されている上の動画)。

NETFLIXに入っているのはテレビシリーズのほうで、7分ずつ全4話の構成のものと、27分の完全版を見た。

就活や母親との関係に悩む女と、その飼い猫の交流を描いた話。

猫のモノローグが男の声で、使われている言葉がとても人間くさい。

リアルにしたら成立しない話なので、このへんのバランスはとても難しいのはわかるけど、それにしても猫が語っているようには聞こえない。

猫が飼い主に対して「彼女はきれい」なんて言うだろうかとか、さんざんモノローグで話を進めているのに「僕に彼女の言葉はわからない」とか、いま、語っているその言葉は何だよと思ってしまう。

わざわざ言わなきゃ気にならないのに。 

結果、どうしても、猫が人間の男か猫以外の何らかの知的生命体に見えてしまう。

新海版のほうではあまり気になからなかったので、演出の細かいさじ加減で印象が変わってしまうんだと思う。

「彼女と彼女の猫 -Everything Flows-」完全版(DVD)
クリエーター情報なし
東宝
コメント
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