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登山 写真撮影等多趣味ですが最近は卓球で登山のためのトレーニングして 山岳写真撮影に励んでいます。

12年8月 計画山行はジャンダルム縦走の巻-3

2012-08-30 | 岡崎シニア山岳会
今回の山行で軽微な問題でしたが、ある意味大きな問題に成りかねない課題がでましたので、出身であるOACに提案する、基本ルール案を考えました。
よく考えOSACにも展開したいと思います。

山岳会の登山とは
1.登山の目的
そこに山が有るからだ、という名言が有りますが、登山が好きというのが通常と思います。
強いて言えば、自然が好き、スポーツとして、山の景色が好きなどと思います。
2.山岳会に入会の動機と目的
皆さんが山岳会に入会すると言うことは、個人山行やツアー山行に無い何か異なることを期待しているからと思います。
私は友人との登山から1ランクアップして、冬山や岩登りにチャレンジしたかったのが動機ですが、新しい山友達が出来たのも大きな収穫でした。
多くの方も山岳会に入り、登山の基本を習得し、安全に少し高いレベルの登山をしたい、と言うのが動機として多いと思います。
また多少大げさに言えば、OACの定款に有るように「相互の親睦を図りつつ、登山の普及、奨励、登山技術の練磨、個人の人間形成に資することを目的とする」となります。
3.チームによる登山とは
そこで山岳会の登山は基本的には単独ではなく、チームによる登山になります。
ここでツアー登山とに大きな違いがでます、チームによる登山では役割分担があり、CL、SL、記録、会計など機能の分担がありますが、それよりも重要なことは、参加したメンバーが力を合わせ、安全に楽しく目標を達成することに意義があります。
この過程で登山技術の向上や人間形成が養われます、何時も連れていって頂く登山は山岳会の登山で有りません。初心者もいずれ、自分が行きたい山への安全な計画を立てることができ、CLを担当することが出来ることを目指します。
このチーム登山を成功させるには、参加者には、登山の基本ルールの順守、登山技術の習得、自然環境保全知識、登山できる体力の育成と最後に協調性が要求されます。
4.ここでは最初の基本ルールについて解説します
これを守れない方は山岳会の山行に参加できません。
1)参加する山行の概要(技術的難易度、必要な体力)を理解でき、自分の役割を果たすことが出来る。
2)CL以外のメンバーで有ればCLを信頼し、チームのー員としてこの山行成功に向け積極的に協力できる。
3)何かアクシデントや課題が生じた場合、CLを中心に、その対応方法を議論するが、最後は多数決ではなくCLの意見に従うことが出来る。この時自分の意見とその根拠と共に言える。
4)CLを信頼できず、意見や指示に従うことに自信が無い方はその山行に参加できません。
5.山行リーダの在り方
1)山行計画と参加者の資質を理解し、その山行を安全に遂行できる力量がある。
2)上記を行った実績があり、参加メンバーから信頼されている。
3)課題が生じた場合、参加メンバーからの意見を聞き、その根拠と共に課題対応方法を説明でき、結論を出すことができる。
4)その山行を成功させるため、チーム全員から協力を得られる。

12年8月 計画山行はジャンダルム縦走の巻-2   

2012-08-27 | 岡崎シニア山岳会
天気に恵まれ、最高のコンディションで行って来ました。
金曜日20時、今回オブザーバー参加のIさんの車をお願いし、仮眠場所の新穂高無料駐車場を目指しました。
予定より1時間近く早く到着したのに、ほぼ満車状態、なんとか1台分のスペースを見つけました。
そこでテントを設営仮眠、5時に起床し登山口には丁度6時に着き登山開始しました。
登山口の標高は凡そ1000m、穂高岳山荘2983m、標高差約2000mのハードな登山開始です。
8月25日
1)6時 新穂高
2)6時50分 穂高平小屋
3)7時30分 槍ヶ岳方面との分岐
4)8時35分 白出沢
5)9時35分 標高2100m地点、休憩
6)10寺20分 標高2350m地点、休憩
7)11時05分 Oさん浮石に当たる(腕で引き寄せた岩が動き自分の方に倒れる)20分ほど休憩
8)12時45分 穂高岳山荘着、コースタイム9時間に対し、6時間45分で到着、かなり速い
 涸沢岳など散策
8月26日
朝4時15分起床、ヘッドランプ無で歩くことができるまで待機
1)4時50分登山開始
2)5時35分 奥穂高岳、ここで朝弁を食べる、6時発
3)7時05分 ジャンダルム頂上、20分発
4)9時 天狗岳、10分発
5)10時 間ノ岳 
6)11時20分 西穂高岳手前のピークで休憩(西穂高岳頂上が混雑)
7)11時35分 西穂高岳
8)12時30分 ピラミッドピーク
9)13時 独標
10)13時50分 西穂山荘、休憩約20分
11)15時10分 新穂高口、コースタイム8時間50分の所、休憩を含め9時間20分
 休憩を除くとコースタイムより少し早いペースで歩く
反省事項 
1)今回白出沢上部のガレ場で引き寄せた岩が動き、自分の身体の方に倒れるアクシデントが有った、この岩は推測50kg以上、運良く、岩の隙間に足が入り軽傷ですんだが、運が悪いと、重症になりかねない事故でした。岩を引き寄せる前に良く注意することが必要です。
2)サブリーダーに指名したオブザーバー参加のIさんのペースが速く、後続と間隔が開いた。途中注意したのに改善がみられなかったのでイエローカードを出した。
 今後OSACの会員以外が参加する場合、事前にルールを徹底する。

12年8月 計画山行はジャンダルム縦走の巻

2012-08-24 | 岡崎シニア山岳会
8月は天気に恵まれる確率が高く、難路に挑戦するチャンスです。
今回Yさんからの提案で難路(破線表示)ジャンダルムを縦走する計画です。
OSACからの参加は3人ですが、丁度OACの2人が計画していたので、合同で行くことにしました。
私は過去3回挑戦しましたが、最初の2回は穂高岳山荘で天気が悪く奥穂までで断念、3回目クリアーしました。
その時は5時30分に歩きだし、15時前には西穂山荘に着きました、それでも合計10時間以上の緊張感を伴う、ハードな山行です。


今回の計画ですが、できるだけ早く出発し、奥穂で日の出を見て、その後の難所で雨の確率を減らす作戦です。


1日目
20時集合ー(260km約4時間)-豊田東IC-一宮JC-東海北陸道ー飛騨清見IC-午前0時頃、新穂高(テントで仮眠)
2日目
5時起床、6時、新穂高登山口(標高約1000m)ー(2時間)-8時、白出沢出合ー(7時間)-16時、穂高岳山荘(標高約3000m、小屋泊)、標高差約2000m、コ-スタイム9時間を10時間の計画

3日目
4時起床、4時20分発ー(50分)-5時10分奥穂高岳(日の出20分頃)朝食5時30分発ー(3時間)-9時天狗の頭ー(2時間50分)-12時10分、赤岩岳ー(70分)-13時40分、西穂高岳ー(1時間)ー15時、西穂独標ー(1時間)16時、西穂山荘ー(1時間)-17時、西穂高口、17時15分最終、17時30分新穂高、18時温泉、19時発ー(4時間)-23時頃、岡崎 縦走が遅れた場合、西穂山荘泊 この場合留守本部に連絡


2012年海外遠征計画、イムジャ ツエの巻-2

2012-08-24 | 海外遠征

今回もお願いすることにした、カトマンズのヒマラヤンスマイル社から届いた、暑中見舞いの絵葉書で
イムジャツエを登頂している風景写真です。
この風景を見ると、以前私が登頂したスイスのメンヒを思い出します。
ここでハーネスを装着し、アンザイレン(登山者同士ををロープで連結)で登る準備をしている様子と思います。




人類の系譜、日本人のルーツー2 そして日本人が生まれたの巻

2012-08-22 | 民族学、考古学!?
NHKスペシャル、日本人はるかな旅の2-4を借りることができなかったので、5 そして日本人が生まれたを読みました。
近いうちに2-4も探し読みたいと思います。
この本のエキスは主に樺太経由で日本に入った縄文人が日本各地で暮らしていた後、2400年くらい前に、中国や朝鮮半島から弥生人の子孫が渡来し、九州から近畿地方に拡散して行った過程を述べています。
この時渡来した人々の数は述べ100万人くらいという大きな説もありますが、それと比べるとかなり少ない説の方が有力です。
縄文時代の後半は寒冷な気候となり、縄文人の人口が減少しましたが、渡来人が来て、稲作を始めると急速に人口が増えたそうです。
そして縄文時代にはほとんどなかった、部族争いで(小規模な戦争)で多くの死者もでるようになったのです。
この章では発掘された人骨から渡来人は中国、沿岸地方や朝鮮半島の人々の特徴を持っていたと述べている。
所でこの本では言語のことは全く触れていない、もし多くの渡来人は中国系とすれば、日本語に大きな影響を与えたはずですが、何の痕跡もないのが私には大変疑問に感じました。
また当時の中国人は文字も持っていましたが、もちろんこの痕跡も有りません。
このようにまだ解明されていないことが多いのです。
私が以前投稿した日本語の起源で、学習院大学の大野教授(故人)は日本語とタミル語の共通点や甕棺の習慣などから、当時タミル人が稲作文化を持って渡来したという説を述べられたが、この章では全くそれの触れられていない。
当時のタミル人の容姿は不明ですが、当時の人骨から、タミル人のDNAが検出できないものか大変興味があります。

人類の系譜、日本人のルーツ-1 マンモスハンター、シベリアからの旅立ちの巻

2012-08-15 | 民族学、考古学!?
2001年にNHKで放映された日本人はるかな旅を見ることが有りませんでしたが、図書館でその本を見つけ読みはじめました。
最初の出だしは、タイトルの通り、マンモスハンター、シベリアからの旅立ちです。
最近(2001年頃)の研究成果としてDNA解析で、日本の縄文人に一番近いのが、ロシアのバイカル湖付近のブリヤート共和国付近で生活している、ブリアート族(人口42万人程度)ということが判明した。もちろんに日本人には南方系、中国、朝鮮系の人々の遺伝子も混ざっていますが、最後の氷河期に樺太経由で多くの祖先が日本に入ったと言うことになります。
北海道や東北には多くの縄文遺跡が有りますが、彼らはブリアート族に近い種族であったと私は考えます。
北海道や東北の縄文人の末裔がアイヌであると言う説とそうでない説がありますが、私はアイヌではないと考えています。
アイヌは日本の縄文時代より後にやはり大陸から樺太経由で北海道や東北に侵入した部族と私は思います。
その理由はアイヌが最近まで主に狩猟採取とそれの交易で生業を立てていましたが、東北の縄文人はすでに栗の栽培など農業に近いことを行っていた、身体的な特徴がブリアート族や平均的な日本人とかなり異なるからです。

究極のトレールランレース、TJAR(トランス ジャパン アルプス レース)の巻 

2012-08-13 | 日記
OACの岳連理事から情報提供がありましたのでTJARに付いて紹介します。
このレースは途中サポート無に日本海から太平洋まで約415kmを1週間で走破する、非常に過酷なレースです。
以前蒲郡の岩瀬さんが走破に成功し有名になったコースです。
そのレースに現在 28名がエントリーし進行中です。

12年OSAC、8月 月例山行は針ノ木岳と蓮華岳の巻

2012-08-08 | 岡崎シニア山岳会
8月はYさんの提案で3日夜行4日ー5日、針ノ木岳と蓮華岳に行きました。
この計画のポイントは針ノ木雪渓と蓮華岳のコマクサ群落鑑賞、そしてOSACとして初めてのテント山行です。
小屋の混雑を回避することを狙い、急遽テント泊にしましたが、皆さん健脚揃い、コースタイムより早く10時針ノ木峠のテント場に到着し、小屋に近い良い場所を確保できました。
4日
1)5時40分扇沢発
2)6時45分大沢小屋
3)7時20分、標高1775mで休憩
4)7時30分ころから雪渓に入る
5)8時1925m地点からアイゼン装着
6)10時10分針ノ木小屋、テント設営、コースタイム5時間に対し4時間30分で到着
7)11時 出発
8)12時 針ノ木岳頂上、2名ズバリ岳まで往復
9)12時30分 頂上発
10)13時10分小屋帰着
5日
1)4時20分 針ノ木峠発、途中コマクサの写真撮影
2)5時45分 蓮華岳、6時発
3)7時 針ノ木峠 テント撤収
4)8時発、途中Kさんのアイゼン装着に問題あり時間を浪費、事前点検と装着練習が必要
5)10時 大沢小屋
6)11時 扇沢
今回素晴らしい天気に恵まれ、展望、コマクサ鑑賞が出来ました。

12年7月、OSACの月例山行は荒島岳の巻

2012-08-08 | 登山、ハイキング
Kさんに山行報告書を作成して頂きましたので、投稿します。
今回7月の月例山行は雨で1W延期し、梅雨明け10日の通り、晴天に恵まれましたが、荒島岳は標高が低いため、大変暑い山行になりました。
下山時、ヘリコプターがかなりの時間飛んでいましたが、どうも熱中症にかかり、ヘリを要請した、登山者を探していたようでした。
頂上以外樹林に覆われたこの山では、救助することが大変困難な作業と思いました。
また今回OSACの山行2回目のKさんに先頭を歩いて頂きましたが、最初ペースが速く、そのためか、足に痙攣を起こしてしまいました。
何時ものように、岩塩と水を飲んで頂き、痙攣は収まりましたが、ペースが落ちたので、シャクナゲ平の手前で、待っていただくことにし、残りのメンバーで登頂しました。
K氏は最近胃腸を患い体調が優れなかったのが主要因と思いますが、この件での反省点として、新しい参加メンバーの体力把握を事前に行うこと、新会員には、体力をつける方法を伝授することの重要性を感じました。
中高年のメンバーも今までしっかりトレーニングをしていない方は毎週軽登山でトレーニングすれば、かなり体力の改善が見られます。
このトレーニングで重要なことは、安静時の2倍くらい、心拍が上がる程度負荷をかけることです、息が上がらないウオーキングでは体力は改善されません。