アンコール遺跡観光（レンタサイクル編）

アンコール遺跡の観光ポイントは、アンコール・ワット、アンコール・トムのようにそれ１つで観光に数時間かかるものと、見学に数十分程度しかかからない小規模の寺院などがあります。

この小規模寺院が並ぶ観光ルートはグランドサークル（大環状）とミニサークル（小環状）という観光ルートで呼ばれています。
あまり距離感もないまま、私はグランドサークルを自転車で行ってみよう！と、自転車を１日借りたのでありました。

ガイドブックには「自転車置き場は決まっていません」と書かれていたし、盗まれたりしないかな？！とちょっと不安もあったけれど、入口と出口が同じ遺跡に関しては出入り口付近に適当に駐輪しても問題なかったです。
もちろん自転車には鍵をかけました。
日本の百均で買ったチェーンキーを持って行きました。
ちなみに、いきなりスコールもあり得るのでカッパも必要。

とりあえず、この日はグランドサークルを反時計周りに行ってみることに。
シェムリアップの街中からスタートしてしばらくするとアスファルトの道上に無造作に「○km」と出てきます。
最初は、何の距離か分からなかったけど、どんどん数字が大きくなって行っていたので、どうも街からの距離のようでした。

まずたどり着いたのが、プラサット・クラヴァン。
これはかなり小さい遺跡。
見学時間１５分程度。



次の見学はバンテアイ・クデイ。



ここは奥に、奥にと進んでいく長～い遺跡。



建物に登ったりすることはないので、敷地は結構広いのですが、見学は３０～４０分程度かな。

バンテアイ・クデイの向かいにはスラ・スラン。



ここは池の船着場のような場所でした。
昔王様が沐浴したらしいから、ここから池に降りて行ったんだろうか？！
見学は３分で終わり。

ここまでで街から９キロぐらいです。
この後の遺跡まで結構距離がありました。
しかも、案の定のスコール。
（そういえば、上の写真も妙に暗いよね）
百均のカッパが役に立った！
　
次のプレ・ループが私のイチオシ！



というのも、他の遺跡が森の中にあったり、平面的で外からはなんだか姿が分からないのに対し、この遺跡は周りがちょっと開けているのと、高さがある遺跡なので、ある程度の距離からでもその姿が確認できるのです。
そしてその姿がまた美しい。



アンコール・ワットやアンコール・トムのグレーな感じではなく、赤土の色なのです。
ちょうどスコールの後だったから、青空にその色が映えてキレイ



そして、この遺跡の上からの眺めもサイコ～！



更に進むこと１キロぐらいで次の遺跡「東メボン」到着。
東メボンはプレ・ループと同じ作りらしいのですが、象さんがいました。
プレ・ループからこの東メボンの間の景色ものどかでよかったです。





しかし、この東メボンまで来て私の体力も限界に。
最近は何の運動もしていないのに、ここまでで既に１２、３キロ。
もし、グランド・サークルを周るとなると、更に２０キロぐらい？！もっと？！
今来た道を戻っても１２、３キロか。

今来た道戻ろっ。
それが私の今の体力の限界かな（笑）

というわけでグランドサークルの３分の１程度で自転車観光は断念しました。
でも、この日の自転車をこぎながら感じたカンボジアの風は忘れられないなぁ。