8時20分

椅子に揺られて、思いを巡らせる時間。
日常から切り離された、ほんのわずかな宝物。

2021年の初夢

2021年01月03日 20時24分14秒 | 徒然のこと


 毎年恒例の初夢のお話です。
 今年は年末から睡眠時間を確保できたことから、朝方にはたくさんの夢を見ました。色々な夢を見たのですが、ほとんど覚えていません。その中でも、唯一しっかり覚えていた夢が今年の初夢でした。

 ふと気が付くと、私の側に小鳥がやってきました。
 私はテーブルについて、何かの作業をやっていたと思います。黒と黄色のコントラスが美しいその小鳥は、テーブルの上に留まって、私の顔を見ています。
 私は、一緒のテーブルについていた誰かに、「これはキビタキです」と紹介しました。その誰かは「これがキビタキかぁ」とため息をつきました。
 テーブルの上のキビタキは喉元が黄色いだけでなく、頭の上も明るいオレンジが混ざった美しい黄金色をしていました。私に向かって軽く頭を下げ、その頭頂部を見えてくれました。
 私たちは、太陽のように輝くキビタキの頭部の美しさに、しばらく目を奪われました。それから飼い犬や飼い猫にするように、キビタキの頭に頬を寄せ、間近でキビタキの美しさを眺めました・・・。

 以上が今年の初夢でした。
 実際のところ、キビタキの頭部は黄色くありません。これは、昨年見た、「キクイタダキ」の記憶が混ざったのかもしれません。

 さて、「黄色い鳥の夢」が何を暗示しているかをインターネットで調べてみると、おおむね良好のようです。
 明るい印象の夢の場合、「感性が豊かになっている」や「発想力が上昇している」等がキーワードが出てきます。逆に暗い印象の夢だと「自己顕示欲の高まり」という黄色信号の暗示があるそうです。
 その他、「小鳥」や「やってくる」「懐く」は吉夢の暗示とのことです。さらに、燃える太陽のようなキビタキの美しい模様は「金色の鳥」ということで、金運を暗示している可能性もあります。

 こんな初夢を見た原因には心当たりがあります。
 年末に、職場の方とキビタキの話をしました・・・。そりゃあ、夢にも出てくるでしょう。
 それから、年も押し迫った12月30日に、お仕事がひとつ成功しました。ほんの小さな成功ですが、私にとっては苦心を繰り返し、はっと閃いたことを試した結果得られた、一滴の露のような、黄金に輝く小さな金貨のような大切な成功です。しかし、職場は既に年末休暇に入っており、誰にも報告できていません・・・。そりゃあ、夢にも出てくるでしょう。

 どうやら、今年の初夢は年末の出来事がそのまま夢に反映されたようです。
 とは言え、「黄色い鳥」「小鳥」等、たいへん縁起の良い初夢であったことには違いありません。「自己顕示欲に注意」という暗示も含めて、丸っと飲み込んで一年をやっていこうと思います。
 そういえば、紅白歌合戦では鈴木雅之さんが「夢で逢えたら」を歌っていましたね。
 私の小さな成功を褒めてくれた昨夜のキビタキに、もしまた夢で逢えたら、昨夜の出来事にお礼が言いたいです。

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2021年の抱負

2021年01月01日 20時02分59秒 | 徒然のこと


 あけましておめでとうございます。
 2021年の始まりです。今年一年が、皆様にとって良い一年でありますように、お祈りいたします。

 さて、今年も、一年の抱負を残しておきたいと思います。
 2021年の抱負は、

「植物日記を作る」

です。

 昨年は、気温が上がってくる4月頃より、ずっと長雨が続きました。7月が過ぎ、8月半ばになってようやく晴れ間が見えるようになりましたが、8月は30℃近くまで一気に気温が上がりました。我が家の鉢植えにも辛い環境が続き、残念ながらいくつかの鉢植えが死んでしまいました。
 一方、冬に活動する鉢植えは無事に夏越しすることができ、寒くなってからは順調に育っています。
 どうやら、冬咲きの鉢植えは問題なかったのですが、逆に春から夏にかけての異常気象の間は、異常気象で仕方なかったとは言え、私の対応がまずかったのではないかと思います。

 そこで、植物栽培のスキルをさらにアップさせるためにも、この一年間は、栽培している鉢植えの様子を詳しく記録してみようと思い立ちました。
 長年栽培している植物は、一年間のおおよその変化は理解できるようになってきています。その確認のためにも観察記録をつけていくのです。これを継続し、もし、猛暑や長雨等の異常気象がやってきて鉢植えを枯らしてしまった時も、「失敗の記録」をつけておきます。できれば、一年間の記録をホームページ等でまとめてしまいたいと思います。
 そうすることで、毎日のお世話の参考にもなりますし、異常気象の時も同じ過ちをすることもないと思います。

 これまでも少しずつ植物の様子を残してきましたが、昨年は異常気象だけでなくコロナウイルス感染症により公私ともにたいへん忙しく、ブログを作成する余裕もありませんでした。相変わらずコロナウイルスの猛威は衰えることを知りませんが、そろそろ、「リモート」とか「自粛」とか「密を避ける」等にも慣れてきました。
 今年こそは、本格的に細かい記録を残していきたいと思います。そして、来年は、まとめを作る・・・とつながっていけるよう頑張ってみたいと思います。

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2020年を振り返って

2020年12月30日 20時18分49秒 | 徒然のこと
 2020年ももうすぐ終わりです。
 平成から令和に変わり、新しい元号を迎えた直後、コロナウィルス感染症の拡大によって世界中が警戒態勢に陥りました。どこまで信じて良いのか?どこまで安心して良いのか?暮らしの便利さや経済の活性と、我々の生命の安全確保がトレードオフの関係であるという現実が、否応なく我々の目の前に突きつけられました。
 このトレードオフの関係からは、事態終息を牽引する政府であっても逃れることはできません。行政は、トレードオフの関係に縛られた上で、様々な可能性をシミュレーションした結果として導き出された「最善と思われる」判断を下してきました。
 誰しも、世界からコロナウィルスを消しさってしまう魔法を使うことはできません。要は、我々が現実に直面している問題に対して、誰もが納得する答え、すなわち「正解は無い」ということを強く認識させられた一年でした。

 この10年間は、病気、地震、台風、豪雨など、様々な自然災害との戦いの10年でした。我々は、否応なく「正解の無い」問題と取り組まねばなりませんでした。知恵を振り絞って、「正解が含まれていない無数の可能性」の中からどれか一つの答えを選び、その結果、悪く言えば「納得のいかない日々」を過ごして、ここまで頑張ってやってきました。
 苦しい10年を過ごした一方で、我々は「納得のいかない日々」を「納得のいく日々」に変える知恵を身に着けました。それは、予め皆でじっくりと相談し、リスクを理解したうえで事態に臨むことです。可能な限りリスクを分析し、リスクの回避や低減する対策を準備しておくことで、トレードオフのうちの負の側面を最小限に抑え、逆にトレードオフの正の側面から最大限の恩恵を受けられるように工夫してきました。

 「正解が含まれていない無数の可能性」の中からどれか一つの可能性を選択することは、初めは誰もが躊躇しました。生活と生命がトレードオフの関係にある限り、どの答えを選んでも多少の犠牲が伴うので、犠牲となった側のみならず、答えを選択した側にも「責任」という苦痛が生じます。自身が物事を選択する立場にあることから、誰もが目を背けようとしました。
 しかし、「誰にも嫌われたくないから」、「責任を背負いたくないから」という理由で何も選択しなかったら、何かを選択した時よりも多くのリスクを伴います。そのうえ、「初めから事態から逃げ出した」というレッテルが付くため、トレードオフの正の側面の恩恵も受けることができません。何かを選択した時の責任より、何も選択しなかった時の責任の方が大きいものです。

 今、この10年を振り返って、この10年は「人事を尽くして天命を待つ10年」だったとしみじみ思います。
 これからの10年も、きっと良いことばかりではないでしょう。たくさんの正解の無い問題に直面すると思います。しかし、人事を尽くさなければ、「もしかしたら正解が含まれていたかもしれない可能性」の全てを捨て去ることになってしまいます。
 これからの10年も、これまでの10年の経験を糧にして、選択するリスクを恐れることなく、周囲の方々と納得いくまで相談しながら、人生の選択肢を進んでいきたいと思います。

 皆様の2021年が良い年でありますように、心よりお祈りいたします。

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2020年1月2日の初夢(報告編)

2020年01月05日 20時33分28秒 | 徒然のこと
 いつの夢を初夢と呼ぶのかは、色々と考えがあるみたいです。大晦日のてっぺんを回って、日付が変わって元旦の朝に見た夢が一年の最初の夢という話もあるし、1月1日の夜に見た夢を初夢とする考えもあるみたいです。なので、昨年に引き続いて、今年も1月2日の朝に見た夢を紹介します。

1月2日の夢
 記憶に残っている最初のシーンは、水族館の大きなプールの側。「水槽」と呼ばずに「プール」と表現したのにはワケがあって、垂直なガラスの向こうにたくさんの魚が泳いでいる「水槽」ではなく、私が立っていたのはイルカが泳いでいる巨大な「プール」の側でした。
 そのプールの側で、私は上司と思われる人物と何やら話をしています。ミッションが上手くいかなかったから、今後の対応を相談しているみたいです。
 私はプールの中のイルカに向かってもう一度合図を送ってみますが、イルカは全く相手にしてくれません。ジャンプしないどころか、こちらへ寄ってきてもくれません。
 どうやっても上手くいかないので私は思わずため息をついてしまうのですが、その瞬間、プールの水面から飛び出したのが・・・、大きな大きなザトウクジラでした!


節子、それイルカやない、クジラや


 そうなんです。私は夢の中で、水族館のイルカに一生懸命合図を送ってショーでお馴染みのジャンプ等をやってもらおうと頑張っていたわけですが、相手はイルカではなくクジラだったのです。それは無理ってもんです。
 上司に向かって、思わず「火垂るの墓」の台詞を呟く私の横で、ザトウクジラは自由気ままにブリーチング(ジャンプ)をしたり、スパイホップ(上半身だけ水面に出す)、尾びれで水面を叩きまくったりしています。お陰でこちらはびしょ濡れです。
 さすがに上司も、これは無理だと悟ったのでしょう。私に向かって、イルカ(イルカじゃねーし)はもういいと言いました。代わりに別の生き物のお世話をして下さいとの指示が出て、その時ぴょこんと私の肩に飛び乗ってきたのは、お目々がクリクリ輝いているハヤブサでした

 ハヤブサと言えば鷹です!初夢にたいへん演技が良いとされる鷹が出てきました!と、思った瞬間に目が覚めました。以上が、1月1日の夜に見た夢の内容です。
 さて、皆さんこの夢からどんな印象を持ったでしょうか。良い夢?悪い夢?
 私なりの分析結果は、次回の解釈編で紹介したいと思います。前回、数日前に観たり聞いたりした映画や音楽がそのまま夢に出てきたオチを紹介しましたが、夢なんて案外と現実の経験を反映したり予知したりしているみたいです。
 私なりに、なかなか的確そうな分析ができましたので、次回を乞うご期待、ということにしておきます。

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2020年元旦の初夢

2020年01月03日 20時43分30秒 | 徒然のこと
 毎年恒例の初夢紹介。今年も元旦の朝から夢を見ましたので、占ってみることにしましょう。

元旦の朝の夢
 気がつくと、私は博物館のような美術館のような場所に立っていました。周囲を見渡すと、壁際には絵画や美術品のような展示物が並んでいます。フロアの中央には大きなオブジェがあり、これも展示物だろうと予想がつきました。
 通路越しに隣のフロアの様子が覗けて、そこには学校の先生もしくは父親でしょうか、私を引率してきたと思われる大人が立っています。知人なのか、誰か別の大人としきりに話し込んでいます。どうやら話が終わるまでは、私は一人で展示物を眺めて過ごさなければならないということが理解できました。

 どうせ時間があるのだから、展示物をひとつひとつじっくりと見てやろうと思い、私は、自分のすぐ側にある展示物に目を向けました。それは、大きな木造船の模型でした。船首の方は左舷が骨格だけになっており、船内外の構造が分かるようになっていました。
 そして、ひとしきり木造船を眺めた後、私が再び船首に目を向けた瞬間、船首が小刻みに震え始めたのです。まるで、船が安置されているその場所――木造船が空間に固定されている状態――を打ち破るかのように、木造の骨格が壊れることも構わないかのように激しく震えています。
 私は怖くなって、引率者のいる隣のフロアへ走っていきました・・・。

 ここで目が覚めたので、夢は終わりです。昨夜は時計の針がてっぺんを回ってから就寝しましたので、これが初夢ということになるのでしょう。
 夢の内容からキーワードを抽出してみると「博物館」「美術館」「船」が挙げられます。これらが暗示するものをインターネットで検索してみると・・・、

博物館:
好奇心が旺盛になり、新しい興味を探している。

美術館:
自分を客観的に見つめようとしている。展示物は、自分の心理状態が投影されている。

船:
船の姿が将来を暗示している。

 なるほど。どうやら方向性が見出せそうです。美術館というキーワードから、木造船でイメージされる心理状態が自分の中に強く存在することが窺えます。
 この木造船は、呉の大和ミュージアムで展示されている船艦「大和」くらい大きい(26.3メートル)ものでした。そして船首部分の半分が骨格だけになっていて、内部や骨格構造が理解できるようになっています。そして何より、「骨格だけになっても、骨格が壊れることも厭わず、じっとしていることを拒否しているかのように激しく震えている」のが印象的でした。
 恐らく、半分骨格が見えている船は、今の自分を表しているのでしょう。これまでの人生でも、状況を改善するためにハイリスク・ハイリターン大博打を打ったことが何度かありました。そして一時期にはたいへん酷い状況を経験したシーズンもありました。結果的には、心身ともに傷つきながらも、現在は「そんなに悪くない」状況に落ち着きました。
 もちろん、自分だけが特別な経験をしたとは思いません。誰も傷ついたり喜んだりの人生を送っており、私もその平均的な人生を歩んできたのだと思います。
 そして私は、まさに博物館のキーワードが象徴しているように、そんな状況でも安定に落ち着いてしまうことを望まず、次のステップへ飛び出そうとウズウズしているのかもしれません。

 そう考えたら、2020年はもう少しだけ新しい方面へ頑張ってみようと思います。昨年の抱負「半分サボる。」とは矛盾しているようにも思えますが、迷い、修正しながらを繰り返すのが人生という物なのかもしれません。
 2020年は、昨年の「半分サボる。」状況よりも、もう少しだけ頑張る。これが初夢が私に示した旅路なのかもしれません。

 あ、そうそう。大晦日に映画「ナイトミュージアム」を見たとか、TOKIOの「宙船」を聞いたとか、そういうことは・・・ありました。


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今年の抱負 2020年版

2020年01月01日 20時13分11秒 | 徒然のこと


 開けましておめでとうございます。
2020年が始まりました。西暦が2000年代になったのも、ついこの前のような気がしています。あっという間の20年でした。
 この20年の間、平成という時代が続きました。昭和時代に大きな戦争があり、その後の復興・経済成長に続いた平成時代は「右肩上がり」の希望に満ちたスタートでしたが、バブルの崩壊や自然災害、思想が引き起こした大きな事件など、どちらかと言えば「右肩下がり」の時代だったように思います。
 新しい年は、令和という新しい時代ともほぼ時を同じくしてスタートしました。新しい令和時代、それから2020年という年が良い年でありますように。切実に願っています。

 さて、毎年恒例でやっている一年の抱負を、今年も宣言してみたいと思います。
 今年の抱負・・・それは・・・

体を鍛える

で、行きたいと思います。

 昨年、私は「半分サボる」という抱負を立てました。忙しすぎて、様々なことがこぼれ落ちている日々にお別れをするために、少しだけ自分の活動にブレーキをかけることにしたのです。
 結果は、上々でした。解決できた仕事が減った代わりに、心にゆとりができました。作業をしながらも全体を見渡すことができるようになったのです。その結果、こぼれ落ちていく物事と、拾い上げることができた物事が明瞭に見えるようになり、取捨選択ができるようになりました。

 そして取捨選択のうちの捨てていた項目の一つが、今年の抱負「体を鍛える」です。
 これまで全く運動をしていなかったわけではないのですが、この一年間ずっと自分の様子を観察していると、やっぱり運動が少ないように思えました。トレーニングジムに通うほどの時間は無いので、毎週の休日にはストレッチや筋トレをやっていましたが、仕事が忙しい時にはどうしてもこれらの活動をお休みすることがありました。「半分サボる」を実行したわけです。
 でも、運動をサボった週は体の調子が思わしくない。階段を上るにも、重い物を持つのにも、スイスイと体が動いている感じがしないのです。「半分サボる」を実行したせいか、そんな時の体の様子を観察するゆとりもできたわけです。

 そんなワケで、今年は週に一日、必ず「体を鍛える」日を設けたいと思います。来客があってそうもいかない日は、必ず翌日に時間を作ります。運動の回数や体重の変化なんかは記録しません。その週その週で「今週もやったど!」と記憶が残れば良しとします。記録を残すと、逆に長続きしそうにないですもんね。

 皆さんも健康お気をつけて、2020年が良い一年でありますようにお祈りしております。

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【葉ワサビ】平成から令和へ

2019年05月01日 20時40分26秒 | 徒然のこと


 職場で葉ワサビをいただきました。
 今回はこれを醤油漬けにして、ご飯の付け合わせに調理しました。生醤油を使いましたので、ツンとくるけれどご飯が進む素敵な付け合わせになりました。

 今回、綺麗な小川にワサビが生えている様子と、それを採取するために山野を歩いてい行く知人の姿を想像しながら、いただいた葉ワサビを調理していたら、少し昔のことを思い出しました。





 ほんの少し昔、私には、現金という意味でたいへん貧しい時期がありました。一生懸命働いて、爪に火をともすようにして暮らしていたのですが、それでも貧困から抜け出すことができませんでした。「失われた20年」を、身をもって体験したシーズンでした。
 ところが、歯を食いしばって生きていれば不思議となんとかなるもので、その頃の私は空腹でひもじい思いをすることはありませんでした。
 当時、私が暮らしていた地域には豊かな自然の恵みがあり、夕方に30分ほど海にでかけるだけで十分な量のおかずを手に入れることができました。山にゆけば山菜が取れましたし、昼間働いているだけでも、職場の方やご近所さんが食材をお裾分けしてくれたりしました。時には、自分で調理したものをお返ししたりしながら、毎日、新鮮で違う食材を、また季節ならではの食材を、お腹いっぱい楽しむことができました。

 私の平成は、自然の恵みと、人の優しさとに支えられて生きた時代です。今回、葉ワサビをいただいたことにより、そんな貧しくて苦しかった季節をしみじみと思い出すきっかけになりました。

 数年前にほんのちょっとだけ人生が好転し、今、私は比較的安心した暮らしの中にいて、新しい時代「令和」を迎えることができました。それでも、私は平成の時代の暮らしを忘れずにいようと思います。
 とても苦しくて辛い季節だったけれど、それは私の人生において「黄金の日々」だったと実感しています。令和時代の最初の日、葉ワサビのツンとくる辛さが、平成の暮らしをそっと思い出させてくれたような気がしています。


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2019年の抱負

2019年01月07日 20時32分55秒 | 徒然のこと
 新年が明けて早いものでもう一週間。そろそろ、今年の抱負を決めたいと思います。
 今年の抱負は・・・

 「半分、サボる

 です。
 朝ドラのパクリです。

 ここ数日、過去の新年の抱負を読み返していました。2008年に「ブログ」というものをやってみてたくて、ただ「やってみたい」という気持ちだけで始めたこのブログですが、ページを閉鎖することも無く、のんびりと続けてきました。
 特に面白い記事を掲載しているわけではありません。過去の記事を見返してみると、まるで当時の自分の状況を反映している日記のようなものでした。記事ごとに、当時の自分の境遇が思い出されて、とても懐かしい気持ちになりました。
 特に印象深いのが2012年の記事で、東日本大震災の衝撃も覚めやらぬ2011半ばに起こった出来事は、私の人生の中でも最も大きな不幸でした。その時のダメージは、あれから8年経った今でも私の中に残っていることを常に実感しています。

 そんな状況の中で、西へ東へと渡り歩き、2017年には転機となる巨大マンボウの初夢を見たわけですが、その後は私を取り巻く状況も良くなってきました。
 そしてこの2年間は、それまでの苦境の中でも私を見捨てずに励ましてくれた方々のご恩に報いるためにも、その方々に再会したときに恥ずかしくない自分であるためにも、一生懸命頑張ってきました。新しい仕事面でも小さいながらも徐々に成果が出てきて、生活面でも大引っ越しの片付けに終わりが見えてきて、徐々に落ち着いて暮らせるようになってきました

・・・が、

 少々、無理をしすぎたようです。

 昨年末、2011年頃のダメージが再び頭をもたげてきました。この一年間、2011年当時の事を思い出させるような出来事もあって、自分の中に少しずつストレスを溜めていたのだと思います。
 とは言え、激しく苦悶するとか、涙が止まらなくなるという程のものではなく、晩酌の水割りが一杯だけ多くなる程度のことなんですけどね。

 と、いうことで、自分の心身を健康に保つためにも、今年の抱負は「半分、サボる」ことにしました。
 普段の私は、「今日中にこれとこれの仕事をここまでやって終わりにして、明日はその続きをここまでやって、帰宅したら洗濯機を一回回して、今夜は雨だから室内干し用のスタンドに干して、その間にお風呂を洗って、私用のメールに返信して・・・、でも一杯だけビール飲みたいし、飲んだら作業したくなくなるし」みたいな暮らしをしています。そりゃあ、ブログも更新できないわけです。

 今年は、少しだけ楽をしましょう。
 複数の作業を同時並行で行っている普段の仕事スタイルを改善し、同時に動かすタスクをひとつ減らします。空きができるまでは、新しい作業は開始しません。
 自宅でも同様に、掃除や洗濯は半分サボります。土日も読書をする時間くらいは作りましょうか。
 そうすることで、毎年たてるばっかりで実行できないまま、忘却の彼方に置いてきてしまった新年の抱負も、少しだけできるようになるのではないでしょうか。

 スローライフを気取るものではありませんが、「半分、サボる」。これが今年の目標です。


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2019年の初夢

2019年01月03日 20時53分43秒 | 徒然のこと
 新年、明けましておめでとうございます。
 今年は平成の最後の年ということですが、新しい時代が皆様の良いシーズンであるよう、お祈りいたします。

 さて、恒例の本年の初夢。
 今年は、元日の朝、2日の朝、3日の朝と、それぞれ違う夢を見ましたので、どんな一年になるか占ってみました。


元日の朝
 元日の朝見た夢は・・・

 「生け簀の中で群れで泳いでいる魚を、網ですくい上げる夢」

 です。

 縁起が良いのか悪いのか、よく分かりませんね。
 魚の群れは幸運の暗示で、仕事や学業面で大きな幸運に恵まれるそうです。その中から、抜群の一匹を掬い上げた夢なので、もしかしたら何か大きなチャンスを掴む暗示なのかもしれません。
 でも、例えば「金魚すくい」の夢と解釈した場合は、今の生活に疲れや不満があるという暗示だそうです。
 因みに、生け簀から掬っていた魚はタイだったと思うので、金魚すくいでは無い!と強く主張したいところなのですが、自分自身の心に尋ねてみると、今の生活に疲れを感じているのも事実でした。初夢って面白いものだなと感心しています。


2日の朝
 2日の朝に見た夢は、「ポリプ(クラゲ)がエフィラになって泳ぎ出す瞬間を観察している夢」でした。意味がよく分からない人も多いと思いますが、「クラゲ」「エフィラ」で検索してみて下さいね。
 クラゲの夢は、怠惰な状況を戒める暗示があるようですが、それはフワフワぼんやり浮かんでいるクラゲのことではないかと思います。誕生した瞬間のエフィラはせわしなく泳いで何とか生き残ろうと頑張っていますので、「赤ちゃん」「雛」「稚魚」のような新生児の意味にも受け取れます。そう考えると、いずれも未来の展望が開ける暗示にも受け取れます。
 どうせなら、良い方の解釈でいきたいですね!


3日の朝
 出ました!富士山の夢でした!
 ・・・でも、登山中でした。つまり、「意識ははっきり富士山と認識して登っているけれど、富士山の全景は出てこない夢」でした。起きた途端、思わず「なんじゃそりゃ」と呟いてしまいました。でも、登山の夢は、活力があり、前途が明るい暗示だそうですから、良い夢だったのかもしれません。
 そして最後に、ドローンを飛ばしたみたいに「上空からいままで歩いてきた道を俯瞰する夢」につながりました。「飛ぶ」「道」も良い兆しとのことですが、本心ではこれまでの自分の人生を振り返ったような印象を受けました。大きく緩いでこぼばかりの決して平坦な道のりではなかったけれど、この道を少しずつ歩いてきたんだな・・・としみじみ思い返した夢でした。まさに登山の夢ですね。


 正月3日間の夢を分析してみると、とても良い暗示のようにも思えますが、所々で微妙な雰囲気も漂わせる夢でした。正直なところ、現実とは、こんなものなのかもしれません。100%良いことばかりなんてことはなく、良かったりちょっと悪かったりの連続なのでしょう。
 どうやら2019年も。そんな一年になりそうです。ぼちぼち、今年一年の心構えを(豊富)を考えながら、新しい年に向かっていきたいと思います。

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黄色い梅の花

2018年01月07日 20時49分27秒 | 徒然のこと



 今年はお正月休みの後、木曜日、金曜日で仕事始めがあり、その後すぐに三連休になったので、体のコンディションを整えやすくて良かったですね。
 火曜日を「真の仕事始め」と考えて、頑張っていきましょう。

 ・・・とは言え、毎日仕事場に通ってましたが。

 せめてその帰り道は、穏やかな日溜まりの中をのんびりお散歩しています。



 今日は、黄色い梅の花が咲いているのを見つけました。
 梅には黄色い花をつける品種はなかったと思うので、ちょっと戸惑いました。以前育てていたオウバイ(黄梅)かなとも思ったのですが、どうも違うようです。帰宅してすぐにインターネットで調べてみたところ、どうやらロウバイ(蝋梅)という植物だそうです。恥ずかしながら、ロウバイという植物を知らなかった(たぶん、見かけても梅かオウバイだろうと勘違いしていた)ので、新年早々新しい知識を身につけたみたいな気分になれました。
 ロウバイもいつかは栽培してみたいですね。

 何が言いたかったかというと、ロウバイ(蝋梅)という花を知らなかったので、ロウバイ(狼狽)した日でした。
 ・・・ということで、お後が宜しいようで。

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