桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2008・6・19

2008年06月20日 | Weblog
本当は19日(木)の出来事を書くつもりだったんだけど、今パソコンに向かっているのは20日(金)の午後三時前で、20日と言えば、Yに対する民事訴訟の第一回口頭弁論がある日で、ええ、行ってきましたよ。Mと一緒に朝八時起きで東京簡易裁判所民事第407法廷へ。いやぁ、てっきり欠席するとばかり思っていた被告Yが出廷したもんだから意外でした。3月7日に朝までライブを主催し、使用料の残金十万円を払わないまま何の連絡も寄越さなくなって以来だからホボ三カ月半ぶりの再会です。ホー、公訴事実を争うつもりなのか、こりゃ面白くなってきたぞと思ったのですが、何と被告Yは事実関係をあっさり認め、7月10日に十万円を払う意志があると云うのです。だったらこんなことになる前にさっさと払ってしまえよと内心思っていたら、ここに出廷したのは俺に対して文句を云う為に来たのいだと裁判官の制止を無視して喋りだしました。普通民事訴訟の第一回口頭弁論では、訴状に於ける事実関係だけを裁判官が確認するだけで、それ以外のことは発言が禁じられているのですが、被告の俺に対する抗議は続きます。彼の抗議を要約すると、俺が彼の携帯に連絡を寄越さずに、突然請求書を送りつけたり、彼の会社宛に「お金を払って」とファクスしたり、内容証明郵便を送りつけたりして、その度ごとにこのブログでそのことを書くのは卑怯だと云うのです。その為に彼と彼の会社のソイ・ソース・クリエイティブが制作に関係している『××ストーリー』と云う映画の公開に向けて多大な損害を蒙ったと云うのです。多分そうでしょうねぇ。でもねぇ、Y被告、残金の十万円をどうやって払うか電話すると帰って行ったのはあんただよ。それから三週間連絡がなかったからこっちとしては仕方なく請求書を郵送したんだよ。Y被告、何か勘違いしてない?そんなに携帯が好きだったらあんたの方から俺の携帯に電話してくればよかったじゃん?それをせずに俺からラブコールがないままに「ラブレター」を送ってくるのは卑怯って言われてもねぇ。それに、このブログで書くのは許せないと言われてもさ、一月の売上が二百万行くか行かないかで喘いでいるこっちにしてみれば、十万円の未回収金は大問題な訳でさ、書かずにはいられないのよ。まぁ、最初の内はイニシャルYさんで通していたし、その辺りで払って貰えればこんなことにならなかったのに、本当に残念だね。

2008・6・18

2008年06月19日 | Weblog
毎日5時出勤なものだからコレド通信を書く時間がなかなか取れなかったのだけど、来月の七日でお店を広尾で始めてからちょうど十年だし、何とかここは皆さんにお礼のご挨拶をしなくてはと思ってパソコンに向かう。でも、三月以降の日記を読み返してみて抄録するエピソードをチョイスすると、どうしても三月にライブの使用料を払わずにトンズラしたままのYに関する記述が多くなってしまう。「××ストーリー」なんて映画を制作してウキウキ気分でいるかも知れないけど、このコレド通信は多くの映画関係者、テレビ局、広告代理店、俳優事務所、音楽事務所に配布される。可哀相にたった十万円を意地になって払わない為に、この男の業界的信用は地獄へゴーだ。今週の金曜日に第一回口頭弁論が開かれるけど、会うのが楽しみだ。

2008・6・17

2008年06月18日 | Weblog
汚い話で恐縮だけど、俺は一日に必ず二度排便をする。まず起きてすぐ、水を飲んで煙草を吸うと、もう我慢出来ない。そして次に、しばらくして珈琲を飲んだ後か、じゃなかったら朝昼兼用の食事をした後に排便欲求が起きる。時には珈琲を飲んで二度目、食事をして三度目と云う日もあり、そう云う日は三度のオツトメと云うことになる。そんな俺が、今日はどうしたことか、排便欲求はあるもののトイレに入ってもオツトメが出来ない。部屋で三度、店で三度、帰って来てからも一度便器に座ることは座るのだけど、出てこないのだ。昨日寝る前にいただいたお餅があまりに美味かったので四つも食べたのがいけなかったのか?お腹がパンパンに膨れて、Mにポンポン叩かれ、「メタボ!メタボ!」と囃される。便秘で苦しむ人ってこんな状態が何日も続くのかと思うと、今まで同情しなかったことを心から反省。とは云うものの、この日記を書いている18日のお昼前、今日はもう二度もオツトメを果たしてしまって、俺の便秘はたった一日で終ってしまったのだけど。

2008・6・16

2008年06月17日 | Weblog
そのヒトはまだ見えない眼で俺を見つめていた。俺に抱かれて何か言いたげにしゃっくりを繰り返していた。バイ菌と邪な心で汚れきってしまった俺に、そのヒトは限りなくあどけなく、限りなく清らかな表情を向け続ける。そのヒトはこの世に生を受けてまだ三日、俺は六十年。おい、俺の年になるまで後六十年あるんだぞと俺はそのヒトに語りかける。まぁ、ボチボチやっていきますよとそのヒトが答えた気がした。とにかく不思議なのだ。うまく言えない不思議さなのだ。七年前、そのヒトの父親のM君と知り合って一緒に店をやって来たのだけど、四年前に喧嘩別れしてしまって、その一年後、彼と入れ違う様にそのヒトの母親であるTちゃんが店に勤める様になったのだ。人生にifはない。でも、俺が彼と喧嘩別れしなければそのヒトは今目の前にいない。彼と仲直りして、もう一度彼に店をまかすつもりで店に通わせることにならなかったら、そのヒトは今目の前にいない。そう思うとそのヒトを抱く気持ちに自然と力が加わる。我が子を抱いたことは三度ある。孫を抱いたこともある。でも、何かが違う。いつの間にか、力が入りすぎたのか、そのヒトは泣きだしていた。

2008・6・15

2008年06月16日 | Weblog
日曜日だけど、元おにゃんこクラブのTさん主催のパーティが夕方からあるので、三時過ぎに店に出て、買い出しと会場の設営にかかる。いつものパーティのつもりを40人分の料理を用意していたら、みんな食べる、食べる、あっと云う間に料理がなくなってしまうので、こっちも作って、作って、作り続ける。通常のパーティの料理のチーズと生ハムのカナッペ、タコのマリネ風サラダ、冷しゃぶ、ソーセージ盛り合わせ、枝豆以外に、パスタ30人分、炒飯15人分、ポテトフライ10人分は作ったもんだから、もうヘトヘト。でも……と思う。夫婦二人で六時間働いて十六万の収入。ハコがあるからとはいえ、そんな収入、なかなかあげられないし、Tさんに感謝、感謝。

2008・6・14

2008年06月15日 | Weblog
吉報が飛び込んで来た。去年までウチのスタッフだったTちゃんが昨日の夜11時に3600グラムの大きな男の子を無事出産したとのこと。ほぼ二日がかりの出産だったそうだ。ご苦労さま、Tちゃん!遅い時間になって亭主のM君が来店。取り敢えずビールで乾杯。一杯のつもりが二杯、三杯と二人でグラスを重ねていく。別に俺に子供が出来た訳じゃない。でも、何となく自分もその子の誕生に関係している気がするのだ。そりゃそうだろ。俺と云う存在がいなければ、M君とTちゃんは出会わなかった訳だし、その子は生まれてないんだ!と閉店してお祝いの席を六本木の鶏料理の店に移してから酔っぱらってM君に毒づいたりした(らしい)。その子の名前も是人(コレドと読む)はどうだ?とM君に強要した(らしい)。みんな翌日になって一緒にいたMの証言だが、俺がそんな酔い方をするのは珍しい。余程嬉しかったのだろ。孫が出来た気分なのか?

2008・6・13

2008年06月14日 | Weblog
実は昨日からこの日記はパソコンで書いている。昨日「フリッツ光」の工事をして貰ってモディム?を変えたら難なく送信出来る様になってしまったのだ。Bカメラで地デジ対応のテレビを買った時、「フリッツ光」を申し込めば更に二万円安くしますと言われて工事して貰ったんだけど、テレビが安くなった上にパソコンを買い換えたり修理する必要がなくなって、いいことづくめみたいな気がするけど、これから損することがあるのかどうかよく分からない。第一「フリッツ光」と云うのが何かもいくら説明されてもよく分からない。分からないものの恩恵を受けてこれから生きていくと思うとちょっと気持ち悪い気がするけど、もう仕方ないことなのか?
お店は今日はイベントなし。お客さんはライターのSさんとJR東日本のOさんたち、T電力のNさんとTさん、法律事務所勤務のNさん、モルトファンのU君、そして二年ぶり位に、某有名音楽出版社のTさんが美女三人を連れて来てくれて、お蔭で店の中がパッと華やいで、お金をいただいているのに得した気分。今日の夜食は夏が近づいているのに湯豆腐。これがまたオツでして。

2008・6・12

2008年06月13日 | Weblog
ウチのホームページを見ていると『女優募集』と云う項目がある。と言っても以前に上演した『リテイク』と云う芝居を『女優競作シリーズ』として、誰か別の女優さんでやってくれる人がいませんか?と云う募集なんだけど、今までこっちが声をかけたKさんやSさんが演じてくれただけで、応募してくれる人はいなかった。でも、遂に今日初めて如月皐さんと云うの女優さんが自ら名乗りをあげてくれた。勇気のある人だ。積極的に自分を押し出そうとする人だ。八月に俺の演出で二日間公演することになったけど、きっと成功してくれると思う。全面的に応援したい。今日はタンゴパーティが催されていたけど、参加者は数人。それに引き替えカウンターはしばらくぶりに来店してくれたD通のMさんたち、別の代理店H堂のNさんとY広告社のOさん、夕刊FのUさんたち、プロデューサーのKさんたち、常連のマネージャーMさんたち、近所の制作会社Dの演出家Kさんたち、他にもイチゲンのお客さんが二組など、お客さんが入れ代わり立ち代わりで三時過ぎまで営業することになる。帰りにMと二人もう早朝のモスバーガーに寄って胃袋を充たす。

2008.6.11

2008年06月13日 | Weblog
午後一時から店が入っている乃木坂ビルのテナント全体が集まっての年一回の防火会議。警備保障会社の担当者を含めてビルの会議室で、いつもは男女問題ばかり話している俺が防火対象物定期点検報告制度なんて慣れない話題を二時間も討議して疲れる。解放された後、今日は常連のH監督演出、デザイナーのHさんが美術を担当したCMの打ち上げパーティーと美人歯科医Sさんたちの予約が重なっていたので、仕入れと仕込みにかかる。みんなウチの店の経営状態を心配して知り合いを連れて来てくれるのが嬉しい。けど、ウチの店は今人手不足なので元スタッフのS君の助けを借りて、この忙しさをなんとか乗り切る。後片付けを終えて店を出たのは3時過ぎ。さすがに疲れはてて部屋に帰ったらバタンキューと思いきや、空腹には耐え切れず、それからチャーハンとラーメンを作って食べるのだから俺もまだまだ元気だ。

2008.6.10

2008年06月12日 | Weblog
F君主宰の『空間大学』のイベント。ワンドリンクを受け渡しするやり方で、手伝ってくれていたF君の知り合いの可愛い女の子に出来たらこうして欲しいとお願いをしたら、言い訳がましく反論して来たもんだから、こっちもマジに反論したら、更に反論されてしまって思わず『あんた、俺に喧嘩売ってるのか?』と詰ってしまう。大人気なかったと思う。せっかく手伝ってくれた彼女に申し訳ないことをしたと思う。でも、よく分からない。店のワンドリンクサービスのやり方に、何故その場でお手伝いを頼まれた彼女が反論するのか?それも一度だったらご愛敬だけど、二度も三度も反論される理由が分からない。勿論、彼女には喧嘩なんか売っているつもりないとすれば可愛い顔に似合わず理屈っぽいだけなのか?だとしても分からない。自分の意にそぐわなかったら、とりあえず云うことを聞いた方が、特みたいな気がするんだけど。