栄光イレブン会

栄光学園11期卒業生の親睦・連絡・活動記録

ブログ開設:2011年8月23日

2017年春のゴルフ会のご案内

2017年02月26日 | ◆お知らせ・行事案内

 栄光11期ゴルフ会ご案内

立春を過ぎ春めいてきたこの頃ですが、皆様ご健勝のこととお慶び申し上げます。

さて、恒例のゴルフ大会(春の部)のご案内を下記の通りお送りいたしますので、奮ってご参加ください。

       記

1.日 時:   平成29年5月18日(木曜日)

2.場 所:   リバーサカワゴルフクラブ(電話:0465-77-2226)

                 http://www.riversakawa-gc.jp/

3. スタート:  アウトコース 9時20分から4組確保

4.集 合:   クラブハウスロビー 8時50分

        (クラブバスは、JR谷峨駅改札前8時25分発をご利用ください)

5.参加費:   3000円(懇親会場にて徴収いたします)

6.費 用:   プレー費用約12000円(昼食費込:各自で清算してください)

7.ルール:   ハンディキャップは前回改訂版と過去実績を参考に決定します。

 ・各 賞:    優勝、2位、3位、B.B.  ドラコン(2)、ニアピン(4)

  ・次回幹事: 優勝者とBB受賞者

8.参加申込み: 3月31日(金)までに下記の幹事宛てご連絡ください。

   幹事  大久保(武)、花川までメールにて

 なお、組合せについては1週間前までに決定し、メールでご案内いたします。

            (以上)

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きよちゃんのエッセイ (71)”運・不運”(Okubo_Kiyokuni)

2017年02月21日 | 大久保(清)

 

 運、不運

 ―運転手さん、ここは左折禁止ですよー、7時から9時までは直進してくださいー

左にウインカーを出しながら信号待ちしている乗用車に向かって、十字路の手前でわざわざ停車したパトカーから優しげなマイクの声が流れた。

これは交通違反を未然に防いでもらった運のよい人だが、同じ場所で、これとはまるで違うシーンを目撃していた。5―6人の警察官が大きな捕り物を始めるように道路の陰に潜みながら、進入禁止の時間帯に違反する車をじっと待ち伏せしていた。

日曜日のために、登校する児童はおらず、犬の散歩以外、歩く人影も見あたらなない。警察官はどんな気分で獲物を待っているのだろうか。ここでつかまる運転手さんは不運としか言いようがないが・・・

 実は、こちらも、不運に遭遇したばかりである。スピード違反で覆面パトカーに捕まった。こちらの前を逃げるように離れていく運のよい車を目で追いながら、―運が悪かったなーと同乗した友達から、しきりに慰められた。

この言葉が発せられたとき、それはその人にとって重大な節目の出来事なのである。不運だね、という台詞はあまり聞きたくないが、これからもまた聞かされるはずだ。警告が出た時に、そこに至った過去の行為を振り返るか、否かで将来の運命が左右される気もする。

後悔とは、過去を思い浮かべて悔やむこと、反省とは、過去の過ちを自分なりに検証し、もう二度と過ちを犯さないように、未来に向かって決意することらしい。過去を見るか、未来を見るかの意識の違いである。罰金を悔やんでばかりいれば、未来は開かれないらしい。

パトカーのサイレンが、天国の履歴書に書き込まれてあった交通事故死の文章を消してくれたと思えば・・・、禍転じて福となるのではないだろうか。ここまで悟るのに少し時間が必要だが・・・・

これは、外国のゴルフ場で経験したことだが、まだゴルフを始めたばかりの頃、ソケットしたボールが、隣のコースの老人の頭を掠めて飛んでいった。てっきり怒鳴られるものと覚悟して、慌てて走りよると、大声で叫ばれた  ―ユー、アー ラッキー(あなたは幸運な人だねー)

今考えると、あれは、未熟なコースに慣れていないプレーヤーにとって、とてもすごい言葉だったのだ、と思い返している。

運、不運は紙一重なのだ。

振り返ってみると、どちらに転んでもおかしくなかったことが多い。幸運は、喜んで終わってしまいがちだが、幸運も不運も、そう感じる場面は、その感じ方が強いほど、その人にとって重大な意味をはらんでいた時なのだ。そのきっかけに気が付くか、気が付かないかで未来が決まるかもしれない。なかなか難しいことではあるのだが。

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栄光学園同窓会の11期委員(2017年~2018年)のお知らせ

2017年02月19日 | 栄光学園同窓会

栄光学園11期の皆さま

 

本年は、任期2年の栄光学園同窓会委員の改選期に当たります。

2017年~2018年の11期の同窓会委員は次の通りとなりますので

お知らせいたします。

 

(1)常任委員:後藤・花川

(2)期委員 :花島・太田・奧山・牧野(新任) 

(3)開始時期:2017年4月1日

 

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きよちゃんのエッセイ (70)”烏瓜(からすうり)”(Okubo_Kiyokuni)

2017年02月03日 | 大久保(清)

 烏瓜 (からすうり)

川沿いの雑木林に目を向けると、朝の陽射しに照らされて朱赤色の烏瓜が一つ、ポツンと裸の枝にぶら下がっている。烏瓜は、木々に絡まるように蔦を伸ばし、夏から秋にかけ、手がなかなか届かないところに赤い実を付ける。カラスが好んで食べるのでこの名前があるとの由来もあるが、今頃まで残っているのは、特にカラスの好物ではないのだろう。

 散歩の途中、烏瓜見つけると運動会のあのシーンが頭の中に浮かびあがってくる。今の子供たちは、烏瓜そのものに特段の興味がなく、烏瓜と運動会といっても何も連想せず、何のことやら皆目、見当が付かないだろうが、お年寄りの中には、―ああー分かるよ、と応えてくれる人がいるかもしれない。

散歩中に人に抜かれてばかりの鈍足な老人も、昔は少し足に自信があった。秋の運動会の花形種目はクラス対抗リレー。クラスの名誉のために短い足をフル回転させて頑張っていた時代もあった。

あの身体が浮き立つような=天国と地獄=の音楽が校庭中に鳴り渡ると、選手たちは少し落ち着かず顔つきが変ってくる。当時は今の様な本格的なスポーツ・シューズは生産されておらず、頼りない運動靴を脱ぎ捨て、白い徒競争用の足袋に履き替え、気を引き締める。そして、仲間の集めてくれた赤い実を割って足にすり込み始める。烏瓜は塗ると早く走れる、と誰もがそう信じて疑わなかった最高級のサロメチールであったのだ。

 中央のグラウンドを囲み赤土で締め固められた走路には白線が引かれ、その内縁に沿って各組の応援団がコーナー毎に陣取り、赤、白、緑、黄の大旗を振り、必死で応援合戦を繰り広げる。リレー競技の比重点は高く、各組の合計点がここで大逆転する可能性も秘めていた。

6年生最後のリレー。今でもグラウンドのざわめきが耳に蘇る。ラッパの音、太鼓の響き、青空いっぱいに張り巡らせた各国の小旗がバタバタ鳴る音。体育の先生の熱の入った実況放送も、応援席の一年生から六年生まで総立ちになって応援する声の勢いにかき消され、途切れ途切れに聞こえてくる。

短パンのバンドを締めなおしタスキの結び目を確認しながら、5年生の走者を目で追う。バトンを手にすると、爪先で地面を蹴り、半分浮きそうになった身体がコーナーでは飛ばされないように肩を傾け、応援団の声援を顔にまともに受けながら、テープまで突っ走る。アンカーは十文字のタスキで、グラウンド一周の実力勝負。

記憶というものは歳を重ねるたびに、自分に都合の良いように描きかえられていくようだが、赤い烏瓜を見ると、運動会の一コマ、一コマが走馬灯のようにフラッシュバックし、物のない時代の、素朴な、清清しい興奮が胸のうちに蘇る。

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