ラスト近くは「その夜の侍」の
侍でしたよ。
「アウトロー」73点★★★★
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ピッツバーグ近郊で昼間、
5人の男女が無差別に狙撃され、死亡する事件が発生。
警察は遺留品から
元米軍スナイパーのバー(ジョセフ・シコラ)を逮捕する。
だがバーは黙秘を続け
「ジャック・リーチャーを呼べ」と要求してきた。
ジャック・リーチャー(トム・クルーズ)とは
元陸軍の秘密捜査官。
しかし2年前に忽然と姿を消していた――。
リーチャーとは何者なのか?
そしてこの狙撃事件の真相は――?
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「ユージュアル・サスペクツ」脚本家が監督、
トム・クルーズ主演のアクションサスペンス。
ミッションインポッシブルばりの
イケイケ&ガンガンアクション系か思いきや
すごく丁寧でリッチ、手堅いサスペンスでした。
事件の顛末を流麗に見せる冒頭10分で
「お!」とよい感触。
「こいつは怪しい」「こいつは死ぬな」フラグを
丁寧に仕掛けては回収し
こちらの思うとおりを、とことんやる。
そして孤高のヒーローに
思わぬ助っ人が現れたり
女性との関係が異常にストイックなのも効いてるし
(相手役のロザムンド・パイクがいい!)
クラシカルなまでに映画の定石を外さず、
ときにまどっろこしいほどのていねいさなんだけど、
そこに「流儀」を感じる。
そして最後までくるとわかるのだ。
これが現代の「西部劇」であると!おお、そうか!(笑)
アウトローは
正義と民衆と町の味方なのだ。
そしてラストは侍ですよ。
と、思いのほか堪能したんですが
極論言っちゃうと
もしかして、これトム様でなくても、
いや、ないほうがよかったんではないかと(笑)
どうしても先入観あるもんね~。
★2/1(金)から全国で公開。
「アウトロー」公式サイト
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