デルのmini9を買いました。
ずっと欲しいと思っていた、ミニPCというやつです。
本当は、暮れにデルの通販サイトで購入して、自宅に届いていたのですが、忙しかったためあまり触っていませんでした。
ところが、このmini9を勧めてくれた友人から、mini9用の部品が届いたとの連絡をくれましたので、慌てて引っ張り出したワケです。
ミニPCというのは、昨年あたりから世間を賑わせている小型のノートパソコン。
小ささ、軽さ、バッテリー時間、安さを追求しており、持ち運びに適していますが(携帯性に特化)、その変わりに機能を極めて最小限に限定しているので、“色々なこと”はできません。
中の上級者くらいからのパソコンだと思います。
これからミニPCを買ってみようかな・・・と考えている方のために、少し使ってみた感想を紹介してみますと、やはり携帯性に優れている点が挙げられます。
実際に出張にも持って行ってみましたが、本当に“重くない”と思いました。軽い、というより、重くないというカンジです。一週間の出張でしたが、荷物を持つ疲労の中から、“パソコンが重いんだよなぁ”という意識は無くなりましたね。
ちなみに、私はこれまではIBM(現Lenovo)のX31というノートパソコンを使っていました。mini9、X31ともCDやDVDを入れる部分(光学ドライブ)はなく、薄型のため、いずれも携帯性重視のノートパソコンと言えます。
mini9が約1kg、X31が約1.5kgなのですが、実際にバッグに入れて長時間運んでみると、この500gの差は大きいんだなぁと実感しました。
その一方で、自宅で据え置きのまま使うなら、この小ささはあまり意味がないかなとも思いました。
ミニPC全体の特徴として、画面が小さいというのがあります。
この“画面が小さい”には、2種類の意味があります。
一つめは、パソコン自体が小さいので、画面全体が小さいということです。
的確な表現として、テレビの画面が小さいみたいなものです。年配の方には辛いかもしれませんね。
二つめは、画面の解像度が低いということです。
パソコンの画面に表示できる情報量が少ないという意味で、パソコンで仕事をしていると、とても画面が狭く感じます。特に縦方向が狭いです。
下のように、普通のノートパソコンとミニPCの画面を比較してみると、一目瞭然だと思います。ミニPCの方が上下が短く、記事の表示についても情報量が少ないですね。
実際にmini9を使ってみて、“画面の小ささ”は、慣れればなんとかなるかなぁという印象でした。
私は、自宅や職場ではデスクトップパソコンを使っているので、mini9を使うのは出張先に限定されます。また、出張中はそんなにヘビーなパソコン仕事はできない場合がほとんどです。ワープロソフトで文章作成、メールの送受信、インターネットで簡単な調べ物、パワーポイントでプレゼンテーションというところでしょうか。普通にお勤めの方なら、誰だって同じようなものだと思います。
ワープロソフトやメールは、ソフトウェアを全画面表示にして使えば十分に使うことができました。パワーポイントだって、外部出力では十分な解像度が出せますし、何よりこれらのソフトウェアを使うのに対し、ミニPCのCPUは十分に速い物が搭載されていますので、画像がたくさん含まれたファイルだって軽快に開くことができました。
あえて言うなら、この画面の狭さは、たくさんのソフトウェアを同時に起動させておいたり、自宅や職場でのメインのパソコンとしての使用には向いていないかなと思う程度でした。
どうしても、という方は、解像度の高いディスプレイを別途に用意して、自宅や職場では外部出力で使用することをオススメします。
mini9が従来のパソコンと大きく違うのは、内蔵の記憶部分がハードディスク(HDD)ではなく、シリコンデバイスのソリッドステートデバイス(SSD)であることです。
パソコンを使ったことある人なら、パソコンのUSBに接続してデーターを保存できる小型のディスク見たことはあると思いますが、アレが入っていると思っていただければ、ほぼ間違い無いと思います。
SSDの特徴のため、とても動作が静かで、mini9についてはほぼ完全に無音です。驚くほど静かなので、電子音が嫌という方にも、ぴったりなのではないかなと思いました。また、HDDに比べて消費電力が少ないため、パソコンのバッテリーの持続時間が長くなっています。
SSDのデメリットとして、時々パソコンが止まるというのがありますが、これは後日お話することにしましょう。
このmini9の最大の特徴と言うか、使いにくい部分が一つあります。
それは、キーの配列が特殊だということです。
これだけは、どうにもこうにも厳しいです。私の友人は、このキーボードを「変態キーボード」と呼んでいます。
写真を見るとよく分かりますが、まず「全角/半角」のキーが右下に配置されています。それから“「”と“」”が、エンターキーの上にあります。“\”と“¥”も右下にあります。
その他の普通によく使う文字は普通の位置にあるので、大丈夫かなと思うかも知れませんが、たったこれだけでも非常に使いにくいです。分かる方は分かると思いますが、これらのキーはけっこう使用頻度が高く、また無意識に指がその位置を覚えてしまいますので、私もこのキーボードに慣れるまでは何度も「うがー!」と叫び声を上げていました。
最後に、mini9の良いところ。
それは、とても画面が綺麗なことです。ピカピカテカテカの透明加工(?)をしていますので、液晶が非常に綺麗で、表示色も美しいのです。
先日紹介した桜の紅葉をmini9のデスクトップの背景にしていますが、本当に実際に見たときよりも綺麗な紅葉に思えます。
ピカピカテカテカ加工の液晶は、時に映り込みが激しく使いづらいという話も聞きますが、今のところそのような不便は感じたことがありません。ほんの数センチ自分の顔をずらすだけで、意外となんとかなるものです。
ところで、実際に出張でmini9を使ってみたところ、飛行機の窓際に座っていても画面の文字をはっきりと読むことができました。
航空機や列車の窓際の席では外からの光が明るすぎて液晶が見えにくくなることがあります。これは光沢加工をしていない、映り込みのないタイプの液晶の場合だと、画面全体が白く反射してしまって表示内容が非常に分かりにくくなってしまう現象です。
しかし、mini9の場合は、バックライトがとても明るいので、周囲が明るい、一方向から強い光が差し込むような場所でも十分に使うことができました。
出張時の持ち運びを考えるうえで、これは、非常に役に立つのではないかなと思います。
昨今、色々なメーカーからミニPCが販売されています。それぞれに取り柄があって、いざ買おうとするとどれにしようか迷ってしまいますね。
しかし、“出先での使用する”ということに関して言えば、私は、mini9は他のメーカー製品のものから群を抜いていると思います。
私はデルのマワシモノではありませんが、これからミニPCの購入を検討されている方は、mini9も選択肢の一つにしてみてはいかがでしょうか。
ちょっぴり使いこなすのに慣れが必要みたいですけど。
ずっと欲しいと思っていた、ミニPCというやつです。
本当は、暮れにデルの通販サイトで購入して、自宅に届いていたのですが、忙しかったためあまり触っていませんでした。
ところが、このmini9を勧めてくれた友人から、mini9用の部品が届いたとの連絡をくれましたので、慌てて引っ張り出したワケです。
ミニPCというのは、昨年あたりから世間を賑わせている小型のノートパソコン。
小ささ、軽さ、バッテリー時間、安さを追求しており、持ち運びに適していますが(携帯性に特化)、その変わりに機能を極めて最小限に限定しているので、“色々なこと”はできません。
中の上級者くらいからのパソコンだと思います。
これからミニPCを買ってみようかな・・・と考えている方のために、少し使ってみた感想を紹介してみますと、やはり携帯性に優れている点が挙げられます。
実際に出張にも持って行ってみましたが、本当に“重くない”と思いました。軽い、というより、重くないというカンジです。一週間の出張でしたが、荷物を持つ疲労の中から、“パソコンが重いんだよなぁ”という意識は無くなりましたね。
ちなみに、私はこれまではIBM(現Lenovo)のX31というノートパソコンを使っていました。mini9、X31ともCDやDVDを入れる部分(光学ドライブ)はなく、薄型のため、いずれも携帯性重視のノートパソコンと言えます。
mini9が約1kg、X31が約1.5kgなのですが、実際にバッグに入れて長時間運んでみると、この500gの差は大きいんだなぁと実感しました。
その一方で、自宅で据え置きのまま使うなら、この小ささはあまり意味がないかなとも思いました。
ミニPC全体の特徴として、画面が小さいというのがあります。
この“画面が小さい”には、2種類の意味があります。
一つめは、パソコン自体が小さいので、画面全体が小さいということです。
的確な表現として、テレビの画面が小さいみたいなものです。年配の方には辛いかもしれませんね。
二つめは、画面の解像度が低いということです。
パソコンの画面に表示できる情報量が少ないという意味で、パソコンで仕事をしていると、とても画面が狭く感じます。特に縦方向が狭いです。
下のように、普通のノートパソコンとミニPCの画面を比較してみると、一目瞭然だと思います。ミニPCの方が上下が短く、記事の表示についても情報量が少ないですね。
実際にmini9を使ってみて、“画面の小ささ”は、慣れればなんとかなるかなぁという印象でした。
私は、自宅や職場ではデスクトップパソコンを使っているので、mini9を使うのは出張先に限定されます。また、出張中はそんなにヘビーなパソコン仕事はできない場合がほとんどです。ワープロソフトで文章作成、メールの送受信、インターネットで簡単な調べ物、パワーポイントでプレゼンテーションというところでしょうか。普通にお勤めの方なら、誰だって同じようなものだと思います。
ワープロソフトやメールは、ソフトウェアを全画面表示にして使えば十分に使うことができました。パワーポイントだって、外部出力では十分な解像度が出せますし、何よりこれらのソフトウェアを使うのに対し、ミニPCのCPUは十分に速い物が搭載されていますので、画像がたくさん含まれたファイルだって軽快に開くことができました。
あえて言うなら、この画面の狭さは、たくさんのソフトウェアを同時に起動させておいたり、自宅や職場でのメインのパソコンとしての使用には向いていないかなと思う程度でした。
どうしても、という方は、解像度の高いディスプレイを別途に用意して、自宅や職場では外部出力で使用することをオススメします。
mini9が従来のパソコンと大きく違うのは、内蔵の記憶部分がハードディスク(HDD)ではなく、シリコンデバイスのソリッドステートデバイス(SSD)であることです。
パソコンを使ったことある人なら、パソコンのUSBに接続してデーターを保存できる小型のディスク見たことはあると思いますが、アレが入っていると思っていただければ、ほぼ間違い無いと思います。
SSDの特徴のため、とても動作が静かで、mini9についてはほぼ完全に無音です。驚くほど静かなので、電子音が嫌という方にも、ぴったりなのではないかなと思いました。また、HDDに比べて消費電力が少ないため、パソコンのバッテリーの持続時間が長くなっています。
SSDのデメリットとして、時々パソコンが止まるというのがありますが、これは後日お話することにしましょう。
このmini9の最大の特徴と言うか、使いにくい部分が一つあります。
それは、キーの配列が特殊だということです。
これだけは、どうにもこうにも厳しいです。私の友人は、このキーボードを「変態キーボード」と呼んでいます。
写真を見るとよく分かりますが、まず「全角/半角」のキーが右下に配置されています。それから“「”と“」”が、エンターキーの上にあります。“\”と“¥”も右下にあります。
その他の普通によく使う文字は普通の位置にあるので、大丈夫かなと思うかも知れませんが、たったこれだけでも非常に使いにくいです。分かる方は分かると思いますが、これらのキーはけっこう使用頻度が高く、また無意識に指がその位置を覚えてしまいますので、私もこのキーボードに慣れるまでは何度も「うがー!」と叫び声を上げていました。
最後に、mini9の良いところ。
それは、とても画面が綺麗なことです。ピカピカテカテカの透明加工(?)をしていますので、液晶が非常に綺麗で、表示色も美しいのです。
先日紹介した桜の紅葉をmini9のデスクトップの背景にしていますが、本当に実際に見たときよりも綺麗な紅葉に思えます。
ピカピカテカテカ加工の液晶は、時に映り込みが激しく使いづらいという話も聞きますが、今のところそのような不便は感じたことがありません。ほんの数センチ自分の顔をずらすだけで、意外となんとかなるものです。
ところで、実際に出張でmini9を使ってみたところ、飛行機の窓際に座っていても画面の文字をはっきりと読むことができました。
航空機や列車の窓際の席では外からの光が明るすぎて液晶が見えにくくなることがあります。これは光沢加工をしていない、映り込みのないタイプの液晶の場合だと、画面全体が白く反射してしまって表示内容が非常に分かりにくくなってしまう現象です。
しかし、mini9の場合は、バックライトがとても明るいので、周囲が明るい、一方向から強い光が差し込むような場所でも十分に使うことができました。
出張時の持ち運びを考えるうえで、これは、非常に役に立つのではないかなと思います。
昨今、色々なメーカーからミニPCが販売されています。それぞれに取り柄があって、いざ買おうとするとどれにしようか迷ってしまいますね。
しかし、“出先での使用する”ということに関して言えば、私は、mini9は他のメーカー製品のものから群を抜いていると思います。
私はデルのマワシモノではありませんが、これからミニPCの購入を検討されている方は、mini9も選択肢の一つにしてみてはいかがでしょうか。
ちょっぴり使いこなすのに慣れが必要みたいですけど。
うちのほうでもパソコンの環境を外出用に整えたり
するのが大変なのでミニPCをちょっと考えている
ところです。
以前はバーチャルPCに入れてやろうとも思ったんですがいろいろ都合が悪くやらずじまいでした。
そんなに高価な品物ではないので実験機用にひとつ
買ってみるのもよさそうですね。
あ、これにアパッチいれてUPSの必要のない鯖
っていうのもありでしょうかw
ミニPCをサーバーにするにはSSDの耐久性が心配ですが、mini9はUSB接続の外付けHDDからでも起動できるそうです。
もしかしたら、無音のサーバーに最適な機種なのかもしれませんね!
バスパワーのみで稼働する外付けならいいけど。
なんだか自己解決してますねw
是非、「銀桃見聞録」でサーバー化のレポートを期待しています^^