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英語脳をつくる!~日本人はいかに効率良く英語を学べるか~

英語学習に関する事いろいろです。日本人がいかにすれば実用英語を身に付けられるか、その最短距離を考察!

英語コラム(15)

2006年01月26日 | コラム
動詞の‘seem’は、話し手が、あることに対してどんな印象をもっているのか、その様子を述べる述語として使えますね。例えば、‘It seems that John loves Mary.’「ジョンは、メアリーが好きみたいだね。」、という風にです。

そこで、学校で文法を教わる際に、よく、「‘it’=‘that’節」、とかいう構文を習ったなあなんて、ずっと以前にふと思い出しました。 (‘it’が、仮主語とか形式主語とか呼ばれるアレですよね。) そこで、この‘seem’の構文は、きっと、「‘it’=‘that’節」なんだろうと思っていたんですけど、ある日、よく考えてみるとちょっと変かな、と思い始めたんですね。

‘seem’の主語になっている‘it’が、仮主語とか形式主語とか呼ばれるものだったら、‘that John loves Mary’は、主語の位置に帰してやって、例えば、‘That John loves Mary seems.’なんて、言えるかな、と思って、知り合いで、英語を母語とするヒトに訊いてみたら、全くダメで言えないということでした。

何でだろうと考えてみても、結局、妥当な説明が見あたらないから、例外扱いということなんでしょうか。と言うよりも、ある意味、うまく説明することにこだわってもしょうがないとも言えるし。結局、正しく使える限りにおいては、マルっと、「暗記」してしまうのも有効な方法であることに異論はないわけですからね。英文法にその辺の選別基準をどう考えているのか、ハッキリしたものがあるとよいんですけどね。

学校で習った構文では、こんな感じのものは、他にもよくあります。‘John is said to be honest.’「ジョンは、正直者だと言われている。」の場合、‘John’は、受身文の主語なんだから、能動文にもどしたら目的語になるはずだよな、とか考えて、‘They say John to be honest.’なんて言えるかな、と思っていても、やっぱり、言えない、ということです。

その一方で、似たような受身文の構文として、‘John is believed to be honest.’「ジョンは、正直者だと、信じられている。」なんてのもありますが、これは、‘They believe John to be honest.’なんてやっても、OKなんです。

学校で習う英文法って、役に立つなとは思っている一方で、結構、例外扱いになっているような構文も意外に多いから、だったら暗記してしまった方が早いのではないか、と思うことが多かった記憶があるんですけど、実際、そうやってひいひい言いながら暗記してきたのは自分だけでしょうか。

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