桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2012・5・27

2012年05月28日 | Weblog
日頃どんなに忙しい日でもその日の第一食はきちんと食べなくてはいけないと言っていた筈なのに、数日前「時間に負けて」何も食べずに出かけてしまった日があったことを大いに反省し、昨日一昨日はたっぷりがっちり食べて出かけたのに、今日は「敢えて」何も食べずに出かけることにした。午後からウチのスペースでやる「冬のサボテン」を見るのに、空腹だったら眠気に襲われないだろうと思ったからだ。勿論、昨日と同じように直前にカフェインの粉末を飲み、アイスコーヒーを三杯も飲み、キャンディと冷たいおしぼりも用意した。だから眠らずに見ることが出来たと書くと演出家や俳優諸氏に非礼もいい処だけど、それほどまでに眠ることを恐れていたのだ。普通の劇場だと居眠りしても余程のことがないと分からないけど、ウチみたいに狭いスペースだと演じている俳優からも眠っているのが丸見えになってしまう。そんなことになったら大変だ、取り返しのつかないことになると恐れつつ見た一時間四十五分。それでもホモの野球部員四人を通して描く人間讃歌をたっぷり堪能することが出来た‥‥と書きたい処だけど、実をいうと途中で女友達のKを開演時間に合わせて店に呼んだことを思い出して「堪能度」が半減してしまう。何故彼女を開演時間に合わせて呼び寄せたのかというと、本当なら芝居は昨日見ていて、今日の開演中は暇だった筈なので、久しぶりにお喋りしようと約束していたのをすっかり忘れていたのだ。やばい。まだ彼女が18だった頃に知り合って10年以上のつきあいになる気心の知れたKでも、わざわざ日曜の午後に呼び寄せておいての放置プレーはないんじゃないかと怒っても当然な訳で、芝居が終わるまで、これまで結構約束を忘れたりキャンセルすることがあった彼女が今日もそうであって欲しいと願わずにいられなかった。でも、願いは叶わなかった。芝居か終わってバーへ出てみたらカウンターにKの姿。こういう日に限って時間通りに来て、芝居が終わるのを待っていたという。もうこうなると、普段は彼女に対して偉そうに振る舞う俺もへりくだった態度にならざるをえない。本当ならみんなが撤収するまで待たなくてはいけなかったのけど、終わるまでかなり時間がかかりそうだったのでそれまでKを待たす訳にもいかず、それに朝から何も食べてなかったので、後は出演者でもあるO君に任せてKと店を出て西麻布の居酒屋に向かう。そして、その店でオーダーした食べ物が出てくるまでに日本酒を飲む。アイスコーヒーの後に俺の胃袋を通過したのが日本酒だったなんて、ちょっと異常だ。しばらくして世の中がくるくると回転し、Kにどんなことを喋ったか覚えてない。これもみんな芝居をちゃんと見ようと思ったからなんだけど、何だか本末転倒って感じ●COREDOプロデュース・津森久美子ファドライブ『リスボンの夜vol3』ポルトガルギター演奏・西村輝彦、6/24(日)開場12時開演14時・料金3000円 〜ご予約お問い合せはコレドシアター03ー3470ー2252まで
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2012・5・26

2012年05月27日 | Weblog
そう、昨日は三度目の来店となるAさん‥‥と書いたところで時間切れになってしまったけど(今日もその可能性もあり。その時はご容赦を)、肝心なのはこれからで、一度Rさんと帰った筈の社長秘書のYさんが彼女を見送った後戻ってきて、大学時代の学友であるA新聞のSさんたち三人を呼び寄せて、飲み会をやってくれたのだ。彼女は遅く開いてくれたのにあまり売上が上がらずすいませんというが、俺としてはもうとっくにタクシー帰りだと思っていたし、ノープログレム。それより嬉しいのば彼女が母上に始まって会社のMさんやYさん、前に一緒に働いていたMちゃんや中学高校の同級生のRさん、それに大学の同期生など自分の廻りの色々な人たちを連れてきてくれて、すっかりウチの店をホーム化してくれていること‥‥と書いて、ちょっと待てよと思い出す。それはウチの店にとっては嬉しいことだけど、ホーム化すればするほどどんどん彼女と俺との関係は二人だけに秘めた密やかさがなくなる訳で、俺としては痛し痒し?でも、いいか?こうして知り合ったRさんはこの間来てからこの日記の愛読者になってくれて、会社の同僚にも読者を増やしてくれているとか。これって、ちょっと凄い。口コミでこの日記の読者が広がっていくなんて、まるで作家気分。ということで、Rさん、6月24日のファドライブに美人の同僚と一緒に来て下さるそうで、お待ちしてます。Yさん抜きで一緒に真っ昼間から飲みましょう★★★ここまでが金曜日の日記で、これからが土曜日の日記★★★昨日は朝ステーキを食べたからYさんたちが帰ってこっちも引き上げた3時半近くまでお腹がもったので、今日もご飯だけはちゃんと食べようとしたのだけど、これといった食材はなく、時間があればないなりに色々工夫するのだけど、今日はそんな余裕もなく、大きなワンプレートにご飯を平たく盛りつけて、その上に目玉焼をニケ、横にソーセージとツナサラダを盛りつけて、昨日の残りのミネストローネと一緒に食べてから12時には店へ。この時点で医者から処方して貰った眠気止めのカフェインの粉末を飲む。更にはアイスコーヒーを立て続けにのみながらマチネのドリンクサービス。そして時々眠気防止のキャンティをなめる。何故こんなに眠気対策を取るかというと、今日はウチのスペースで公演している「冬のサボテン」を見ることになっているからだ。ウチのスタッフの小野君が企画出演し、松本祐子さんという実力派が演出した芝居を見ていて、万が一眠ってしまったら大変なことになる。それなのに昨日は遅かったし睡眠時間が四時間だったのだ。ただでさえ無呼吸症候群で午後は一番眠気が襲ってくる時間帯なのだし、こんな程度じゃ間に合わないかと氷を詰めたジップロックにおしぼりいれて冷やしておいて万が一の時に備えたのだけど、今日もお客さんは予約で一杯。おまけに当日客も何人かきて、その中には文学座の先輩の俳優さんもいたりしたので、その人たちに帰って貰って俺が見るというのも何かと思って、それに俺は明日も見ることが出来るので、俺の席を譲ることにしたのだけど、正直いうと、眠気の恐怖にたえられず敵前逃亡したのかも知れない。でも明日は(というかこの日記を書いている三時間後)はどうなるか?昨日は五時間は眠った筈なので大丈夫な筈だけど、かなり怖い。●COREDOプロデュース・津森久美子ファドライブ『リスボンの夜vol3』ポルトガルギター演奏・西村輝彦、6/24(日)開場12時開演14時・料金3000円 〜ご予約お問い合せはコレドシアター03ー3470ー2252まで
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2012・5・25

2012年05月26日 | Weblog
今日(金曜日)はふと思い出してみただけでも書きたいことが一杯あるのだけど、この日記を書いているのは土曜日の午前10時40分、これからマチネの飲食サービスがあるので11時27分ののバスに乗って行かなくてはならないので、どこまで書けるか分からない。書き切れなかったらTo be continuedということで。まずは頭にきたことから。どこのお宅でも時々郵便局からの書き留めや荷物の不在通知が入っていることがあると思うけど、ウチの場合、それを深夜帰ってきたから見つけるものだから、それに再配達してもらう為には時間を指定しなくてはいけず、もしもその時間だったら大丈夫だと思っても、それをしてもらうためにはこっちから連絡する時間が決まっていて、その時間はもうオーバーしてしまっていたりするものだから中々再配達をして貰う連絡が出来ずに、結局は仕方なく歩いて20分はかかる本局の郵便局にとりにいくことになるんだけど、受け取ったものがお金がらみだったり、内容配達郵便のように期限のあるものだったらここまで無理してきた甲斐があったと言うもんだけど、今日なんて健康診断を受けろと診察券が入った保健所からの郵便物で、だったらわざわざとりに来なかったぜと想わすごみ箱にたたき捨てそうになってしまった。というか貴重な時間を返してくれと今日は腹立ちまぎれに郵便局から母の家までタクシーに乗ってしまった。とてもそこから40分歩く気力は残っていなかったのだ。母の処では、昨日社長秘書のYさんの同僚のMさんが大阪出張のお土産に持ってきてくれた豚まんを二人して食べる。さすが大阪名物××の肉まんだけのことはある。大粒の挽き肉が中にぎっしり詰まっている。11時過ぎにステーキを食べたと言うのに母一個半、俺は二個半堪能。これはニコニコすることか?続いてもっとニコニコすることは、夜芝居が公演中にも係わらずテーブル席にはTさんやIさんたち シナリオ作家協会の脚本家の面々が八人できてくれて、更にカウンターにはTさんたち女性二人組、広尾時代世話になった経理事務所のGさんと同僚のHさん、監督兼教育評論家のHさん、テレビAの関連会社社長のKさんが並び、芝居が終わった後には歓迎していた社長秘書のYさんと中学高校そして大学も一緒のRさんが加わり、その後からも35年近くのつきあいになる女性編集者のYさん、先日来てくれたKさんたち三人、劇作家のTさんと女優のAさん、昨日に引き続いてKさんたち、更に更には今日で三度目の来店となるAさんと‥‥ここで時間切れです。明日に続く。●COREDOプロデュース(1)『冬のサボテン』(作・鄭義信、演出・松本祐子[文学座]、出演・松角洋平、金成均、宮本崇弘、小野智敬)5/23(水)〜5/27(日)前売り3000円当日3500円●COREDOプロデュース(2)津森久美子ファドライブ『リスボンの夜vol3』ポルトガルギター演奏・西村輝彦、6/24(日)開場12時開演14時・料金3000円 〜両イベントともご予約お問い合せはコレドシアター03ー3470ー2252まで
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2012・5・24

2012年05月25日 | Weblog
なんかなぁとため息をつく。今日はマチネ公演があるので11時前には部屋を出る予定でいて、睡眠時間4時間で8時に起きたらすぐ風呂に入って、出たらこの日記を書いて、そして食事をしようと、鮭を焼いて、ほうれん草のお浸しを作り、納豆と佃煮としじみの味噌汁をテーブルに並べて、さて温かいご飯をよそおうと蓋を開けて呆然。てっきりあるとばかり思っていたご飯がないのだ。干からびたご飯粒が鍋の底にちょっとだけへばりついているだけなのだ。これって、初老性のボケ?いやいや、最近同居人はいないし、二日に一度は母の家でご飯を食べるし、ご飯を炊くサイクルが狂っているだけと思うことにしよう。でも、とにかく白いご飯はないわけで、災害ストック様に買い置きしてあったサトウのご飯も見当たらないし、だからといってごはんなしで食べるおかずじゃないし、こう言うときはきっはり諦めて店にいく途中で何か買っていこうと部屋を出てしまったのだけど、駅前のスーパーで買おうとした鰯がなかったことに腹を立ててしまったついでに俺の朝御飯を忘れてしまって、マチネは一人営業だったので店に着いたら開店準備でご飯処じゃなく、だったら始まったら仕入れついでにどこかで美味しいものを食べようと思っていたら、気づいてみたら消防法的に万が一の時に備えて誰か責任者が残っている必要があって、出るに出られず、結局店でカレーライスを食べる結果になってしまって、いや、ウチのカレーライスは美味しいって評判だけど、毎日カレーを盛りつけている当人としてはなんかなぁとため息をついたのだった。でも、食生活は「なんか」でも、女性関係は「なんか」じゃなく、今日はスタッフも新人女優のTさんとポルトガル人女性Cの二人体制。おまけに芝居を見に来てくれたお客さんの中に旧知の女優Aさんがいて十数年ぶりの再会を果たしてハグしたり、夜は夜で社長秘書のYさんが桃井さんに会いにきた訳ではありませんからねと顔で念を押しながらも来てくれたり、「女性関係」はなかなか充実したのだけど、12時半ちょうどに終わって殆ど後片付けできずに最終電車に飛び乗って五反田まてたどりついた時、ふと昼間カレーライスを食べたきりだったことに気づく。だったらここはラーメンでも食べていくかと思ってみたものの、桃井章の食生活がカレーライスとラーメンじゃ洒落にもならないし、深夜スーパーで何か美味しいものでも買って帰ろうとしていたにもかかわらず、信号の関係で深夜スーパーとは反対側の道をあるいていて、スーパーに入る為に引き返して道を横断する力は残っておらず、仕方なく部屋で再放送の「伊丹十三と宮本信子」を見つつノンアルコールビールでカップラーメンをすすったのだけど、しばらくして朝食べずにおいた鮭やほうれん草が冷蔵庫にしまってあるのを思い出す。でも、もう食べる意欲は消失していて、食生活極悪の日に幕を閉じる。●COREDOプロデュース(1)『冬のサボテン』(作・鄭義信、演出・松本祐子[文学座]、出演・松角洋平、金成均、宮本崇弘、小野智敬)5/23(水)〜5/27(日)前売り3000円当日3500円●COREDOプロデュース(2)津森久美子ファドライブ『リスボンの夜vol3』ポルトガルギター演奏・西村輝彦、6/24(日)開場12時開演14時・料金3000円 〜両イベントともご予約お問い合せはコレドシアター03ー3470ー2252まで
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2012・5・23

2012年05月24日 | Weblog
今日からウチのスペースで文学座の松本祐子さん演出による「冬のサボテン」という芝居が始まった。松本さんは数々の名作を演出されて、次の文学座を背負うだろうと噂されている有望な演出家だが、そんな彼女がウチのスタッフの小野君の熱意に絆されたとはいうものの、ウチみたいな劇場っぼくないスペースで自分の作品を演出してくれるなんて嬉しいことだったので、ウチとしても提携公演として出来るだけの応援をすることにしたのだ。残念ながら今日は夜の部しかなく見ることは出来なかったが、木曜日と土曜日は昼間の公演もあるので是非見てみようと思っている。でも、今日はこうして日記を書くときに振り返ってみると何もしなかったような気がする。いや、朝九時前に起きて十時にはスリープストレスクリックに行って、無呼吸症候群の検査結果を考えるとしばらく仕事を休んだ方がいいと言われ、その帰りに眼科クリニックに寄って目の異常を訴えると白内障の手術を勧められ、少なくとも小さな画面のノート画パソコンを使うことは控えた方がいいとアドバイスを受けたりして、そんなこと続いて言われたって俺としては思考停止状態にならざるえなくて、結構夏っぽい日差しの中、母の処までイヤホーンでポルトガル語の会話を聞きながらぼんやりと今日は40分以上かけて歩いたのだけど、そして母と持っていったおでんと鰹のたたき風サラダと若布の味噌汁でご飯も二膳食べたのだけど、そしてまたいつものように広尾まで歩いて六本木で仕入れと銀行によって店に行き、開場時間までに掃除して、イベントで出す料理の下拵えをしていたら、六時の開店時間前に有名脚本家のKさんやHさんや若いのにマルチに才能を発揮しているMちゃんたちが来店してくれて、続いて芝居のお客さんが50人以上入場してきて、用意した料理の注文は殆どなくかったけど、ドリンクのオーダーだけは40位はあって、それはそれて忙しく、芝居にきたお客さんの中にも大勢知り合いがいて、旧交を温めたりもして、芝居か終わった後も某国営放送局のIさん、今年のキネマ旬報文化映画部門第二位になった映画の女性プロデューサーのFさんたち、N証券のYさんと夏にポルトガルにいく予定のIさんともお喋りできたし、深夜は近所のナイスバディの女性Yさんと映画監督兼教育評論家のHさんが残って、かなり濃密な話をしたのだけど、うん、これはこれで何かやったには違いなくここに特筆してもいいんだけど、何だか何もやってない気がしたままタクシーにのって帰ることになってしまったのは何故だろう?そして家で期限切れになって持ち帰った牛肉で深夜のひとりすき焼きをする。最後に遺った卵にすき焼きの汁とご飯をいれて食べる。でも、俺は今日何もやってない気がする●COREDOプロデュース(1)『冬のサボテン』(作・鄭義信、演出・松本祐子[文学座]、出演・松角洋平、金成均、宮本崇弘、小野智敬)5/23(水)〜5/27(日)前売り3000円当日3500円●COREDOプロデュース(2)津森久美子ファドライブ『リスボンの夜vol3』ポルトガルギター演奏・西村輝彦、6/24(日)開場12時開演14時・料金3000円 〜両イベントともご予約お問い合せはコレドシアター03ー3470ー2252まで
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2012・5・22

2012年05月23日 | Weblog
先日読み終わった『リスボンへの夜行列車』の冒頭、主人公がスイスの古本屋でふと手にとった正体不明のポルトガル人の著者によって書かれた一冊の本「言葉の金細工師」に「我々が、我々の中にあるもののほんの一部分を生きることしかできないのなら、残りはどうなるのだろう」という一節があって、主人公はその一節も含めて著者に引かれて、仕事も何も投げ捨ててリスボンにいくことになるのだけど、俺が敬愛すくリスボンの詩人Fペソアだったら「残りも同時に生きればいいじゃないか」と答えるに違いない。ペソアの打ち出した「異名者」と言う概念は、簡単に言ってしまえば゛一人の人間の中には色々な人間が棲んでいるのだし、だったら同じ時期に別々の人間を自分から作ってしまえばいいじゃないかというもので、現にペソアは名前も経歴も顔かたちも違う一節によると70数人の異名者を作り出し、それぞれにある異名者はロマンチストな詩人として、ある異名者は過激なシュールな詩人として位置づけ、詩を発表させたのだが‥‥とここまで書いてきて、何だが小難しそうな日記になってきたと反省する訳で、一体何が言いたかったのかというと、桃井章もペソアに負けず同時にいくつもの人格を生きているということだけを知ってもらいたかっただけなのだ。えーと、だから●●が近所の喫茶店で○○と日曜日のお昼にお茶を飲んでいたと人に教えられたら、そりゃ自由だけどさ、店の近所はちょっと下品すぎないかと怒りも交えてこっちも下品な言葉を投げつけたくなる小さな小さな人間にもなってしまうし、週に最低二日、多いときは四日も続けてきていた社長秘書のYさんが、この一週間全く顔を見せなかったりすると、桃井章は嫌われたのだろうか?それともコレドが飽きられたんだろうか?それとも忙しいのだろうか?いや、ひょっとすると病気でもしているんじゃないだろうか?でも、電話したくとも携帯もメールも教えて貰ってないし‥‥と心が千々に乱れる「恋愛微熱初期高齢者」を一週間も送っていたのだけど、今日やっと顔を見せてくれたもんだから本当は抱きつきたい気持ちをグッと抑えて「いわし焼こうか。じゃがいもも一杯つけて」と何気なく厨房に消えて鰯を焼く煙にまかれる桃井章になったりもする。そして家に帰って夕刊を広げたら同年配の脚本家で友人でもあるAが文芸欄で自分が脚本化した中上健次の小説について写真入りで語っている。憧憬と嫉妬が同時に俺に襲いかかる。そりゃAは才能あると当時から思ったけど、よくもここまで俺と差がついたもんだと64歳にしてシミジミ思って、少しは人生を反省すればいいのに、お茶をいれて揚げせんべいを食べながら録画してあった「リーガルハイ」を見てしまう。面白い。脚本家のKは何をみても面白い。続けて後輩の美人脚本家Nの書いた「はつ恋」を見る。こっちも面白い。久々のNワールド全開だ。Aに対する嫉妬を消すためにドラマをみたというのにKにもNにもうちのめされてしまった。そんな桃井章と、今日はポルトガル語の個人授業が11時からあったので朝の六時に起きて予習と宿題をする超真面目な桃井章と、街でヒラヒラした若い女性のスカートに目を奪われる桃井章と、今日も色々な桃井章をやったということです、●COREDOプロデュース(1)『冬のサボテン』(作・鄭義信、演出・松本祐子[文学座]、出演・松角洋平、金成均、宮本崇弘、小野智敬)5/23(水)〜5/27(日)前売り3000円当日3500円●COREDOプロデュース(2)津森久美子ファドライブ『リスボンの夜vol3』ポルトガルギター演奏・西村輝彦、6/24(日)開場12時開演14時・料金3000円 〜両イベントともご予約お問い合せはコレドシアター03ー3470ー2252まで
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2012・5・21

2012年05月22日 | Weblog
俺は何故歩くのか?いや何故歩くのが好きになったのか?今日も俺はこの日記を書いてから部屋を出て40分歩いて母の家へ。今日の献立は母の好きなマグロとアボガドのわさび醤油和えににんにくステーキ風揚げ出し風豆腐とかぶと天カスの味噌汁。馬鹿話しながら母と食べる。食後も一時間ほどお喋りして今度は20分歩いて天現寺の業者向け食品スーパーへ仕入れに行き、そこからまた20粉歩いて元麻布の美容室Oへ。こんな頭だけど、いやこんな頭だからこそ一カ月半に一度の手入れは大切と街の散髪屋さんよりは割高なカット代金を払う自己正当化をするが、ここに来てホッとするのはヘアメイクのKさんとの井戸端会議的お喋りタイムと彼女の豊満な胸を間近に感じられる時間が嬉しいのかも知れない。その胸に別れを告げて今度は六本木までまた20分かけて歩いて銀行とスーパーで買い物をしてさらに10分歩いて店へ。結局尺取り虫みたいに品川五反田から乃木坂まで2時間近く歩いたことになる。人によってはそんな無駄な時間はなくしてタクシーで移動して仕事を片づけろよと言うかもしれないし、そっちの方が正しいとは思うけど、俺は移動するだけの交通機関が嫌いだから仕方ない。店は今日もスタッフのO君はイベントスペースで明後日から始まる芝居の稽古をしていてお休みだし、ボランティアで働きにきてくれているポルトガル人のCも今日は来れないので、一人営業ということになってしまって、折角早い時間から来ていただいたN省研究所のSさんや偶然にも今日も同席することになったS大学のS教授、それに近所の映画監督兼教育評論家のHさん、映画プロデューサーのKさんにはサービスが行き届かないで申し訳ないことをしてしまったが、他にはイベントの打ち合わせにいらしたSさんとKさん、それに遅い時間に大手広告代理店H堂の三人がいらしただけだったので、なんとか困った事態にはならずに助かる。それにしても今日はどこか寒々しい空気が店に流れていたなと思ったら、女性の姿が打ち合わせにきたSさん以外なかったからだ。別に何をして貰う訳でもないけど、俺の傍にスカートを履いた女性は絶対いてほしい。そんなことを想っていただけじゃないけど、最後のお客さんの帰りが最終電車ぎりぎりになってしまって、慌てて後片付けをして飛び出したのだけど、悔しいことに一分遅れでこっちは最終電車を逃す。四千円の売上の為に二千五百円のタクシー代って大いなる矛盾。だからっていつの間にか冬に逆戻りした様な寒さにさすがに歩くのが好きな俺でも帰る元気はない。、●COREDOプロデュース(1)『冬のサボテン』(作・鄭義信、演出・松本祐子[文学座]、出演・松角洋平、金成均、宮本崇弘、小野智敬)5/23(水)〜5/27(日)前売り3000円当日3500円●COREDOプロデュース(2)津森久美子ファドライブ『リスボンの夜vol3』ポルトガルギター演奏・西村輝彦、6/24(日)開場12時開演14時・料金3000円 〜両イベントともご予約お問い合せはコレドシアター03ー3470ー2252まで
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2012・5・20

2012年05月21日 | Weblog
11時過ぎに部屋を出て、ウチのスペースで定期的に公演をしてくれている劇団月歌舎の芝居「月にゆく」を高円寺に見に行く。作演出・出演のIさん始め、プロデューサーで姉のMさんや他の出演者も大勢知っていることもあったし、何となくつきあいで行ったというのが正直な気持ちだったが、これが拾い物なんて言うと失礼になるけど、2時間15分の上演時間の内、2時間あまりが暗転なしで、舞台中央に作られた抽象的なセットだけで場面転換していく演出にすっかり見入られてしまった。最近の芝居はやたらと暗転が多すぎる。暗転が多いと集中力が途切れる。下手すると安っぽいテレビドラマみたいになる。その点だけをとってもこの「月にゆく」は骨太な作品だったし、元々あるユーモアのセンス(以前ウチでやったアニメの主題歌を狂言でやる芝居は最高だった)も含めてIさんにはもっと活躍の場を広げて貰いたい。みんなに挨拶して四時前に新宿へ。今度はニカ月前に亡くなった脚本家神波史男さんを忍ぶ会に出席する。普通だと、こっちもつきあいで行ったみたいに思われがちだが、ご遺族に失礼になることを承知でいうと、俺はこの会に出席するのが楽しみで仕方なかった。というのも、俺が脚本家としてデビューした直後、酒場で知り合っただけなのに神波さんには普通では考えられないほど親切にしていただいたし、その後も新宿でお会いする度に親しくお話させていただいたり、かと思うと泥酔した神波さんと喧嘩したり、俺と脚本家のAが世話人になって神波さんの還暦を祝う会を催したり、なんやかんやの30年だったから、亡くなったという知らせを聞いたときにはすぐにでも駆けつけたかったのだけど,葬儀は執り行われなかったので、神波さんに「お会い」するのは今日を待たなくてはならなかったのだ。会場で神波さんの遺影は笑っていた。その笑顔を見たら急に飲みたくなって、騒ぎたくなった。還暦の会の時の寄せ書きに後輩の脚本家の故斉藤博が神波さんに捧げて、以後神波さんが気にいっていたメッセージ「しみじみ荒れよ」をやらなくては神波さんを偲ぶことにはならないと、日本酒をグイグイ飲んで、しみじみというよりわいわい荒れた。二次会が行われた新宿二丁目の「b」にも久しぶりに行った。ここではもう完全に脚本家だった昔に戻ってママのSさんやお歴々を前にして偉そうに騒いでいた筈だ。でも、皆さん、お許しください。今日の桃井は神波さんが酔わしたのだ。しみじみじゃなく、もっと荒れよと神波さんが酔わしたのだ。だから二次会が終わって「b」を出た後も俺は神波さんを真似て焼鳥屋「E」、スナック「M」、更には五反田の居酒屋と俺としては珍しくハシゴを続けた。気持ちいい酒だった。楽しい偲ぶ会だった。こんな風に偲んでくれるなら俺が死んだ時もやって貰いたいと思った。誰も音頭をとる人がいないかも知れないので、ここでお知らせしておこう。俺がまだ店をやっている間に死んだら、その日から店の酒が完全になくなるまでみんなして飲み干して俺を偲んで下さい。会費はただにしておきます。これ、俺の遺言その(一)。でも誰がグラスを洗うのか。●COREDOプロデュース(1)『冬のサボテン』(作・鄭義信、演出・松本祐子[文学座]、出演・松角洋平、金成均、宮本崇弘、小野智敬)5/23(水)〜5/27(日)前売り3000円当日3500円●COREDOプロデュース(2)津森久美子ファドライブ『リスボンの夜vol3』ポルトガルギター演奏・西村輝彦、6/24(日)開場12時開演14時・料金3000円 〜両イベントともご予約お問い合せはコレドシアター03ー3470ー2252まで
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2012・5・19

2012年05月20日 | Weblog
昨日一昨日とお客さんの数が30人、25人とウチの店としては大盛況だったのに、今日は土曜日と言うこともあって、まったりとした時間が流れていく。こういうときこそ、普段は出来ないポルトガル語の勉強をするか、もう一度見直そうと想っている小津の「東京物語」を見たりすればいいのに、今日は女優のYさんがバイトにきてくれていて、そんなことをしている心と時間の余裕はない。全てマイナスをプラスにとらえ直すのを信条としている俺としては、このお客さんがいないマイナス状況を美人女優のYさんと二人きりでデイトしているプラス状況としてとらえる。実際、セクハラ、パワハラの誹りを甘んじて受ける覚悟で、お互い酔っぱらいつつ交わすきわどくセクシャルなお喋りは?64歳の俺をひどく興奮させる。二人で二時間以上は危ういシモネタで盛り上がっていただろうか?このまま進めば絶対俺はやばいことしかけるのではないかと怖い予感にとらわれた瞬間、神様は偉かった。彼は通りがかりのイチゲンの女性客を遣わし、俺の欲望と目論見を遮断したのだ。こういう時の安堵感と失望感って説明しにくい。でも、とにかく彼女のおかげで二人の間には何事もなく、その後、結婚式帰りの男女が四人とN証券のYさんが元同僚ときてくれただけで、店内はまったりとしたままだったけど、もう二度と妖しいモードに戻ることはなく、閉店時間を迎えることになってしまった‥‥と考えていたのは俺だけで、彼女の方にしてみれば、いわしを食べたいといえば焼いてくれるはなんだか訳のわからないオヤジのスケベ話にいわしのお礼に調子を合わせていただけで、セクハラの域にも達しないどうでもいいことだったに違いない。でも、相手はどう思おうと妄想は勝手だ。勝手に妄想して、勝手に妄想されて。現実になってしまうと面倒なことが一杯ついてくるけど、妄想の世界はただただ楽しい。●COREDOプロデュース(1)『冬のサボテン』(作・鄭義信、演出・松本祐子[文学座]、出演・松角洋平、金成均、宮本崇弘、小野智敬)5/23(水)〜5/27(日)前売り3000円当日3500円●COREDOプロデュース(2)津森久美子ファドライブ『リスボンの夜vol3』ポルトガルギター演奏・西村輝彦、6/24(日)開場12時開演14時・料金3000円 〜両イベントともご予約お問い合せはコレドシアター03ー3470ー2252まで
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2012・5・18

2012年05月19日 | Weblog
ボランティアで来てくれているポルトガル人女性Cと俺とのコンビネーションは俺の貧しい語学力が原因で時に面白く、でも時に困ったことになる。特に今日みたいにイベントスペースには毎月恒例の川柳の会の10人が集い、カウンターには早い時間からイチゲンの女性客、高校時代のマドンナのOさん、高校の後輩で某広告会社勤務のSさん、先日まで近所の音楽会社に勤めていたH君、八カ月ぶりに顔を見せてくれた元女優で先日まで某映画制作会社に勤めていたYちゃん、A芸能を中心に執筆活動をしているライターのさん、イチゲンの女性客二人、テーブル席には某国営放送局のIさんたち三人が陣取って、時間的にもフードのオーダーが続いて、且つそれもリスボン風いわしの塩焼き(が合計五人分)、すき焼き(が三人分)など俺が厨房に入って、つきっきりでいなくちゃいけないフードだど当然バーカウンターはC一人で切り回さなくてはいけないことになるのだけど、日本語が殆ど出来ない彼女が注文を聞き間違えたり、お客さんの顔と名前が一致しなかったりするのは想定内と思わなくてはいけない。それにそんな困ったことより面白かったり楽しかったりすることの方が多い。何しろ俺のポルトガル語は彼女の日本語以上に実用性をもたないし、英語だって文法目茶苦茶ブロークンだったりするもんだからお互い「I SEE」とか「I UNDERSTAND」と言ってみても全然わかってないことをお互いやってしまって「漫才」を日々繰り広げている。それに彼女のラテン系特有の陽気さで店の雰囲気が明るくなったことは確かだし、今日なんかは高校時代のマドンナのOさんが彼女を気にいってタクシーで送って行ったりしてくれるほどお客さんにも愛されているし、俺が求めるポルトガル色が彼女がいることで深まるのだから、ずっとコレドにいて貰いたいのだけど、ビザの関係で来月には日本を離れなくてはいけないとか。なんとかまた日本に戻ってきてくれてウチにも顔を現してくれるといいんだけど。他にお客さんは遅い時間から東京出張中で昨日に続いて来店してくれたS新聞のUさん、彼に会うのを目的に来店してくれたような映画プロデューサーのKさん、彼と入れ違いにUさんに会いにきた映画監督兼教育評論家のHさん、近所に住むナイスバディのYさん、そして数日前にNさんと籍をいれたばかりの近所にあるドキュメンタリー制作会社のSさんと女性演出家のKさんたちで3時半近くまで。これだけお客さんが来てくれると、さすがに疲れていて、その時点でKさんたちにもう一杯ずつと言われてもごめんなさいと謝るしかない。後片付けして帰宅したのが四時半近く。もう空は白み始めているとのに、お昼近くにハンバーグステーキにほうれん草のバターにんにくソティ、マッシュポテト、ミネストローネで食事したきりだったので、ミネストローネの残りにご飯をいれて雑炊風にして、録画してあったあ「相棒」の再放送を見ながら食べる。でも、食べながら、テレビを見ながらウトウトしている。、●COREDOプロデュース(1)『冬のサボテン』(作・鄭義信、演出・松本祐子[文学座]、出演・松角洋平、金成均、宮本崇弘、小野智敬)5/23(水)〜5/27(日)前売り3000円当日3500円●COREDOプロデュース(2)津森久美子ファドライブ『リスボンの夜vol3』ポルトガルギター演奏・西村輝彦、6/24(日)開場12時開演14時・料金3000円 〜両イベントともご予約お問い合せはコレドシアター03ー3470ー2252まで
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